CSチャンネル・AXNで 海外ドラマ GOTHAM/ゴッサム シーズン3 第7話 「赤の女王」が放送されたのでレビューしてみます。ベイルを撃ってゴードンへの復讐を果たしたジャーヴィスは新たな標的を定めるのだが。。。
ちなみに前回のレビューはコチラ。
GOTHAM/ゴッサム シーズン3 第7話 「赤の女王」あらすじ
原題は “Mad City: The Red Queen”
ジャーヴィスに打たれたベイルはマリオの手術を受けて一命を取り留める。
ゴードンは「ベイルを救いたかった」という理由からジャーヴィスが殺す選択肢にレスリーを挙げたが、ジャーヴィスがその選択と逆の行動をとることは目に見えていた。ベイルは「ゴードンが本当はレスリーを助けたかった、だからレスリーを殺すようジャーヴィスに伝えた」のだと感じていた。
ゴードンはそれを否定するが、ベイルは「あなたはレスリーを愛してる」と告げ、ゴードンを突っぱねる。
クリングルそっくりな女性・イザベラと出会ったニグマは彼女に夢中になる。
ペンギンに夕食に招かれていたにもかかわらず、そのこともすっかりわすれてイザベラと夜通し語らい朝を迎える。
ペンギンはニグマが現れなかったことで彼の安否を心配し行方不明届を出そうとするが、そこへニグマがやってくる。
ペンギンはニグマが無事で安堵するが、ニグマの「イザベラと出会い恋に落ちた」という話を聴いて愕然としてしまう。
そのころジャーヴィスはゴッサムの薬師から「赤の女王」という危険薬物を入手する。
ツイード兄弟を引き連れたジャーヴィスは安置されたアリスの遺体を盗み出し、彼女の血と「赤い女王」を使ってゴッサム全体に混乱を巻き起こそうと画策する。
アリスの遺体から血液を採取。「赤の女王」と血を混ぜて劇薬を完成させる。
アリスの遺体が盗まれたことでバーンズは焦る。
ゴードンもやってきて捜索に協力したいと申し出るが、バーンズは「警察に戻る気がないなら協力は不要だ」と突き返す。
ゴードンは内密にハーヴィに協力を打診するが、失敗続きのハーヴィは今度ばかりはゴードンに協力する気はなかった。。。
科学捜査官のルーファスはアリスの血液検査の結果をバーンズに報告。
実験では、アリスの血を与えられたラットは例外なく凶暴化し、「怒り」にかられ元々の性質すら失うほど変貌してしまうらしい。
自らもアリスの血を浴びてしまっているバーンズは戦慄。ジャーヴィスを一刻も早く捕らえようとやっきになる。
ブルースはキャットを夕食に招き、自ら食事の準備をする。
アルフレッドはブルースの恋心を応援しつつも「部屋の明かりはつけたままに」と、忠告を忘れない。
しかし夜になってもキャットは姿を表さない。
ブルースは肩を落とし、アルフレッドは「やはり…」といった調子で食器を下げ始めるが、そこへ遅れてキャットがやってくる。
ブルースはキャットが遅れたことに怒りを露わにするが「どんな関係であっても、正直でいてほしい」とキャットに伝える。
真顔でそう伝えられたキャットもタジタジ。ぎこちないながらもふたりは食事デートを楽しむことに。
ペンギンは市長としてゴッサムの創立記念パーティーに出席することとなる。
ニグマはイザベラとデートがあるため、付き添いを断る。
イザベラにすっかりご執心な様子のニグマに嫉妬心を燃やすペンギン。
イザベラが図書館に務めていると聞かされたペンギンは、自ら図書館を訪れイザベラに面会する。
ペンギンは嫉妬心を隠し、「アーカムを出てから笑顔のなかったニグマに、笑顔を取り戻してくれてありがとう」と、敢えて伝えてしまう。
ニグマが、凶悪犯のみが収容されるアーカムに入っていたことをしらなかったイザベラは驚く。
その怯え驚いた様子を見てほくそ笑むペンギン。
レスリーはベイル同様、ゴードンが「レスリーを助けるために」ジャーヴィスに「レスリーを殺せ」と言ったのだとわかっていた。
マリオにそのことを相談するとマリオは一時憤慨するが、「助かったことに感謝しよう」とレスリーがマリオを諌める。
しかしマリオは「ゴードンと関わると危険な目に会うからこれ以上関わるな」とレスリーに告げる。
しかしそこへ当のゴードンが現れる。
レスリーは「ジャーヴィスがゴードンの言葉と逆の行動をとる」ことを予期していたのだろう?とゴードンに問うが、ゴードンはそれを否定する。
未だに正直に話すことができないゴードンにあきれてしまうレスリー。
ゴードンは再び療養中のベイルの病室を訪れるが、院内でジャーヴィスの姿を目撃し追いかける。
院内を駆けずり回り、院内倉庫にやってきたふたり。
ジャーヴィスは「ゴードンへの復讐は終えた、次はゴッサムが標的だ」と宣戦布告。
油断したゴードンに近づいたジャーヴィスは「赤の女王」と「アリスの血」を混ぜた粉末をゴードンに吸引させる。
倒れたゴードンは気を失ってしまうのだが。。。
気がついたゴードン、薬のせいか視界は歪み幻覚の世界にトリップしてしまう。
幻覚のなかにはバーバラが現れ、ゴードンを先導する。
ブルースやペンギンの幻覚、さらに従軍時の記憶がフィードバックし混乱するゴードン。彼らは口々に「時間がないよ」「舞台を見捨てちゃいけない」と意味深なメッセージをつぶやく。
幻覚の中でブルースを探すゴードンだが、そこで大勢の人が死んでいる光景を目撃する。
ブルースはそれが「ゴードンのせいだ」と語り、ゴードンに銃を発砲する。苦しむゴードンをブルースは高所から突き落とすのだが。。。
そのころハーヴィとバーンズは、アリスの遺体が盗まれた際、当直の予定だった警備員・サリバンを問いただす。
サリバンはちょうど当時、体調を崩し当直をサボっていた、と語る。
バーンズは紳士的に聴取を進めようとするが、悪びれもせず嘲笑的な態度をとるサリバン。
挑発されたバーンズはタガがハズレたようにサリバンの喉元を掴み、机に叩きつける。さすがのハーヴィも焦ってバーンズを制止する。
面食らったサリバンは、「覆面の大男」(ツイード兄弟)に安置室のキーを渡したことを認める。
更に彼らは「ケータリングのバン」に乗っていた、と明かす。バーンズはツイード兄弟とジャーヴィスが、創立記念パーティーにケータリング業者を装って侵入したのでは?と感づく。
創立記念パーティーに出席したペンギン。
ゴッサムの要人たちが集まる中、ペンギンは闇の組織の統率者・キャサリンと会話する。
彼女が何者なのか知らないペンギン、キャサリンは自分が「ゴッサムを監視する一族」であると告げる。
彼女の正体を測りかねるペンギンだが。。。
会場にはジャーヴィスの姿もあった。ジャーヴィスはパーティーで振る舞われる飲み物に例の劇薬を混ぜ、出席者たちに飲ませようと考えた。
出席者たちが食卓につくと同時に、ジャーヴィスとツイード兄弟は銃を持って会場に乱入する。
飲み物を各自に配り飲むように強要する。
が、そこへバーンズたちも乗り込んでくる。
飲み物を飲まないように警告したバーンズは、ジャーヴィスに殴り掛かる。
その衝撃でバーンズはアリスの血の効果から頭痛に襲われるが、その様子をみたジャーヴィスは、バーンズもアリスの血に感染していることに気づきあざ笑う。
ふたたびゴードンの幻覚の中。
ブルースに殺されかけたゴードンは、バーバラの人工呼吸で目を覚ます。
またもやバーバラによってどこかへ連れてこられたゴードン。
そこにはレスリーとふたりの子供の姿があった。子どもたちはゴードンを「パパ」と呼ぶ。どうやらその幻覚は、訪れることのなかったレスリーとの結婚生活を模しているようだ。あっけにとられるゴードンだが、すぐに状況を受け入れたゴードンはレスリーにキスする。
家族で団らんを楽しもうとすると、部屋の明かりが点滅し始め家族がひとりひとり消えていく。
「待ってくれ消えないでくれ」と叫ぶゴードン。全員が姿を消すと三度、バーバラが現れる。「レスリーとの生活に戻りたい」と取り乱すゴードンをバーバラが押さえつける。
バーバラは「最後よ」とゴードンをある場所に連れてくる。「本当の自分と向き合うのは楽じゃないわよ」と告げるバーバラ。
彼女は何かの鍵をゴードンに渡し、「幸運を」と告げ姿を消す。
次の瞬間、ゴードンは街なかに立っていた。
車の鍵をなくしたらしい男がそばで立ち尽くしている、ゴードンは「鍵をお探しで?」と声をかけるが、その男はゴードンの父親・ピーターだった。
鍵を手渡されたピーターは車のドアを開け、ゴードンにも乗るように声をかける。
ゴードンにはそれと同時に、どこかから別の声が聞こえていた。
実際には幻覚を見て倒れているゴードン。病院の倉庫でマリオに発見され、マリオは彼に必死に声をかけ続けていた。
マリオの声がきになりつつも、ピーターの車に乗り込むゴードン。
ゴードンは幼少期を思い出しながら、父親のことを尊敬していることを伝える。
いまの自分との差を感じ自己を卑下するゴードンだが、ピーターは「闇をかかえていても、それを考えないようにしているだけ」だと話す。
ピーターは「ゴードンが迷子になっている」のだと忠告し、「指輪を探せ」と言い残して光の中に姿を消してしまう。
次の瞬間、ゴードンはマリオの治療によって幻覚から目覚める。
イザベラとデートする予定だったニグマは、アーカム収容のことを彼女に知られたと知って、クリングルを殺してしまった経緯を正直に明かす。
しかしイザベラはペンギンに話を聞かされ、ニグマに関する新聞記事を読み漁り、事の経緯を既に知っていた。
ニグマのことを「怖い」と感じつつも、同時に惹かれているイザベラは彼にキスする。
そこへ、ペンギンがやってきてキスシーンを目撃。愕然。
アーカムの件をばらしたことでふたりの破局を画策したつもりのペンギンだったが、予想に反してふたりがくっついてしまったことに悔しそう。
ゴードンは帰宅すると、荷物の中から父親の遺品が入った箱を取り出す。
そのなかに「指輪」を発見する。指輪には「息をしている限り守らねばならない」という文字が刻まれていた。
それを読んだゴードンは何かを決意したかのような表情を浮かべる。
ジャーヴィスを無事に捕らえたバーンズ。ジャーヴィスとツイード兄弟はアーカムに送られることとなる。
しかし自身の体の変調を感じていたバーンズは、万が一に備え「遺言書」を用意しはじめる。
そこへゴードンがやってくる。
指輪に刻まれたメッセージから、かつて父親と交わした約束を思い出したというゴードンは、自身のプライドに固執することをやめ、ゴッサム市警に戻ることを願い出る。
驚いたバーンズだが、彼が必要だと感じていたことからゴードンを快く迎え入れる。
そのころ、創立記念パーティーでの乱入事件より一足先に会場をでたキャサリン。
彼女は謎の男性と密会していた。
「審判の時は来る」と話すその男の手には、ゴードンの父親・ピーターの持っていた指輪と同じ指輪がハメられていた。。。
客演
[actor][name]マイケル・パーク[nname]([altname]Michael Park[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0661906/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/04/1493038725-680×382.jpg”][aactor]
ゴードンの父・ピーターを演じていたのはマイケル・パーク。
48歳というお歳の割には出演作品数が少なめ。
国内での公開作品だとドラマ「グッド・ワイフ」「ブラックリスト」「ハウス・オブ・カード」「シカゴP.D.」などへの客演など。
ちなみに本シーズンだと今回限りの出演のようです。
感想&あとがき
[rating]
あらら、ベイルとゴードンはさっそく破局…?
幻覚のなかで自身の本当の気持ちと向き合った結果、ゴードンは市警に戻り、未だにレスリーに未練があることを再確認してしまう。
その先導役となったのがバーバラってのもまた因果的。
ペンギンはイザベラへの嫉妬から意地の悪い女子高生のような行動に出るも失敗。苦笑
ニグマとの関係がこじれそうな気もしてちょっと心配だけど…
ジャーヴィスはあっさり捕まったけど、アーカム入りしたってことはふたたびアーカムのシーンが登場しそうですね。
バーンズの症状も治っていないわけだし、まだまだジャーヴィスがそこらへんのカギを握っていそう。
キャサリンの話していた男がピーターと同じ指輪をしていたこととか、ブッチのその後とかフィッシュ姐さんのその後とか、アイヴィとか…気になる伏線が多すぎてはよ続きが見たい!って感じです。笑
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