CSチャンネル・AXNで 海外ドラマ GOTHAM/ゴッサム シーズン3 第15話 「リドラーの誕生」が放送されたのでレビューしてみます。ペンギンを殺したニグマは自身のアイデンティティを求めて犯行を重ねる…。
ちなみに前回のレビューはコチラ。
GOTHAM/ゴッサム シーズン3 第15話 「リドラーの誕生」あらすじ
原題は “Mad City: How the Riddler Got His Name”
ペンギンを殺したニグマは、今際の際にペンギンが言い残した「君は何者でもなかった」という言葉が頭から離れなくなっていた。
自己のアイデンティティーを見出すためなのか、ニグマはゴッサム中の知識人を拘束し「なぞなぞ」を投げ掛ける。しかし彼の満足する答えを導き出せる者はおらず、ニグマは正解を導き出せなかった者たちを片っ端から殺してまわっていた。
精神薬を服用するようになっていたニグマは副作用でペンギンの幻覚を見るようになる。
ニグマはナゾナゾに応えられた人物が「自分を何者かにしてくれる」と信じ込んでいたが、幻覚のペンギンは「師匠など必要ない」と言い聞かせる。しかしニグマはそれを曲解し「必要なのは師匠じゃなく敵だ…ジム・ゴードンだ」と妄想をふくらませる。
知識人達が殺されていることを危惧したルーシャスは、ハーヴィに捜査を要請するがジェロームの事件の始末に追われるハーヴィはまともに取り合おうとしない。
そこへ市警のゴードン宛てにおかしな格好をしたメッセンジャーから「キングとクイーンが死ぬ」と記されたメッセージが届く。
休暇中のゴードンにかわり、ハーヴィとルーシャスが捜査に向かう。
ゴッサムのチェス大会会場に爆弾を仕掛けたニグマ。
ペンギンの幻覚は「ゴードンも他のものも君を救うことは出来ない」と語りニグマの行動を嘲笑する。
会場には捜査にやってきたハーヴィとルーシャスが現れるが、ニグマはゴードンの代わりに科学者であるルーシャスに自身の問題解決を担わせることにする。
ニグマの残した手がかりを軽々と見抜いたルーシャスはニグマの電話番号を割り出し狙いを聞き出そうとする。
しかしニグマは例のごとくナゾナゾを出しルーシャスの手腕をテストしようとする。
ニグマの犯行は未だ解き明かされず巷では「チェスキラーの犯行」と見出し付きで報道される。
ペンギンの幻覚はそれを嘲笑し「（ニグマには）俺が必要だ」と訴えかける。
ニグマは意固地になり「ペンギンは必要ない」と自身に言い聞かせるが、ペンギンもまた「ペンギンなくしてエド・ニグマは存在しない」と叫び返す。
チェスキラーによって殺されたらしい男が発見されるが、男の腹部からは盗み出されたハーヴィーの警察バッジが摘出される。
チェスキラーの狙いが『ハーヴィ」だと察したルーシャス。
同じ頃、市警の代表となったハーヴィは警察学校の卒業式での演説を任されていた。が、その現場にニグマが現れハーヴィを連れ去ってしまう。
ハーヴィの代わりに演説台に立ったニグマ。会場に毒ガスを散布し大勢を中毒にしてしまう。
ニグマは解毒剤をかけてルーシャスと「ゲームをしようと」誘い出す。ニグマはハーヴィを階段の上に立たせ、彼の命をかけて謎掛け勝負をしようと要求する。
しかしいくら謎かけしてもルーシャスがニグマの求める回答を出せないことに憤るニグマ。
ルーシャスはニグマの様子のおかしさに「彼がペンギンを殺した」のだと察する。ニグマの最後の質問にルーシャスが正解したことでハーヴィは解放され、ニグマはそのまま姿をくらます。
そのころ、キャサリンはファイヴにブルースの真似を演じるよう訓練を積ませていた。
さらにゴードンの叔父・フランクを利用してなにか悪巧みを仕掛けようと企んでいた。。。
フランクはゴードンの父親との確執を悔やみ、ゴードンとのわだかまりをときたい、と申し出る。さらにフランクは自身とゴードンの父親が「フクロウの法廷」のメンバーだったと明かし、ゴードンもメンバーになるように勧誘する。
フランクは善行を行いたいと願い、仲間を装ってフクロウの法廷に身をおいている、と語る。同じように善行をしようとしていたゴードンの父はフクロウの法廷によって殺されてしまったらしい。ゴードンと一緒に内側から「フクロウの法廷」を壊そう、と誘うフランク。
ゴードンはにわかにはその言葉を信じることが出来ないが。。。
ブルースとキャットはマリアの件以来、距離を取っていたがキャットはブルースに「会いたい」と手紙を送る。
しかし意固地になったブルースは頑なに会うことを拒む。二人の仲を心配したアルフレッドはキャットに会いに行くようアドバイス、ブルースは折れて彼女に会いに向かう。
ブルースはキャットに会いにスラムに赴くが、ブルースにアテられた手紙はキャットが書いたものではなかった。
キャットはブルースに会いたいとは思っておらず拒絶されてしまう。さらにスラムの泥棒仲間ソニーがブルースに絡み乱闘になってしまう。
アルフレッド仕込みの格闘術でソニーたちに勝ったブルース。
彼の前にブルースと同じ格好をしたファイヴが現れる。手紙を送ったのがファイヴだと気づいたブルース、しかしファイヴはすかさずブルースに睡眠薬をうち眠らせてしまう。
朦朧とするブルース、ファイヴは「このためにボクは作られた…ブルース・ウェインになるために…」と言い放つ。
ハーヴィはニグマの屋敷に捜索に入るがそこに彼の姿はなく、ペンギンの肖像画に大きな「はてなマーク」が描き残されていた。
同じ頃、ニグマはルーシャスの車に潜んで待ち、彼と対峙する。
ニグマはルーシャスとのゲームのお陰で「自分の中のもうひとりの自分に気付けた」と嬉しそうに語るが、ルーシャスは彼が正気じゃないと判断し出頭し治療を受けるように勧める。
「何者かになれた」と語るニグマに、ルーシャスが「君は何者だ？」と問うと、「俺はリドラーだ」と答え高笑いする。
リドラーとしての自己を確立したニグマにはもはや、ペンギンの幻覚も必要はなかった。幻覚を招く精神薬を海に捨て、ペンギンに別れを告げたニグマ。
そのころ、アイヴィは海に沈み川に流されたペンギンを救い出し、看病していた。ペンギンはなんとか回復し、「思い出した…殺すべきやつがいる」とつぶやく。
フランクはキャサリンと謁見、ゴードンを組織に誘ったことを語る。
キャサリンはウェイン邸にファイヴを送り込み、代わりにブルース本人を雪山の奥の監獄に閉じ込めてしまっていた。。。
