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【海外ドラマ】GRIMM/グリム シーズン5 全22話 ネタバレ&まとめ レビュー

GRIMM Season5

CSチャンネル・AXNで新作海外ドラマ GRIMM/グリム シーズン5 の本放送スタートしました!さっそく各話レビューしてみたいと思います。

毎週各話のレビューアップ予定ですので、一気に読みきれない場合は、ぜひブックマークしてください。

GRIMM/グリム シーズン5 登場人物

あらすじを追う前に、主要キャラクターをチェック。

ニック・ブルクハルト

オレゴン州ポートランド市警察殺人課の刑事。

ある日を境に、街中で人々の顔が突如として恐ろしい魔物のように変化する不思議なヴィジョンを見るようになる。そしておばのマリーから、自分はグリム兄弟の末裔であり、彼らが書いた“童話”は全て実話で代々グリム一族が闘ってきた魔物たちの記録だと知らされ、戸惑いつつもグリムとしてその能力を使い事件を解決していく。

しかしヴェッセンが関わる事件は起き続け、そのうちに母ケリーから託された謎の鍵と自分の命を狙う者の存在に気づくようになる。やがて、母ケリーも、恋人ジュリエットも失うことになり、ニックは……。

演じているのは[actor][name]デヴィッド・ジュントーリ[nname]([altname]David Giuntoli[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm1365912/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495196278-680×680.jpg”][aactor]

ジュリエット・シルバートン

ニックの恋人で彼と共に暮らしている。獣医として働く聡明な女性でベジタリアン。

仕事熱心なニックのことをいつも気遣っており理解もあるが、“グリム”として覚醒したニックが仕事にのめりこんでいくにつれて、しばしば危険な目に遭うことも。アダリンドの策略で昏睡状態におちいった際、ニックについての記憶を全て失ってしまったうえ、魔術でレナード警部に理由も無く魅かれてしまう、といったことも経験。

その一件がきっかけでニックがグリムであることを知り、それ以来グリムとしてのニックの活動に積極的に協力するようになる。しかし、だまされていたとはいえ、アダリンドの策略にかかってしまったニックに対しては複雑な思いを抱いているようで……!?

前シーズンでは魔女・ヘクセンビーストと化してしまう。

演じているのは[actor][name]ビッツィー・トゥロック[nname]([altname]Bitsie Tulloch[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm1128780/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495196272-680×680.jpg”][aactor]
ちなみに昨年、ニック役のデヴィッド・ジュントーリと婚約されたらしいです!

モンロー

狼型ヴェッセン。「グリム童話」でいうところの“大きな悪い狼(ブルットバッド)”だったが、改心して現在では人間に害をなさないように自分をコントロールすることができる。

祖先はグリム一族にひどい目にあった過去があるものの、凶悪な事件を起こす魔物と闘うニックをサポートすることに。魔物たちのコミュニティに精通しており、ニックの陰の相棒として欠かせない存在。キツネ型ヴェッセン“フクスバウ”のロザリーとは仲の良い友人同士だったが、やがて恋人同士へと関係を発展させ、結婚。

ロザリーと夫婦2人でニックの捜査を頼もしくサポートする。ヨーロッパに住む親戚も多く、ドイツ語に堪能。

演じているのはドラマ「プリズン・ブレイク」や「24」に出演していた[actor][name]サイラス・ウェイア・ミッチェル[nname]([altname]Silas Weir Mitchell[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0593734/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495196271-680×680.jpg”][aactor]

ロザリー・カルヴァート

キツネ型ヴェッセン“フクスバウ”。兄が殺された事件をきっかけにニックやモンローと知り合いになる。

家業を継いで薬剤師になるのが嫌でシアトルに住んでいたが、兄の死後、スパイス店を引き継ぐためポートランドに引っ越してくる。ヴェッセン界に関する知識も豊富で薬の調合などにも長けており、モンローと共にニックの捜査を頼もしくサポートする。モンローとは気が合う友達同士だったが、すぐにニックも羨むような恋人同士になり、異種間関係ではあるが晴れて結婚。友人思いの彼女だが、過去にはワイルドな生活を送っていたことがあるようで……。

演じているのは[actor][name]ブリー・ターナー[nname]([altname]Bree Turner[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0877430/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495196270-680×680.jpg”][aactor]

ハンク・グリフィン

ポートランド市警察殺人課の刑事。ニックのパートナーで良き理解者。

刑事としての強い信念と責任感を持ち、過去に自分が関わった未解決事件も忘れずにいる。当初はニックの能力のことを知らなかったが、次々と起こる不可思議な事件を捜査するうちに、この街で何か異常な事態が起きているのではないかと感づいていく。その後、ヴェッセンが人間に変わる様子を目撃。どうやらハンクは普通の人間には見えないはずのヴェッセンの姿を見ることができる特殊な体質らしいのだ。

ニックと共にヴェッセンが関わる事件を解決していくうちに、ヴェッセンとの遭遇にも慣れ、ニックにとって前にも増して頼もしいパートナーに成長していく。

演じているのは[actor][name]ラッセル・ホーンズビー[nname]([altname]Russell Hornsby[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0395203/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495196275-680×680.jpg”][aactor]

レナード警部

ポートランド市警察の警部でニックとハンクの上司。

ヨーロッパの王家の父が“ヘクセンビースト”である母に産ませた私生児であり、人間とヴェッセンのハーフとしての特殊能力を持っている。反王家のレジスタンス勢力と密かに連絡を取り合っている。ニックやハンクたちに自分の身の上を明かしてからは、ヴェッセン関係の事件では全面協力を惜しまない。

過去に関係のあった“ヘクセンビースト”のアダリンドとは疎遠になっていたが、彼女の妊娠により、王家の血を引く娘ダイアナが誕生。王家からダイアナの引き渡しを要求されるが、代わりにレジスタンスに娘ダイアナを託す。やがて、父親である王も命を落とし、大きな敵は消えたかに見えたが……。

演じているのは[actor][name]サッシャ・ロイズ[nname]([altname]Sasha Roiz[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm1501388/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495196269-680×680.jpg”][aactor]

ウー巡査部長

ポートランド市警察の有能な巡査部長。情報収集能力に長けており、ニックとハンクの捜査を強力にサポートする。

ハンクとは飲み友達でプライベートでも親しい仲。ドライなユーモアセンスがあって、絶妙なタイミングで気の利いたジョークをかますのが得意。傷害事件の捜査中にヴェッセンのヴォーガを見たことがあり、人には言えずに悩んでいたことも。ニックたちからすべてを聞いたウーは、ニックやレナードにとってこれまで以上に頼もしい助っ人となる。

演じているのは[actor][name]レジー・リー[nname]([altname]Reggie Lee[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0498046/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495196273-680×680.jpg”][aactor]

アダリンド・シェイド

魔女型ヴェッセン“ヘクセンビースト”。ニックのおばマリーを死に至らしめるなど、レナードに仕えるヴェッセンだったが、グリムの血により魔力を全て失い人間となってしまった。

復讐に燃えるアダリンドは仕返しにニックの恋人ジュリエットに呪いをかける。その後、計画的に王家の血を継ぐレナードの娘を妊娠。娘ダイアナを出産し、そのときに魔力も取り戻すものの、レナードの手配で娘ダイアナは連れ去られてしまう。王家と取り引きし、ニックを欺いてグリムの能力を奪うことに成功するが、それが原因でニックの子供を妊娠してしまう。

ジュリエットを人間に戻すべく、自ら実験台となってヘクセンビーストの解毒剤を服用し、現在は人間の体となっている。人間となったアダリンドは、どうやらニックを意識しているようで……。

演じているのは[actor][name]クレア・コフィー[nname]([altname]Claire Coffee[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm1309643/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495196268-680×680.jpg”][aactor]

トラブル

本名テレサ・ルーべル。ポートランドを旅している間に自分を襲ってきたヴェッセンを正当防衛で殺した事件でニックとハンクに出会う。

ニックたちに出会うまで自分がグリムであることを知らなかったため、ほかの人たちには見えないヴェッセンが見える自分は精神的におかしいと思い込んでいた。ニックのところに寄宿させてもらっている際、偶然レナードが銃撃されるところに出くわし、相手のヴェッセンを殺してレナードの窮地を救う。

演じているのは[actor][name]ジャクリーン・トボーニ[nname]([altname]Jacqueline Toboni[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm6452826/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495196265.jpg”][aactor]

第1話「グリム・アイデンティティー」(原題:The Grimm Identity)

あらすじ&ネタバレ

ヘクセンビーストと化したジュリエットはトラブルの手で殺されてしまう。ニックは動揺する最中、謎の男達の襲撃を受け気を失ってしまう。
目が覚めるとトラブルとジュリエットの遺体、さらにニックの母・ケリーの首は男たちによって持ち去られてしまっていた。

ニックはトラブルたちを連れて行ったのが、かつてトラブルに接触してきた人物でヴェッセンでもあるFBIのチャベス捜査官であると睨む。
ハンクやウー、レナード警部はニックが動揺のあまり暴走している、と考え彼を諌めようとするのだが、ニックはひとりでチャベスの家に乗り込み彼女を拘束してしまう。

スパイスショップに拘束したチャベスを連れてくるニックだが、彼の話していたとおりチャベスはヴェッセンだった。
彼女を尋問しようとしたところで、バドの家に保護されていたアダリンドが産気づいたという連絡が入る。病院に駆けつけたニック。未だ父親になる覚悟ができておらず動揺する。

いっぽうでニック不在のスパイスショップではチャベスが仲間らしき人物たちと合流することになったと知らせが入る。店に戻ってきたニックはチャベスに同行し、トラブルをさらった奴らを捕らえようとする。
チャベスの案内で、とある工場にやってきたニック。そこで謎のヴェッセンたちに襲撃を受ける。なんとか応戦するもチャベスは深手を負い命を落としてしまう。今際に「戦争がはじまる」と告げて…。

謎を残したまま病院に戻ってくるニック、アダリンドは無事に出産を終えていた。アダリンドは産んだ子供に、ニックの母親の名前である「ケリー」と名付け、ふたりで娘を育てようと語りかけるのだった。

※GRIMM/グリム シーズン5 第1話 のもっと詳しいレビューはこちら

第2話 「今そこにある危機」(原題:Clear and Wesen Danger)

あらすじ&ネタバレ

ニックはハンクやモンローたちを連れてチャベスが襲撃された工場へやってくる。しかしチャベスや倒したヴェッセンたちの遺体はキレイになくなってしまっていた。
チャベスが死ぬ間際、彼女の携帯に連絡してきた”チャベスの仲間”が後始末をしたのだろうと、ニックは推測する。

未だ全容がハッキリとしないためレナード警部には事情を伝えないことに。ニックは休暇を与えられたため、ハンクは別の刑事とコンビを組むことに。
事件現場から招集がかかり出向くと、とあるオフィスで会社社長が惨殺されていた。発見者である事務員を聴取するハンクとウーだが、遺体の有様からふたりはヴェッセン絡みの事件らしいと疑っていた。

ハンクは事務員を警察に呼びつけニックにヴェッセンかどうかを確認させようとする。ニックは彼がヴォーガするのを確認したが、過去に他の事件でも手配されていた事務員はFBIに連行されてしまう。ニックとハンクはFBIに注意するよう警告するのだが、その甲斐もむなしく事務員は連行中にFBI捜査官を殺し逃亡してしまう。
ハンクが現場に駆けつけると、チャベス殺しの現場に残されていた「カギ爪」の印が残されていた。

いっぽうチャベスの仲間のFBI捜査官は、チャベスが消息をたったことからニックの関与を疑い始めていた。

アダリンドはケリーと共にニックの家に厄介になることに。アダリンドは子供が生まれ事で改心したが、抑制薬の効果が切れヘクセンビーストに戻ってしまうことを恐れていた。さらにニックがFBIに睨まれてるとしったアダリンドは「ひとりでケリーを育てていくのは無理」とパニックになりかける。

ニックたちは事務員が会社から不正に金を横領していることを突き止め、会社の秘書もグルであることが判明。秘書の家に隠れていた事務員を追い詰め射殺する。さらに秘書はグルだっただけでなく彼女もヴェッセンであり「グリムでも我々は止められない」「オックルタトゥームリベラ」という言葉を残して自殺してしまう。

モンローによればその言葉の意味は「隠されたモノを解き放て」。どうやら今回のふたりのヴェッセンもトラブル拉致&チャベス殺しに関わっているらしいのだが。。。

第3話 「ロストボーイズ」(原題:Lost Boys)

あらすじ&ネタバレ

ニックはジュリエットと暮らした家を引き払い引っ越すことを決める。
工場跡地を新しい根城に決めたニックはアダリンドとケリーを連れてくる。アダリンドはその外観に面食らってしまうが、ニックは他者に住処がバレないように最新の注意をはらう。

いっぽう、山奥で2年前に失踪した女性の転落遺体が発見される。
女性は山奥で暮らす4人のヴェッセンの子供(ピーター、ビッグ・ジョン、リリー、ミゲル)に監禁され「母親」役をさせられていた。子どもたちは母親役がいなくなるたびに新しい「母親」を探しては拉致していた。

レナード警部のもとには王家のマイズナーが姿を表し、王が事故にあったことを告げにやってくる。

子どもたちのひとりリリーは病気に苦しんでおり、ピーターとビッグ・ジョンは薬を求めてスパイスショップにやってくる。スキをついて薬を万引きしようとするがロザリーが捕まえる。親がいないことを明かされると同情したロザリーは薬を与えて逃してやることにする。
しかしロザリーに優しくされた子どもたちは彼女を「新たな母親」にしようと、ロザリーを拉致してしまう。

さらわれたロザリーは子どもたちの刺激しないようしぶしぶ母親役を演じる。昔話に見立てたグリムの話を聴かせるが、子どもたちはヴェッセンのこともヴォーガのことも理解していない様子。子どもたちが寝静まったのを見計らってロザリーは逃げ出すが子どもたちが仕掛けた罠にはまり囚われてしまう。

ロザリーがさらわれたことでモンローは動転する、ニックたちは捜索に当たろうとし店の監視カメラをチェックする。すると山で発見された被害者と関係がありそうな車を目撃。
どうやら子どもたちが山奥の事件と関わりがあるらしいとニックは睨む。モンローは被害者の遺体から匂いをかぎとり子どもたちの根城を探し出そうとする。

ニックたちは山奥に捜索にやってきてロザリーを発見する。子どもたちはロザリーに聞かされた話からニックがグリムだと察し怯える。モンローは怒りのあまり子どもたちを殴ろうとするがロザリーが止める。
子どもたちは養護施設送りにされることになるが、同情したロザリーは子どもたちに優しい声をかけるが、「母親」になってくれなかったロザリーに子どもたちは怒りを露わにするだけだった。
さらに、子どもたちが送られた施設の所長はヴェッセン。子どもたちにヴォーガさせてみせると彼は「オックルタトゥームリベラ」と例の言葉を復唱させる。

そのころマイズナーに捕らわれていたトラブルは彼に促されるまま何処かへ向かうのだが。。。

第4話 「乙女の祈り」(原題:Maiden Quest)

 

あらすじ&ネタバレ

ニックとアダリンドはぎこちないながらも子育て生活を送り始める。

いっぽう貿易商のトロイヤーは跡取り息子を殺され、代わりにあとを継がせる娘の花婿選びに息子殺しの犯人・フランキーの首をもってこいと命令する。花婿候補である3人のヴェッセンはその命をうけ、まず一人目の候補・アイザックがフランキーを殺しに向かうが、殺しの直前に別のヴェッセンが現れフランキーの命を救う。

ニックたちは事件の調査にあたり、アイザックの親と交流のあったレナード警部を同行させ聴取に向かう。ニックたちはそこでアイザックがダニエル・トロイヤーという貿易商と関わりがあること、彼もヴェッセンの一族「ヴェッテンオーゲン」であることを知る。

つぎに二人目の花婿候補・イーライがフランキーを狙いに向かう。花嫁・エミリーはイーライと恋仲であり彼の身を案じる。
イーライはフランキーの護衛役として彼の懐に潜り込み、フランキーの命を狙おうとするのだがアイザックのときと同じくヴェッセンが現れ、フランキーの目の前でイーライを殺してしまう。

モンローとロザリーによればヴェッテンオーゲンの求愛儀式である「マハツ・ズークトート」が事件に絡んでいると助言をする。それによれば儀式に参加しているはずの3人目の候補者こそが犯人らしいのだが。。。

その三人目の候補者・エイモスはイーライまでもが殺されたことに動揺する。エイモスは犯人ではないどころか、マハツ・ズークトートへの参加もあくまで一族の建前ととらえていた。彼自身はゲイでエミリーと結婚する気もなかったのだ。しかしトロイヤーは「途中の事態は認めない」と脅し、エイモスにフランキー殺しの命を再度通達する。

ニックたちはエイモスを捕らえ尋問するがエイモスは身の潔白を訴える。

そのころアイザックの母親はフランキーと接触、マハツ・ズークトートに巻き込まれたことで息子を失った彼女はトロイヤーに復讐するためフランキーと手を組むことにする。
フランキーはトロイヤー邸に押し入りトロイヤーを銃撃する。エミリーはフランキーを押さえつけ、ニックたちもそこに駆けつける。

エミリーはマハツ・ズークトートで自分の将来を決められてしまうことを嫌がり、自ら候補者達を殺したことを白状する。が、結果的にそれはフランキーを助ける結果となったためエミリーは逮捕されず、代わりに殺人教唆の罪でトロイヤーが逮捕される。

事件が解決しニックが家に帰ると、そこに傷だらけで瀕死の状態のトラブルが現れるのだが。。。

見どころ:

エミリー役にはドラマ「HEROES」シリーズのグレッチェン役で知られる[actor][name]マデリーン・ジーマ[nname]([altname]Madeline Zima[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0956526/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1497087204-300×170.png”][aactor]が客演。

第5話 「ラット・キング」(原題:Rat King)

 

あらすじ&ネタバレ

ニックの前に瀕死のトラブルが現れ、ニックは彼女を病院に連れて行く。
トラブルの着ていた服は穴だらけでその下には防弾ベストを着用、さらに「ローレン・コール」「レベッカ・ライアン」という偽名のIDまで所持していた。ニックは彼女が何かの計画に加担させられていたのでは?と危惧する。

そのころマイズナーはニックの携帯に電話するが、家に置き忘れたチャベスの携帯にアダリンドが出る。アダリンドは、マイズナーがトラブルの消息を気にしていた旨をニックに伝える。ハンクとウーに協力を得てトラブルの偽名での消息を調べようとするニック。

そこに事件捜査の招集を受ける。
全身傷だらけの男性2人の遺体がみつかる、彼らと同棲していたという女性の証言では男性らはゴミ処理場に向かった後消息を立っていた。さらに一緒に行ったのは3人で1人が依然行方不明となっていた。
ニックはその女性や死んだ男たちが猫型のヴェッセン「クラウストライヒ」であることを見抜く。彼女はゴミ処理場に向かったのも「ネズミ型のヴェッセンをいたぶるため」だったと話すのだが。。。

ゴミ処理場にやってきたニックたちはゴミ山の中で暮らすネズミ型ヴェッセン「ライニゲン」たちの姿を認める。
モンローの助言では「リーズンラタ」と呼ばれる巨大なネズミの伝説が存在し、複数のライニゲンが合体して巨大化する、という。あくまで伝説の話だと笑うモンロー。

しかしライニゲンたちは生き残った男や同棲していたクラウストライヒの女性を捕まえにやってくる。ニックは助けを求める電話をけてふたたびゴミ処理場へと向かう。
集積所にライニゲンたちの姿は見当たらずさらわれた女性だけが無事に救出されるが、闇夜にまぎれてニックたちはらいに現に取り囲まれてしまう。次の瞬間彼らは一箇所に集まり巨大なネズミ「リーズンラタ」へと変貌しニックたちに襲いかかる。

ニックは近くの電線を破壊しリーズンラタを感電させて仕留める、辺りには元の姿に戻ったライニゲンたちの遺体が転がっていた。

そのころ隠れ家にとどまっていたアダリンドのもとにはマイズナーが姿を現す。マイズナーはトラブルが狙われていると警告しニックに連絡させる。
知らせを受けたニックは病院へと向かうが、手術を終えたトラブルは病院内に潜んでいたヴェッセンたちによって連れ去られそうになる。

そこへニックとマイズナーがそれぞれ駆けつけ、ヴェッセン達と格闘。トラブルを奪還する。

見どころ:

マイズナー役を演じているのは[actor][name]ダミアン・パックラー[nname]([altname]Damien Puckler[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0699851/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1500042853.jpg”][aactor]

シーズン冒頭で姿を消したトラブルがようやく再登場!

第6話 「魔の夜」(原題:Wesen Nacht)

あらすじ&ネタバレ

ヴェッセンに狙われたトラブルはニックとアダリンドが暮らす隠れ家へと匿われる。
トラブルを誘拐した集団「ハドリアヌスの長城」(HW)は政府内に巣食う機密組織でヴェッセンと戦っているらしい。彼らはグリムを仲間に欲しがっており、トラブル以外のグリムも協力をしているという。マイズナーもHWのイチ員だという。トラブルはHWから支給されたハイテクバイクによってニックの居所を突き止めたのだという。

いっぽう、街では黒ずくめのヴェッセンの集団が通り沿いの店を次々と襲撃する。生花店店主のケンは殺されベーカリーショップ店主のゼイヴィアは拉致されてしまう。
事件の調査に乗り出したニックたち、現場には例の「カギ爪のマーク」が残されていた。さらに被害者はモンローたちの知り合いのヴェッセンだという。

トラブルはアダリンドに「ジュリエットを殺したこともHWの指示だったのか?」と問われる。トラブルはそうだと認めるが、アダリンドは「ニックには自分で話せ」と伝える。

モンローはヴェッセンが集団で問題を起こすときには何らかの政治的主張が隠されている、と語る。しかし襲われた被害者たちは至って無害で思想持ちではなかった。
すると、さらわれたはずのゼイヴィアが傷だらけで保護されたと連絡が入る。
事件がヴェッセン絡みであることが確定しニックはレナードに報告。チャベスがすでに死んだことを初めて明かし、「戦争が起きる」と言い残したことを伝える。

ゼイヴィアが事件関与を主張した女性をニックは拘束するが、怯えたゼイヴィアは面通しを拒む。
モンローとロザリーは「ニックは信用できる、ニックに任せろ」とゼイヴィアを説得し、一味に関与する女性・ビリーを拘束尋問し、首謀者が「ダラス」という男だと吐かせる。
ビリーは尚も協力を拒もうとするがレナードが目の前でヴォーガし彼女を脅して自供させる。

ロザリーは解放されたゼイヴィアを家に送るのだが道中ゼイヴィアは突如泣き出し、ニックたちがダラスの元へ向かったのは「全てワナである」と白状する。
ニック達はビリーの自供に従い工場跡へと向かうが、罠にはめられ大量のヴェッセンに囲まれてしまう。窮地に追い込まれたニックたちだが、突如襲撃が止む。

不審に感じたニックが確認するとヴェッセン達は何者かによって倒されていた。
生き残っていたヴェッセンがニックに襲いかかるも、まるで魔法にでもかかったかのように突如ヴェッセンの身体が宙に浮き上がり地面に叩きつけられてしまう。

驚いたニックの前に現れたのは…ジュリエットだった。。。彼女は何も言い残さずすぐさまその場を後にする。

見どころ:

ゼイビア役にはドラマ「クローザー」やコメディ「ザ・ミドル 中流家族のフツーの幸せ」などに出演していた[actor][name]ボブ・クレンデニン[nname]([altname]Bob Clendenin[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0003928/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1500037891-300×282.png”][aactor]。ゼイヴィアのヴォーガした姿はまるで「深海魚」のようなグロテスクな仕上がりで、見るものに衝撃を与える…!!

第7話 「再会」(原題:Eve of Destruction)

あらすじ&ネタバレ

ジュリエットの姿を認めたニック、彼女がいきていたことに混乱する一同。
ニックは慌てて家に帰り、トラブルが何か知らないかと問いただす。HWに属していたチャベスはトラブルがジュリエットを射抜いた後、彼女を施設に運んだ。ヘクセンヴィースとの能力を武器として使いたがっていたHWは恐らくジュリエットを蘇生し兵士として訓練したらしかった。

ニックはマイズナーが関わっていると知り、彼に連絡をとるがジュリエットと会うことは叶わなかった。

ニック達を裏切りハメたゼイヴィアはスパイスショップにつれてこられ一同にリンチされかける。ゼイヴィアはダラスたちの属するグループが「世界を支配するための革命をはじめた」らしいことを白状する。ゼイヴィアによれば彼らは、モンローの写真をもっており、彼がグリム(ニック)と友達であることを探っていた、という。

ニック達は現場にビリーの遺体がなかったことから、彼女が逃げたのだと推測し家宅捜索に向かうが彼女は家には戻っていなかった。
ビリーはグループの幹部らしき男 ルシアン・ペドロヴィッチと接触していた。ルシアンは仲間を集め(ジュリエットの)犠牲者たちを弔う。

モンローとロザリーは一連の騒動をヴェッセン評議会に報告、評議会のアレグザンダーは問題の集団が「シュヴァルツクラーラ」(ブラック・クロー)と呼ばれる組織だと語る。
それを聞かされたニックが問いただすと、トラブルはHWの任務でブラック・クローを追っていることを白状する。

報告を受けて評議会はブラック・クローの粛清を議題に上げるが、会議に紛れ込んでいたブラック・クローの刺客によってアレグザンダーを除く評議会員全てが殺されてしまった。
アレグザンダーはモンローに評議会崩壊を伝えると、連絡を絶ち、独り行方をくらました。。。

そんななかトラブルが真夜中に何も告げず家を出ていく。トラブルはマイズナーのもとにやってきてジュリエットの事を黙っていたことを問い詰める。
いっぽう、ジュリエットが生きていたと知ったアダリンドは同様するが、ニックはもはや「アダリンドとケリーを守る」という意思はゆらがなかった。
トラブルが帰還すると、「ジュリエットにあわせる」とマイズナーと約束を取り付けたという。

ニックはビリーの両親を訪ねるが、彼らもブラック・クローに加担する過激派だった。追い返されてしまうニック。そのスキに留置場では拘束されていたゼイヴィアが収監者を装った資格によって殺されてしまった。ブラック・クローによって口封じされてしまったのだ。

評議会が崩壊し、情報を知るゼイヴィアは殺されてしまった。いよいよ何かが始まりそうだと危惧する一同。
そこへニックにマイズナーから連絡が入る。呼び出されたレストランへ向かうとそこにはジュリエットの姿があった。。。彼女は自分のことを「ジュリエットではない、生まれ変わったからイヴだ」と名乗る。ニックは彼女の裏切りに憎悪の表情を浮かべる。
するとジュリエットは突如席を立ち、ヴォーガする。店内にいたヴェッセンを前触れもなく魔法で攻撃し殺してしまう。仲間のヴェッセンたちがヴォーガし店内は混乱状態に。ニックが応戦している間にジュリエットは姿を消してしまった。
すぐにマイズナーから連絡が入り、ブラック・クローの幹部を殺すためにジュリエットとレストランで落ち合わせたのだった。

見どころ:

ルシアンを演じていたのはドラマ「24:レガシー」でトーマス・ロック役を演じていた[actor][name]ベイリー・チェイス[nname]([altname]Bailey Chase[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0003082/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1500040293.png”][aactor]

第8話 「ダイヤモンド湖の怪物」(原題:A Reptile Dysfunction)

あらすじ&ネタバレ

ニックはジュリエットが「イヴ」と名乗りマイズナーと結託していることをレナードに報告する。
ニックたちはジュリエットが殺したブラック・クローの幹部について調べるが、そこにトラブル経由でマイズナーが接触を図ってくる。

マイズナーの隠れ家にやってきたニックとトラブル。ニックはそこで再び「イヴ」と対峙する。
イヴとマイズナーによれば世界中でブラック・クローがヴェッセン統治のために騒動を起こしているという。マイズナーはニックの母ケリーの遺体を埋葬したことを告げ、ブラック・クロー打倒のためにニックに協力を求めるのだが。。。

そのころ、怪物が出るとうわさのある山奥の湖・ダイアモンド湖ではボートで湖にでた観光客が、水中から現れた怪物に襲われ死亡する。
怪物の正体はヴェッセン。「湖に出る怪物」という都市伝説をネタに観光客をおびき寄せ金儲けをしていたが、怯えた客の発砲にあい、止む無く殺してしまったのだ。湖には警察や報道が押しかける。騒動を計画した山小屋の主・ダンバー兄弟は事件が大事になり焦り始める。

ニックとハンクは要請をうけてダイアモンド湖の捜査に向かう。ニックは山小屋の兄弟に聴取するがふたりがヴェッセンだと察する。
ふたりはビーバーのヴェッセンだったが、湖に現れた怪物とは別物。ニックは兄弟が別のヴェッセンを雇ったのでは?と考える。

いっぽう騒動のお陰で土産が大量に売れたことに味をしめた兄弟は騒動をもっと大きくしようと、半魚人のヴェッセン・ローガンに再度依頼し、遊泳していた観光客を襲わせてしまう。
兄弟の思惑通り土産品は飛ぶように売れるが、ローガンは儲けの半分をよこせと兄弟を脅す。兄弟はローガンを殺そうと画策するが、そこにトラブルが現れる。
トラブルがグリムだと知った兄弟は被害者ぶりローガンを始末するようにトラブルに依頼する。ニックはトラブルに協力を依頼し彼らを一網打尽にしようと考えたのだ。

トラブルは予定通りローガンを倒すが、兄弟の兄ウェインは儲けを独り占めするために弟オリバーまでもトラブルに殺させようとする。
しかしそこへニックが乗り込む。ウェインはヴォーガして湖に逃げ込むが、一連の事件で「怪物狩り」に乗り出した地元住民によって「怪物」に勘違いされたウェインは射殺されてしまった。。。

第9話 「古代の儀式」(原題:Star-Crossed)

あらすじ&ネタバレ

トラブルとマイズナーはブラック・クローの関係者らしい男 マルワン・ハナノがポートランドにやってきていることを突き止める。
マイズナーは男を捕らえるためニックに再度協力を求めるが、ニックはまだ決断がつかずにいた。

ロザリーの元には昔の悪仲間・トニーから手紙が届き、さらにスパイスショップに電話までかけてくるようになる。ロザリーはもう彼と関わる気はないと告げるのだが。。。
ニックはスパイスショップにやってきてふたりにHWと手を組むべきかを相談する。ふたりは手を組む前にHWの素性を調べるべきだと忠告する。

同じ頃、ある農家の納屋から十字架に貼り付けにされた男の遺体が発見される。ニックたちは彼が何かの儀式に巻き込まれて殺されたと推測する。
時を置かずに同じ手口の遺体が発見される。現場には「水」を現すシンボルマークが残されていた。モンローによればフルクレイというヴェッセンが古代に行っていた雨乞いの儀式に似ているという。

ニックは十字架に使われた木材の購入履歴からマーク・ホロウェイという男に行き当たる。ホロウェイはヴォーガしニックに襲いかかり拘束される。
ホロウェイは容疑を否認、十字架に使われた木材は購入後に盗まれたのだと主張する。さらにホロウェイは「古いヴェッセンの文化を復活させる」と謳う男が接触してきたことを明かし、その人物の持っていたチラシには例の「カギ爪のマーク」が記されていたという。

ホロウェイは拘留されたのに、はりつけの殺しは尚も続く。フルクレイの信仰では儀式は7人の生贄が必要とされ、あと4人が犠牲になる可能性がある。
犠牲者は尚も続出する。アダリンドは古い魔術の知識から「生贄が星座になぞらえた地点ではりつけにされる」と助言、ニックはそれを元に最後の生贄が狙われるであろう地点へと向かう。案の定そこで儀式を行おうとしていたフルクレイを射殺するが、それは木材店のオーナーだった。彼はホロウェイを陥れて警察の目を欺こうとしたのだった。

いっぽう、マイズナーとトラブル、イヴはマルワン・ハナノの仲間を襲い、ひとりの男を拘束する。
情報を吐こうとしない男にイヴは魔法をかけ、目と耳と口を消してしまう。闇の中に置き去りにされた男は恐怖に苛まれ情報を吐くことに同意する。その情報によればハナノはブラック・クローの幹部・ルシアンに会うためにポートランドに来たのだというのだが。。。

見どころ:

マーク・ホロウェイ役にはドラマ「プリズン・ブレイク」でベリック役を演じていた[actor][name]ウェイド・ウィリアムズ[nname]([altname]Wade Williams[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0931898/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1500051555.jpg”][aactor]が客演。

第10話 「七騎士の地図」(原題:Map of the Seven Knights)

あらすじ&ネタバレ

モンローとロザリー、ハンクとウーはニックとアダリンドが暮らす隠れ家へと初めてやってくる。
モンローは仲睦まじく暮らすふたりの様をみてささやかに祝福する。いっぽうでイヴ(ジュリエット)がまったくの別人のように変わってしまったことに懸念を示す。

モンローの叔父・フェリックスは知人伝いに「ヴェッセンについて記載された」全20冊の古書を手に入れる。それはどうやらグリムによって書かれたものらしく、フェリックスはモンローの友人であるグリム(ニック)に本を譲りたいと申し出る。
ジュリエットによってトレーラーを燃やされてしまったニックにはグリムの資料は喉から手が出るほど欲しいものだった。

ニックは本の買い取りを検討していたが、その最中フェリックスは古書を追う謎の男達に追われ、逃げるようにモンローの家を訪れる。

いっぽうHWでは、トラブルがイヴに「ジュリエットを殺そうとした」ことを謝罪する。しかしイヴはあくまでジュリエットととは別人である、という姿勢を崩さず、トラブルは失望する。
HWはフェリックスの家や彼に古書を譲った知人が何者かに襲われたという情報を掴んでいた。さらに現場にはブラッククローのカギ爪の印が残されていた。

ニックはトラブルを伴ってモンローの家にやってきてフェリックスと対峙するが、いざグリムと対面したフェリックスは動揺しヴォーガする。
モンローが仲裁し、古書の改めるニック。フェリックスは本を10万ドルで売ると言い残すが、あまりの多額提示に驚く一同。

トラブルは古書の元の持ち主 ヨゼフ・ネボイシャがブラッククローに殺されたことをHWが掴んでいたことから、マイズナーに協力を依頼する。本の貴重さを確認したマイズナーは古書取引のための金を工面することを検討する。
しかし取引の時を待たずしてフェリックスは何者かによって殺されホテルで遺体が発見される。ホテルに古書は残されておらず、どこかに運び込まれる予定だったらしい。

HWの協力でフェリックス殺しの犯人が判明、さらにフェリックスがとある倉庫に本を運び込んだことも突き止める。
ニックとモンローは現場に向かうと2人のヴェッセンが古書を盗み出そうとしていた。モンローは叔父を殺された恨みから相手を殺してしまうが、ニックはそれは咎めず、古書を倉庫から運び出す。

持ち帰ったフェリックスに積荷の中には古書だけではなく、グリムの使っていたらしい古い武器も大量に収められていた。荷物にはグリムの系統図も残されており、ブラッククローはコレを利用してグリムを根絶やしにしようと追っていたのだった。
さらにモンローは荷物の中から「7つの鍵」のうち3つが隠されていたのを発見する。。。

第11話 「鍵の目印」(原題:Key Move)

あらすじ&ネタバレ

発見された鍵から「黒い森のヴォルフアッハ」という町にグリム騎士が隠した宝が隠されていると睨む。
地図に照らし合わせとある教会が隠し場所だと睨み現場へと向かうニック。アダリンドは「呪われた鍵よ…」と不安を募らせるのだが。。。
アダリンドはニックを本気で心配していることを伝え、彼を「愛している」と告げる。ニックもそれに応える。一夜を明かしたふたり、かつては命を狙い合っていたことを思い出し物思いに耽るニック。

そのころブラッククローのルシアンとハナノは合流する。ハナノはどうやらイヴを狙ってポートランドにやってきたらしい。
ポートランド警察は密かにハナノで指名写真を手配にかけ、巡回警官がハナノを発見するのだが、それに気づいたハナノは警官を襲って逃走してしまう。ハナノは警察に身元がバレたことを恐れブラッククローの「計画」から手をひこうとするが、ルシアンはそれを許さなかった。
「何が何でもやれ」と指示したのは「レナード警部の殺害」計画だった。

レナードは選挙に出馬した知人・ディクソンの後援に参加していたが、ハナノは応援演説の舞台を狙って狙撃を行いレナードを殺そうと企む。
そのころハンクとウーはレナード警部の元へ、HWの面々は街の監視カメラ映像からハナノが演説現場に向かったことをつかみイヴを現場に向かわせる。
ハナノは演説現場近くのビルからライフルでレナードの胸を狙うが、撃たれたのはレナードではなくディクソンだった。。。

ニックとモンローは件の教会を目指してドイツへやってくる。
ニックはアダリンドとベッドを共にしたことをモンローに明かすが、モンローはどう反応していいかわからない。ニック自身もアダリンドに対して抱いている感情が何なのか計りかねていた。

目的の教会にやってくるとそこにはニックの姿をみて怯えるヴェッセンがいた。
ヴェッセンはすぐに逃げ去り、入れ替わりに教会の神父がふたりを応対する。ふたりが探していた教会は十字軍時代のものだったがこの辺にはそんなに古い教会は残っていないという。神父は体裁よくふたりを追い返すが、彼らの背中を見つめながらヴォーガした姿は…ブルットバッドだった。

ふたりは地図を頼りに辺りの森の中を捜索に向かうが、例の神父によって放たれたヴェッセンたちが二人の後を追う。
森の奥でふたりは教会が建てられていたらしい跡地を発見、その場を掘り起こそうとするが、突如地盤が崩れ地中にあいた大穴に飲み込まれてしまう。。。

見どころ:

ルシアンとハナノのヴォーガ姿が登場。ルシアンは虎の様な姿、ハナノは鳥の様な姿だ。

第12話 「明かされたもの」(原題:Into the Schwarzwald)

 

あらすじ&ネタバレ

森のなかで突如、地面の崩落に巻き込まれたニックとモンロー。落ちた先は探していた教会の地下墓地だった。
墓地のなかを粗探しするなか何も見つけられないふたり。ニックは視点を変えてみよう、と明かりを消すと闇の中から発光する頭蓋骨が現れる。そこに何かが隠されていると睨んだふたり、中からは古い青銅の箱が見つかる。

ニックは「7つの鍵」をつかって箱を開けようとするが、鍵は複数あり蓋を開けるには至らなかった。ふたりは箱をポートランドに持ち帰ることにして脱出口を探す。
墓地を無事に脱出したニックとモンローだが、森のなかでは教会からの追手のヴェッセンが彼らを探していた。ヴェッセンに見つかってしまったふたりは急いで森を脱出しようとするが包囲されて身動きが取れない。
モンローはヴォーガ死ドイツ語を話し味方のヴェッセンのフリをして彼らを騙し包囲を突破することに成功する。

いっぽうポートランドではディクソンが狙撃されハンクとウーが辺りに規制線をはる。狙撃現場とみられる付近のビルでは住人と思われる人物の遺体が発見されるが犯人は逃げたあとだった。
狙撃犯であるハナノはヴォーガしビルから逃げようとしていたが、現場に駆けつけたイヴがそれを見つけ後を追いかける。魔術で近くの自転車をハナノにぶつけ倒れたスキに彼の携帯を盗みデータをコピー、ハナノはそのあま病院に担ぎ込まれる。

そのころスパイスショップにはロザリーの旧い悪友・トニーが姿を現す。
彼からの再三の手紙を無視していたロザリーだがトニーは「助けがいる」「貸しがある」と大金をせびろうとする。ロザリーは彼に冷たく当たるがトニーは店を荒らしロザリーを殴りつける。
たまたま見せに来ていたアダリンドが止めに入るもトニーはアダリンドにも手を挙げようとする。するとトニーの指が反対側に折れ曲がる。魔力を失っていたはずのアダリンドのチカラが戻ったのだ。トニーは逃げ出し難を逃れた二人だったが、ヘクセンビーストに戻ってしまったアダリンドは「どうしよう…」と動揺する。

「魔女には戻りたくない、ニックには黙っていて」とロザリーに懇願するアダリンド。
ロザリーは「貴女は変わったから大丈夫」と慰めるが、チカラが戻れば心も考えも邪悪に変化していく、と語るアダリンド。ロザリーは急いでチカラの抑制方法を調べるが、有効そうな手立ては見つからなかった。

狙撃されたディクソンは命を落としFBIが操作を始める。ウーとハンクはハナノとブラッククローが関与しているらしいことをレナードに告げるが、彼らがディクソンを狙う理由はさっぱりだった。

ハナノは目を覚ましルシアンに電話する。HWはその通信を傍受、彼らの動向を監視する。
いっぽうルシアンはハナノが病院にいることをこっそりと警察にたれ込む。その情報を元にハンクとウー、レナードが病院へ向かう。ヴォーガしたレナードとハナノが乱闘した挙句、レナードは怒りからハナノを殺してしまう。
HWはハナノを追いかけてルシアンを捕まえるつもりだったが、予定が崩れマイズナーは憤る。

署に戻ったレナードはディクソンの狙撃当時の映像を精査、選挙参謀であったレイチェル・ウッドが狙撃方向に目を向けていることに気づき彼女の関与を疑う。奇しくも選挙後援に際してレナードは彼女と親密な関係になっていたのだが。。。
さらにマイズナーは「作戦が台無しだ」とレナードのハナノ殺しを叱責する。

家に帰ったレナードの元にはレイチェルがやってくる。彼女の事件関与を問い詰めると彼女はヴォーガし「人生を変えてくれる組織に指示を受けている」と関与を認める。レイチェルはレナードの家にその組織の幹部・ルシアンを呼びつける。彼らはレナードを仲間に引き入れ、彼を担ぎ上げて街の権力者にし用としていた。

ニックとモンローは家に帰宅。鍵をつかって青銅の箱を開けようとするがビクともしない。
モンローの発案で「グリムの血」を箱に塗りつけると箱の蓋が開き、中からは古い棒きれが出て来る。予想外な展開に拍子抜けする一同。包まれている袋に古い文字がかかれていると読もうとしたモンローだが、森で逃げる過程でヴェッセンに噛まれていたモンローは傷から敗血症にかかり気を失ってしまう。
ニック達は慌てて病院に連れて行こうとするが、モンローの傷は彼らの見ている前でみるみる治癒しモンローは目を覚ます。
なにが起きているのかわからない一同、ニックは件の棒がモンローを癒やしたのだと確信する。。。

第13話「男たちの沈黙」原題:Silence of the Slams)

あらすじ&ネタバレ

箱に収められていた棒きれがモンローの傷を治したのだと考えたニックたち。詳細がわかるまで秘密にしようと決める。
ニックが家に戻るとアダリンドが出迎える。ニックは棒きれのことは彼女に話さず、アダリンドもまた魔力が戻ったことを言い出せずにいた。

イヴはディクソン狙撃の際の映像を精査し、レナードと同じく、ディクソンの選挙参謀・レイチェルが狙撃を事前に知っていたらしいことに感づく。
イヴはレナードに接触し彼が選挙後援に就くことになった理由を訪ねる。レイチェルたち陣営に求められたからだ、と応えるレナード。それだけ聴くとイブは去っていった。

同じ頃、レスリング興行で負け役を演じる覆面レスラー・ゴヨは八百長に嫌気がさす。
ゴヨの「勝負で勝ちたい」という望みを聴いたレスラーマスクの職人・ベニートは血の契約書をゴヨに書かせ「特別なマスク」を仕立てる。ベニートはヴェッセンだったが、別のヴェッセンを襲い顔の皮を剥いで「特別なマスク」を作り上げた。

顔の剥がれた遺体が見つかりニックたちはヴェッセン絡みの事件だと睨む。
モンローとロザリーは「相手の皮を剥ぐ風習をもつヴェッセン」であるシュペトテックが犯人だと考える。シュベトテックはヴェッセンの皮でマスクを作り人間にも超人的なチカラを持たせる事ができるのだという。

マスクを手に入れたゴヨには超人的なチカラがみなぎる。ベニートは「試合意外ではマスクをつけるな」と忠告する。
ゴヨはマスクをつけて試合に挑み、八百長の指示をはねのけて相手のレスラーをボコボコにしてしまう。しかしゴヨはお咎めをくらうどころか花形レスラーの仲間入りを果たすことになる。
しかしゴヨに任されたレスラーは逆恨みしケンカをふっかけてくる。ゴヨはベニートの忠告を無視してマスクを着用し相手を殺してしまう。さらにマスクはゴヨの顔に張り付き剥がせなくなってしまう。

マスクを剥がして欲しいとベニートに泣きつくゴヨ。しかし呪術で呪われたマスクはゴヨをそそのかしベニートを殺すように指示をだす。
ニックとハンクは捜査の末にベニートの店に行き当たるが、まさに凶暴化したゴヨがベニートを襲っている最中だった。ベニートは「マスクを外すには厄難の儀式が必要だ」と言い残し息絶える。

モンローとロザリーもかけつけ、古文書を頼りに厄難の儀式を執り行い、ゴヨのマスクを剥がすことに成功する。マスクの外れたゴヨは怯え「マスクに命令されたんだ」と繰り返すばかりだった。。。

そのころレナードはレイチェルからある話を聞かされる。それは「アダリンドとの間に出来た娘・ダイアナを取り返す方法がある」というものなのだが…。

第14話「ライカンスロープ」原題:Lycanthropia)

あらすじ&ネタバレ

レナードはアダリンドに電話し、ダイアナを取り戻す方法について内密に話したいと持ちかける。
ダイアナはマイズナーによって王家からとりかえされレジスタンスに渡したらしいと聞かせる。レナードはアダリンドに魔力が戻ったことに気づき、ニックとの関係を案じる。アダリンドは娘を取り戻したがるが、要件を語らないレナードに業を煮やしその場を去ってしまう。

とある男性・ドイルは帰路を急ぐ途中、車で事故を起こしてしまう。しかたなく車を捨て置き徒歩で帰路につくのだが、日没が迫り何故だが焦り始めるドイル。翌朝、山道で血まみれで気を失っているドイルが発見される。

ニックとハンクはヴェッセンがらみだと睨むがドイルは「犬を連れた人に襲われた」と証言をする。
ドイルの証言を怪しんだニックはモンローの嗅覚を頼りに山中を捜索する。すると、どうやらドイルが襲ったらしい人間の遺体が発見される。モンローはこの殺しの仕業が「ライカンスロピア」というブルッドバッドだけがかかる「人狼病」だと推測する。
患者である「ライカンスロープ」は満月の間見境なく人間を襲う、ドイルがまさにライカンスロープだろうと睨むニック。

ニックとハンクはドイルに任意同行を求めるがドイルは逃走、ふたりは逃げるドイルを拘束し警察署の檻に監禁する。ドイルは夜になれば人狼化してしまうため、警察署の檻に入ることを拒むがニックは問答無用で収監してしまう。

いっぽうレナードとレイチェルの関係を怪しんだイヴは、レイチェルの家に忍び込みレナードの出馬用ポスターを発見。彼女たちがレナードを権力者に担ぎ上げようとしているらしいことを知る。
イヴはニックとハンクを呼び出し、レナードが市長選に出るらしいことを密告。ポスターがすられたのはディクソン暗殺より前だったことから、ディクソン殺しにレナードが関与しているのでは?と疑い始める。

ニックは署に戻り、モンローが作った抑制剤をドイルに打とうとする。が、興奮しヴォーガしたドイルの姿は普通のブルッドバッドだった。
ライカンスロープだったのはドイルではなく、ドイルの母親だったのだ。山で人間を襲ったのも母親だった。ドイルは満月の間だけ母親を家に監禁しそれを監視していたのだが、ドイルが拘束されたことでその役を担う者がいなくなってしまった。

母親は自ら家の地下帽に閉じこもり自分の体を拘束するのだがそれでは役不足だった。
ニックたちとドイルが家に戻るとすでに母親の姿はなく、山の中から狼の遠吠えが聞こえてくる。一同は夜の山に分け入り母親を捜索する。ドイルは母親を説得しようと試みるがニックとハンクは母親に向けて発砲し彼女は息絶える。

一連の騒動の間にウーは母親に引っかかれ足に傷を追ってしまっていた。
大した傷ではないと気にも留めなかったが、その夜からウーは満月に呼応するようにうなされるようになる。。。

第15話「美の秘訣」原題:Skin Deep)

あらすじ&ネタバレ

モデルの卵・サマーはカメラマンのスカウトを受けて写真スタジオへとやってくる。
撮影の合間に水を飲んだサマーは突然めまいに襲われ気を失ってしまう。彼女が気を失うとカメラマンのマルコムは突如ヴォーガする。顔から突き出た職種のようなもので彼女の顔から「なにか」を吸い取る。
目がさめ、撮影を終えたサマーは何事もなく帰宅するのだが、彼女の身体はみるみる老化しはじめ老婆のような姿に成り死んでしまう。

いっぽうマルコムは彼女から吸い取った「なにか」を使って粘液のようなものを生成、ある男に高額でそれを売りつけているようなのだが。。。
男の名前はフォーブス、先進医術と偽りその粘液から生成した薬を使い「若返りの施術」として販売していた。マルコムが吸い取った粘液には「若返り」の効果があるようなのだ。。。

イヴはハナノの携帯のコピーから追跡調査をしていたが、レナードが関与しているらしいことをニックに警告する。
レナードを監視し動きを知らせるようニックに伝えるのだが。。。ニックはレナードがブラッククローに操られているのだと危惧する。
そんななか、イヴが宣告したとおりレナードが出馬する考えであることを告白する。それを聴いたニックとハンクは、イヴの言ったとおりになったことに息を呑む。

ニックたちはサマーの事件の捜査にあたるが、死んでいた老女がサマーだと知り、本人の年齢と似つかわしくない姿に驚嘆する。
何らかの病気による症状なのかと疑うが、ニックはヴェッセン絡みの事件だと考えていた。

マルコムは「粘液」の効果を未知数だとしてフォーブスに「外部に漏らすな」と警告していたが、フォーブスが大々的に「若返りの施術」をはじめ、テレビCMまで打つようになったことで憤慨する。フォーブスは悪びれもせず金をちらつかせてマルコムに「粘液」をもっと作るように打診する。

ニック達はグリムの文献を漁ると、古代エジプト人のグリムが残した記録に「ムササットアルシャバブ」というヴェッセンの記録を見つける。
彼らは人間の顔に下顎を突き刺し「ヤンブア」という物質を吸い取る。ヤンブアを塗ると若返りの効果があるが、代わりに依存性が高く次第に生気を奪われ凶暴化してしまうのだという。

フォーブスに乗せられたマルコムはサマー同様に人を騙してヤンブアを大量に集め始める。
急激に老化して死ぬ被害者が多発し、ニックたちは被害者が共通して持っていたカメラマンの名刺から、マルコムに行き当たる。
さらに彼の通話履歴からフォーブスとの関係を導き出したニックは彼がヤンブアの買い手なのだと察する。ニックたちは調査のためにフォーブスのクリニックにロザリーを送り込む。

クリニックで診察をうけるロザリーはフォーブスの顔が不自然に歪んでいることに驚く。
フォーブスは粘液を自らの顔に塗り若返りを実践していたらしいのだが、依存性の高さから中毒になり、見た目にも精神にも異常をきたし始めていた。危険を察知したニックたちがクリニックに飛び込むと、そこにちょうどマルコムもやってきていた。
ニック達はマルコムを捕らえようとするが、錯乱したフォーブスがマルコムを刺殺してしまい、さらに薬の影響でフォーブス自身もそのまま死んでしまった。

そのころイヴは変身の魔術を使って、レナードの姿に返信する。その理由とは…。

見どころ:

マルコム役にはドラマ「ブラインドスポット」S2でオリバー役を演じているジョナサン・パトリック・ムーア(Jonathan Patrick Moore)が客演。

フォーブス役にはドラマ「ベターコールソウル」でハワード・ハムリン役を演じているパトリック・ファビアン(Patrick Fabian)が客演。

第16話「信じる者たち」原題:The Believer)

あらすじ&ネタバレ

ニック達はイヴからの警告を受けて、レナードがディクソン暗殺、ブラッククローに関与していることを危惧する。
モンローは知り合いの研究者に依頼し、地下墓地で見つけた箱に収められていた布と棒を解析してもらうことにする。一同がスパイスショップで話していたところ、イヴが訪問する。
イヴは変身の魔法をつかってレナードに成りすまし潜入調査を勧めることを伝え、ニックたちに協力するよう求めてくる。

渡りの伝道師 ドワイト・エリエイザー牧師は集会をひらく。牧師は人々の罪を引き受け悪魔を身体に乗り移らせる、とパフォーマンス。
舞台上でトカゲのような姿にヴォーガする。驚く観衆。しばらく悶える演技をしたあと、ヴォーガを解いて人間の姿にもどると、観衆は「牧師が悪魔に打ち勝ったのだ」と感激する。
しかしその様子を撮影していたひとりの青年がいた。集会の警備員は「撮影禁止だ」と青年から携帯を奪おうとするがはずみで突き倒され石で頭を打ち死んでしまう。青年はそのまま逃げ去る。

ニック達はその事件の調査のため集会に訪れる。
集会が撮影禁止だった理由を聴くと、ドワイトに悪魔が乗り移った(ヴォーガした姿)をネットにアップさせてインチキ扱いさせないためだという。ニック達は彼が集会の度に都合よく悪魔を身体に憑依させている、という話を聴き訝しむ。
ニック達は現場から逃げ去った青年の車を特定し、とある教会の前に車が止まっているのを発見する。

件の「神の言葉教会」では青年 ベンジャミン・マッカラが出て来る、それをニックたちが逮捕する。教会の指導者であるジョーンは憤慨するがニック達は有無を言わさずベンジャミンを連行する。
ドワイトの警護 マークは面通しをして班員がベンジャミンであると証言する。彼によれば神の言葉教会の面々はドワイトを「悪魔の手先」だとして潰そうとしているのだ、と語る。
ベンジャミンは警護が死んだとは知らなかったが、ドワイトは「悪魔の使い」で彼を潰さなければいけない、と信じ込んでいた。ベンジャミンの携帯の映像を見せられたニックはそれがヴォーガであるとひと目で判断できた。

モンローによればドワイトはフィールスルビオンというヴェッセンで、見た目に反して大人しいヴェッセンのはずだ、と語る。

ドワイトの集会にやってきたニック達。目の前でヴォーガするのを認める。
ニックは自分がグリムだとドワイトに明かし、インチキ集会をしている理由を問いただす。すると仕掛けはインチキだが、本気で人々に希望を与えたいだけだと語り悪びれもしなかった。

そのころイヴは宣告どおり変身の魔法を使ってレナードの姿に変身する。
ニックにレナード本人の足止めを要求する。いっぽうのニックは、ウーから「ドワイトとジョーンがかつて結婚していたらしい」という情報を聞かされる。時間稼ぎも兼ねてレナードを捜査に巻き込もうと考える。ベンジャミンを釈放し、跡をつけることにする。
レナードの姿になったイヴはレイチェルと落合い情報を引き出そうとするが、彼らに肉体関係があったとはしらず、流れでベットに入ることになってしまう。予期せぬ事態に上手く “できなかった” イヴだが。。。

その夜、マークはドワイトを裏切り神の言葉教会と密通。ドワイトを襲って連れ去ってしまう。
神の言葉教会で張りつけにされたドワイトはジョーンたちに焼きごてで拷問を受ける。痛みで感情的になったドワイトはヴォーガし暴れ始める。

ニック達はベンジャミンのあとをつけて集会のテントにやってくるがそこで、マークが自殺しているのを発見する。ドワイトを裏切ったことで自責の念に駆られたマークは自ら首を吊っていた。
ニック達はベンジャミンを追って教会にやってくる。するとリンチを受けたドワイトが瀕死の重傷を負っていた。ニックたちが止めに入ると間もなくドワイトは息を引き取る。ジョーンや信徒たちは「彼を救っただけだ」と訴えるが、一同は殺人罪で逮捕される。

モンローは知人の科学者に布の解析を依頼、その結果とても古いラテン語が記述されているのが発見される。
ロザリーが文献を頼りに内容を読み解くと「奇跡」と「危険」という言葉が刻まれていた。。。

見どころ:

ドワイト役にはドラマ「LOST」「スーパーガール」「マクガイバー」などに出演していたウィリアム・メイポーザー(William Mapother)が客演。

ジョーン役にはドラマ「デビアスなメイドたち」などに出演していたメリンダ・ページ・ハミルトン(Melinda Page Hamilton)が客演。

警護のひとり・マーク役にはドラマ「タイムレス」などに出演していたダニエル・ディトマソ(Daniel di Tomasso)が客演。

第17話「イヌガミ」原題:Inugami)

 

あらすじ&ネタバレ

イヴはレナードがブラッククローと通じている事実をニックに証す。さらにアダリンドにチカラが戻るであろうことを警告する。
ニックはその話をモンローとロザリーに相談する。するとロザリーは渋々、アダリンドが既にチカラを取り戻していることを明かす。アダリンドはニックにバレることを恐れての行動だったが、それが逆にニックの不信感を買ってしまった。

ウーは依然、悪夢にうなされる日々を送っていた。それどころか夢だけではなく、深夜の森を無意識に徘徊するようになる。

アダリンドはかつての職場に復帰することを決め面接に向かう。彼女を迎えた上司はためらわずに彼女の前でヴォーガしてみせる。どうやら上司はアダリンドの「ヘクセンビーストとしてのチカラ」を求めているらしいのだが。。。

ニックはアダリンドの魔女化を警戒し、隠れ家にある秘密の地下通路のことを詳しくは明かさなかった。代わりにモンローとロザリーに調査を依頼する。地下通路はどうやら「上海トンネル」の一種の様だった。

いっぽう引きこもりの少年・ブライアンはある夜、ヴェッセンにさらわれる。翌朝、川原に身体を産められ首から上だけを切り落とされた状態で発見される。
ニックたちがブライアンの家族に事情を聞くと、彼は数か月前に銃の誤射事件を起こし友人をひとり死なせてしまっていた。ブライアンの良心によれば被害者の親 ジン・アカギはブライアンに相当恨みをもっていたらしい。
ニックがブライアンの部屋を調べると赤い折り紙で折られた「イヌ」が見つかる。

ブライアンの父親はアカギの家にひとり乗り込み復讐しようとする。ニックたちは知らせをうけてアカギの家に向かう。
父親は気を失って倒れており「白い毛の獣に襲われた」と語る。ニックはヴェッセン絡みの事件なのだと察しを付ける。ニック達はアカギに尋問をするが彼は弁護士 タケシ・イムラを引き連れて断固戦う構えを見せる。

ニック達はブライアンと共に誤射事件を起こした友人・ロジャーに話を聴く。
すると被害者であり友人であったクマ・アカギと酒や大麻を煽った挙句、親の隠していた銃を手にした際、誤射してしまう。運良く弾はあたらなかったのだが、銃声に驚いたクマは意図せずヴォーガしてしまった。驚いたブライアンとロジャーが銃を落とすとはずみでもう一発弾が発射されクマに被弾、死んでしまったのだという。
ヴェッセン絡みの事件だという確信を得たニック。

ニックはアカギの家を再訪し、自分がグリムであることを明かす。
驚いたアカギ夫妻はヴォーガを見せつつも自分たちの復讐による犯行を否定する。ニックはブライアンの殺され方を明かすと、アカギはそれが「イヌガミというヴェッセンの儀式殺人」であることを明かす。イヌガミは忠誠を誓った他のヴェッセンの守り神となり、危害を加えられたものへの復讐を果たすのだという。
アカギの妻の父親とイムラは親友だっというのだが、彼が「イヌガミ」としてアカギ家を守っていたらしいのだ。

ニックたちがイムラに連絡を取ろうにも不通。ロジャーも消息を絶つ。
川原を捜索するニックたち、するとそこにはロジャーの首を切り落とさんとするイムラの姿があった。アカギはイムラに辞めるよう忠告するがイムラは「自分の使命だ」として聞こうとしない。
ニックとハンクが既の所でイムラを取り押さえロジャーは一命を取り留める。

モンローとロザリーが通路の調査をしている最中、隠れ家にはアダリンドが戻ってきてしまう。さらにそこへイヴがやってくる。
イヴは彼女がチカラを取り戻したことを見透かし、「ヘクセンヴィーストの能力を欲しているブラッククローが接触してくるはずだ」と語る。イヴはアダリンドにブラッククローに組しないよう警告し、「ニックを傷つけたら殺す」と忠告する。(まだどこかにニックへの想いが残っているのか…?)

レナードが家に帰宅すると、レイチェルがある人物をつれてきていた。それはアダリンドとの間に生まれた第一子・ダイアナだったのだが。。。

見どころ:

タケシ・イムラを演じていたのは日系俳優のケイリー=ヒロユキ・タガワ(Cary-Hiroyuki Tagawa)。海外ドラマや映画などで東洋系の武術家などの設定でよく出演されている俳優さん。有名作だと「ラストエンペラー」「SAYURI」「鉄拳」シリーズなどに出演。

第18話「善の神髄」原題:Good to the Bone)

あらすじ&ネタバレ

ある夜、飲酒運転をしていた男が街路樹に衝突し重症を追う。
男は自力で道に這い出るが途中で力尽きてしまう。すると何者かが男を引きずって道路の上に運び、車で何度も彼の身体を轢いてしまう。。。

ウーはある朝葉を磨いている最中に咳き込み、喉の奥から血の付いた毛の塊のような物が出てきて怯える。
たびたびめまいに襲われていたウーだったが、手が毛むくじゃらの狼のように変貌する幻覚を見て卒倒しかける。

スパイスショップにはイヴが姿を現す。
イヴはアダリンドがチカラを取り戻したことを訪ねに来る。トンネルに隠れていた際(第17話参照)にイヴが「ニックを傷つけたら殺す」と話していたことについて、ロザリーは「同じ気持ちよ」と伝える。

ニック達はひき逃げ現場に招集される。男性がぺしゃんこに轢き潰され、体中の骨が抜き取られていた。
ニックが調べると別の州で似たような事件が起きており、犯人は移動しながらポートランドに移ってきたようだった。ハンクは現場近くの浮浪者・ピンキーに情報を募ると、近くで被害者の財布や携帯が投げ捨てられているのが発見される。
遺体は検死の結果、消化酵素の様な成分が検出され全員の骨が溶かされていた。

操作後、ピンキーは近くのゴロツキと口論になり撃たれて重症を追う。道路でうずくまっているとそこへ男がかけより「すまない」と告げ、彼を車で何度も轢き潰してしまった。
男の名前はチャーリー。彼が住処にしているトレーラーハウスに戻ると、年老いた両親が待っていた。彼はヴォーガすると鳥の様な姿に成り、口の中から何かエサのようなものを両親に分け与える。

ハンクはかつての振られたヴェッセンの女性・ズーリと偶然遭遇する。良くない別れ方をしたハンクは彼女と距離をおきたがるがズーリは強引に彼を食事に誘う。後日、ズーリの家に招かれたハンクは彼女と楽しいひと時を過ごす。

ある夜、アダリンドはレナードと面会しダイアナがレジスタンスにいるらしいことをニックにに伝える。
するとニックもイヴから聞かされたレナードとブラッククローの結託をアダリンドに伝える。お互いに不安を募らせる。

ピンキーの遺体が発見され、ヴェッセン絡みだと睨んだニックはモンロー達を頼る。
それによれば犯人はヴァルヴァトス・オシフラガというハゲタカのようなヴェッセン。死にそうな者を発見すると捕食対象にするいわば「掃除屋」だという。彼らは骨を砕き、酵素で溶かして、それをエサとして身体から吸い取るのだという。
ニック達は犯人を誘い出すため、死臭を出す薬をモンローに塗りたくりおびき出そうと考える。

モンローは薬を身体に塗りつけ公園で瀕死のフリをしてみせる。するとそこへまんまとチャーリーがやってくる。
しかしチャーリーは途中で方向を変えモンローから遠ざかる。

そのころ一緒に待機していたウーは、野犬を目にして急に理性を失う。さらに唐突にヴォーガして野犬を追いかけた挙句、転んで気を失ってしまう。
チャーリーがやってきたのは気を失ったウーの元だった。チャーリーは両親を養うために人殺しを繰り返すことに嫌気が差していた。両親への悪態を突きながらウーを始末するために道路に引きずってきた。
ニックとハンクはウーの姿がないことに気づき辺りを探すと、チャーリーがウーを轢き殺そうとしている現場に遭遇する。チャーリーは慌てて逃げ出すが通りすがったトラックにはねられ死んでしまった。

ニックたちはチャーリーの両親を探し出し、彼の遺体が安置された霊安室へと通すが、両親は空腹のあまり息子の遺体を貪り喰うのだった。。。

そのころアダリンドはレナードに呼び出され、ケリーをロザリーに預けにやってくる。
アダリンドはレナードに会いに行くが、謎の男たちに囲まれ睡眠薬を打たれてしまい拉致されてしまった。アダリンドが目覚めるとそこにはかつてさらわれて生き別れた娘・ダイアナの姿があった。娘との再会に感激するアダリンドだが、同時にレナードの企みは何なのかと警戒するのだった。。。

第19話「忍び寄る影」原題:The Taming of the Wu)

あらすじ&ネタバレ

ウーは病院に運ばれる、大事には至らなかった様子でニックたちもひと安心。しかしウーは気を失うに至るまでの記憶がない様子。ニックとハンクはウーに何らかの問題があるのだと気を張る。
そんななか、入院中のウーを監視する謎の男の姿が。。。

HWのマイズナーはとある民家を訪れる。なかでは住人と思われる家族が変死しており、壁にはブラッククローのカギ爪のマークが残されていた。マイズナーはその家で暮らしていた”少女”を探しに来た様子だったが、処女の姿はどこにもない。
そこへ謎のヴェッセンが現れマイズナーを急襲、乱闘に発展する。マイズナーはやられかけるが駆けつけたトラブルの助成に救われる。
マイズナーが探しに来た少女はアダリンドの娘・ダイアナらしいのだが。。。

そのころレナードに連れ去られたアダリンドはダイアナと再開を果たしていた。
ダイアナは「一緒に来て」とアダリンドに懇願するが、彼女の事情も察しようとはせず魔力をつかってアダリンドを威嚇する。レナードとアダリンドが必死に説得し少しだけ時間をちょうだい、と訴え納得させる。
アダリンドは娘との再会を喜んだのも束の間、娘の邪悪な一面を見て言葉をなくしてしまう。

レナードの後押しをしていたブラッククローのコンラッド・ボナパルトはレナードに対し「アダリンドをブラッククローに引き入れる」ことを強く要求する。

家に帰ったアダリンドはニックに魔力が戻ったことを告白する。ヘクセンビーストのチカラが戻ればグリムであるニックに殺されるかもしれないと恐れたことを正直に告白するアダリンド。ニックはケリーの事もあって「絶対に傷つけることはない」と約束する。

ウーはライカンスロープに傷つけられた際(第14話参照)の悪夢にうなされ、寝ながらにヴォーガしてしまう。そのさまを見た看護師は悲鳴をあげるが、次の瞬間には人間の姿にもどっており、看護師の見間違いだと片付けられてしまう。
身体に別段異常がみられないウーは退院する。ウーは悪夢にうなされていることをニックとハンクに相談する。大事を取って休養をとったウーだが、ふいに腕がヴォーガしてしまい、身体の変貌に恐怖する。ひとりでは耐えきれなくなったウーはロザリーに助けを求める。

いっぽうでウーの周りには彼を監視し続ける男の影がつきまとっていた。彼の名はセオ・デラノ。かつてウーに逮捕されたヴェッセンで、ウーの入院を期に彼に復讐しようと近づいたらしかった。

アダリンドはダイアナの魔力による幻覚を見るようになる。ダイアナは早く自分のもとに来いと念波を贈り続けている様子。さらにダイアナのことを調査していたHWのイヴの元には、まるで威嚇するかのように念波を飛ばし鏡を粉々に割って見せる。
イヴはダイアナの魔力が強大であることを危惧し、ニックに警告すべきだとマイズナーに進言する。

仕事に復帰したアダリンドの元にはブラッククローのコンラッドが訪ねてくる。コンラッドはグリムと手を切りブラッククローに協力しなければケリーを殺す、と脅す。

HWから警告を受けたニックはブラッククローがダイアナを利用してアダリンドとケリーを狙っていると聞かされる。イヴはニックのためにケリーは守ることを約束するが、「アダリンドはすでに制御不能かも」と苦言を呈す。

街ではセオの無残な遺体が発見される。ロザリーはウーが店に来ると思い待っていたが現れないことを心配しニックに連絡。
ニックとハンクがウーの部屋にやってくると血まみれのウーが横たわっていた。焦ったニックだがウー自身には傷はなく元気な様子。ウー自身も何があったのか記憶がない。
ニックはセオが死んだことを告げる。どうやらウーがセオを殺したらしいのだが、ウーにはその記憶がなかった。ニックたちはセオが逮捕の腹いせではなく、ブラッククローの指示でウーを監視していたのだと推察する。

ロザリーは記憶を呼び起こす薬をウーに処方し、ウーが失くした記憶を呼び覚まして事態の究明を図ろうとする。
薬の効果で眠りについたウーはセオを殺した瞬間のことを寝言で語りながら、ニックたちの前でヴォーがしてみせる。一同騒然。ロザリーはウーの症状がライカンスロープに似ていることから、彼がブルットバッド固有のウイルスに感染しているらしいと考える。
ウーはライカンスロープに引っかかれたことを思い出しそれが原因だと察する。ヴォーガと同じく感情的になると姿が変わってしまうらしい。ニックはトラブルに調査を依頼しており、それによればニックのよみどおりセオはブラッククローのメンバーだったらしい。

ニックが家に帰るとアダリンドとケリーの姿はなく、「あなたを守りたい」と置き手紙を残して彼女は去った後だった。
さらにハンクはズーリと関係をもつようになっていたが、彼女のバックにもどうやらブラッククローが着いているらしく。。。

第20話「運命の夜」原題:Bad Night)

あらすじ&ネタバレ

アダリンドが何も告げずに家を出ていったことにニックは激怒する。感情に任せてレナードの家に押しかけるが、中はもぬけの殻だった。
ニックはモンローとロザリーの元に押しかけ、事情を明かす。感情的になるニックを落ちかせた二人はHWのマイズナーに相談すべきだと伝える。

いっぽうアダリンドはケリーをつれてレナードの待つブラッククローの邸宅にやってくる。彼女はダイアナに会うつもりだったが、そこにはダイアナの姿はなかった。
レナードはブラッククローに加担し、ヘクセンビーストとグリムのハーフであるケリーもブラッククロー側に加担させようと考えるが、アダリンドは息子が巻き込まれることを危惧。レナードのことも信用していない様子だった。
邸宅には遅れてダイアナがやってくる。ダイアナは魔法でケリーを空中に浮かせてみせアダリンドは慌ててケリーを抱き寄せる。

レナードはどさくさ紛れにアダリンドとの仲を戻どさくさ紛れに彼女にその意志はなかった。レナードに挑発されたアダリンドは魔法で牽制する。
拒絶されたレナードは「思った以上にニックに惚れてるな」と捨て台詞。

ウーは自分がヴォーガしている間の記憶を取り戻し自己嫌悪に陥る。
ヴォーガをコントロールしようと感情任せに成り身体を痛めつけると、鏡の前でおぞましい姿に豹変する。ウーは冷静になって感情をコントロールしようとしヴォーガを自力で押さえ込む術を体得する。

ニックには数日前からブラッククローの尾行がついていたが、ニックは尾行を郊外の森におびき出し始末する。
モンローとロザリーをつれてHWにやってきたニック、トラブルはネバダにダイアナの隠れ家があると伝える。マイズナーとイヴはブラッククローの組織図を独自に調査しておりレナードはルシアン同様に幹部クラスと位置づけられていた。
ニックはケリーを取り戻すためにレナードの元へ乗り込もうとするが、HWの面々は「感情的になるな」と止める。トラブルはニックに手を貸したがるがマイズナーに「軽率な行動をシないよう監視しろ」と命令される。

トラブルはニックの家についていき「レナードを襲うなら一緒にやる」と申し出る。
そこにレナードから電話が入りニックは警察署で会おうと呼び出される。ニックは警察署にやってきてレナードの言い分を聴くが、レナードはブラッククローの思想に完全に染まってしまっており「ケアザイタ(人間)の世界からヴェッセンが主導権を握る時がきた」と告げる。
さらにニックがヴェッセンに対して「同情」する余地をもっていることも知っているレナードは彼をブラッククローに誘うが、ニックは拒絶する。

そのころハンクとねんごろになったズーリはハンクの携帯を盗み出し、仲間の男に解析させる。その男とは…スパイスショップに押しかけてきたロザリーの旧友・トニーだった(第12話参照)。
トニーは携帯の解析を終え携帯を元の場所に戻そうと家に忍び込むが、ハンクに見つかってしまいヴォーガするもハンクはひるまず乱闘にもつれ込む。ハンクはトニーを気絶させ警察に通報するが、ズーリはあくまで知らないふりを続ける。
トニーの車の中からはパソコンが押収され、トニーが「ロボット・ミー」というハッカー集団に属していたことが確認される。

ニックは家に戻り「ブラッククローがグリムを引き入れたがっている」ことをトラブルに告げる。
ニックはドイツの地下墓地で見つけた「箱」の(第12話参照)件をトラブルに明かす。箱の中にあった棒はモンローの傷を癒やした、と。ニックはブラッククローにもHWにも教えたくないとして「箱」の隠し場所を、同じグリムであるトラブルに告げる。

翌朝、ハンクはトニーの件をニックに伝え聴取する。
しかし「ヴェッセン」「ヴォーガ」という言葉をだしてもトニーはしらばっくれるばかり。明らかに「ニックがグリムだと知っている」様子だった。ニックは彼もブラッククローに関与していると睨む。
グリムの古文書で調べた結果、トニーの種族は「カッケンコプフ」。ロザリーはトニーが関与していると知って驚く。
さらにウーはトニーのPCを解析し、ハンクの携帯のデータがコピーされていることが判明。ニックはズーリが共犯ではないかと察し、ハンクも「あり得る」と一言。

ズーリの家にやってきたニック、「ズーリを保護する」という体をとって準備をするように促す。
ニックは彼女の家を出るが、その直後ブラッククローへ電話する。その様子をひっそりと監視していたハンクは彼女の裏切りを冷淡に見つめる。するとズーリはヴォーガしてハンクに襲いかかるが、ハンクは冷静に彼女を殴り飛ばし拘束する。
HWに連れてこられたズーリはトラブルとイヴによって尋問を受けることになる。イヴはまず魔法で彼女の口を塞ぎ、トラブルは「まだほんの序の口だよ」と脅す。

そのころ街では選挙が佳境を迎え、レナードは高い得票率を得て当選が確定する。
レナードはアダリンドとダイアナ、ケリーを壇上に招き「幸せな家庭像」を演じてみせる。ニュースでその光景を目撃したニックは憎々しげにその様子を見つめ「殺してやる」とつぶやくのだった。。。

見どころ:

これまではブラッククローに加担することに対して葛藤の中にいるかのようなレナードでしたが、今回の描写では完全にブラッククローに「闇落ち」してしまっている模様。ニックvsレナードの構図が完成してしまっています。いったいどうのなることやら…。

第21話「終わりの始まり(前編)」原題:Beginning of the End: Part 1)

あらすじ&ネタバレ

ニック達の心配を他所に、レナードは市長選に当選してしまう。
HWのマイズナーによればブラッククローは電力や水道などのライフライン、次いで政治家や警察、議員などを支配し人間世界を牛耳る算段らしい。さらにグリムを手中に収めることで自分たちに従わないヴェッセンまでも支配しようと企んでいるらしい。

イヴはズーリを聴取し、彼女がブラッククローの幹部「コンラッド・ボナパルト」がポートランドにいるらしいことを突き止める。

同じ頃、モンローとロザリーの家の前には不審な車が張り付いていた。モンローは不安と怒りのあまり飛び出していって車を追い払ってしまう。
何事もなかったからよかったものの、彼の無謀な行動に憤るロザリー。憤りながらもしっかりと車のナンバーを控えていたロザリーは、HWに車を調べさせることにする。

いっぽうレナードの当選に辺り、彼と偽りの家族を演じさせられたアダリンド。
アダリンドにはレナードとよりを戻す気など毛頭なかったがブラッククローは二人のよりを戻させようと必死だった。ふたりの不仲を見たダイアナは自身の魔力で二人を無理やりひきつけ口づけさせる。気持ちに反して身体が動いてしまったことに、アダリンドは「ダイアナの仕業だ」と感づく。

コンラッドはアダリンドがレナードとよりを戻す気がないことを悟ると、自身の魔力をつかってアダリンドの身体を石に変えてしまう。「言うことを聴かなければこうなるぞ」と脅し、さらに子どもたちを盾に取りアダリンドが逆らえない状況に追い込んでしまう。

ニックとハンクは事件だとして招集される。現場はハンクの家。ふたりが駆けつけるとニックが殺したはずのブラッククローのメンバーの遺体(第20話参照)が転がっていた。
ニックはハンクがはめられたのだと訴えるが、ハンクは殺人の容疑者として連行されることになってしまう。
しかしハンクが連行されたのは警察ではなくブラッククローの隠れ家だった。。。

いっぽうニックはウーを呼び出し、ハンクが逮捕されるきっかけとなった偽証証言の主を取り調べようとする。相手は向かいに住む老婆だったが、脅されてやったのか、それともブラッククローのメンバーだったのか、家に向かっても本人の姿はなかった。

翌朝、ニックはハンクが連行されたはずの北署に出向くが、北署のメンバーはほとんどがヴェッセンであり堂々とヴォーガしてニックに宣戦布告する。
北署が協力体制にない以上、ニックは逮捕したトニーを本気でビビらせ情報を引き出すしかないという結論に至る。トニーにグリムだと知られてる以上、他の人物がトニーを脅す必要がある。そう考えたニックはロザリーとモンローを署に呼びつける。「ロザリーを脅かそうとした報い」として「怒れる夫」のモンローがヴォーガしトニーを暴行。
ハンクの居場所を聞き出すことに成功する。

ニックはイヴとトラブルを伴ってハンクの救出へと向かう。
救出は難なく成功。ハンクも無事だった。あまりにも容易に救出が成功したことにイヴはこれが陽動だと気づく。

同じ頃、イヴの予想通りHWの本部はブラッククローの襲撃を受けていた。マイズナーはひとりで大勢の敵をいなすが、本部は壊滅状態、HWのメンバーたちも全滅してしまう。
そこにレナードが姿を現す。レナードはマイズナーを仲間に引き入れようとするが、マイズナーはイヴに「戻るな」と警告。さらにその場に現れたコンラッドはマイズナーを魔力で殺してしまう。レナードはコンラッドの慈悲無きやり口に憤りを覚えているようでもあるのだが。。。

ニックたちがHWの本部に戻ると本部は壊滅していた。マイズナーが死んでしまったことにトラブルは涙する。

アダリンドの娘・ダイアナはある夜、コンラッドとレイチェルの会話を耳にしてしまう。コンラッドはアダリンドの代わりにダイアナをレイチェルに懐かせようと考えたのだが、それを良しとしないダイアナは魔力でレイチェルを殺してしまう…という夢をアダリンドに見せる。
娘(ダイアナ)が殺しをしないためには、アダリンドはレナードとヨリを戻すしかないのだ。。。

ニックは署に戻り、レナードのオフィスに殴り込む。周りの目も気にせずレナードに殴り掛かるニック。
ニックは警官たちに取り押さえられ地下牢へと幽閉されてしまった。その地下牢の壁には、例のブラッククローの紋様が…。

見どころ:

まさかのマイズナー死亡…レナードは完全に闇落ちしてしまいましたね。。。ダイアナが内部で揉め事を起こしてくれそうな気もしていたのですが、レイチェルは実際には殺されておらず、アダリンドを牽制しただけ…?ニック達にとっては苦境を極める様相で、次回シーズン5最終回!

シーズン5最終回 第22話「終わりの始まり(後編)」原題:Beginning of the End: Part 2)

あらすじ&ネタバレ

レナードを襲ったことでニックは勾留される、ハンクとウーに警告する。
いっぽうでその報を受けたコンラッドは部下に命じて、ニックを自分の元へつれてこさせようとする。

ロザリーはモンローの子供を妊娠したことに気づく。モンローに打ち明けようとしたところ、再びブラッククローの監視がやってくる。危険を察したトラブルはふたりをニックの家に連れて行く。ブラッククローの監視はイヴが始末する。
ハンクとトラブル、イヴはニックを救い出すために動き出し、モンローとロザリーはスパイスショップからブラッククローに奪われてはいけない道具や資料を運び出すことに。

レナードは帰宅するとレイチェルが布団で絞め殺されていることに気づく。知らせを受けたコンラッドはダイアナが魔法で殺したのだろうと推測する。

同じ頃、ポートランドの各地では事件が多発し、警察への通報が殺到。時を図ったかのように警察官たちは警察署から出払ってしまう。
ウーは何者かが攻めてくる布石だと危惧しハンクに警告する。いっぽうでアダリンドはニックの携帯に電話、ウーが着信をとる。しかし会話を終える前にレナードがアダリンドの部屋にやってきて電話は中断される。
レナードはダイアナがレイチェルを殺したことをアダリンドに告げる。

警察署にはコンラッドの指示で北署の警官(ヴェッセン)たちがやってきてニックを連行しようとする。
ウーは連行を阻止しようとするが、北署の警官に阻まれ感情的になった拍子にヴォーガしてしまう。ヴォーガしたウーの強さは尋常ではなく北署の警官ふたりを殺してしまう。しかしその隙きにニックはさらわれてしまい、次いでやってきたハンクがウーを鎮静させヴォーガを解かせる。ハンク、イヴ、トラブル、ウーはニックをおって北署へと向かう。

北署に連れてこられたニック。そこはグリムを憎むヴェッセンであふれていた。
さらにコンラッドが現れ、ヨゼフ・ネボイシャというグリムが持っていた古書を渡せと要求する。その古書はモンローの叔父がニックに託した世界中のグリムの記録だった(第10話参照)。古書の中にはグリムの系譜が記されており、それがあればブラッククローはグリムを根絶やしに出来るのだ。
コンラッドは幻覚を見せ、ケリーを人質にしてニックの口を割らせようとする。

北署にやってきたイヴは魔法で警官を牽制、さらにトラブルが先陣を切って銃撃戦になだれ込む。ニックもスキをついて拘束を解く。
コンラッドは混乱に乗じて逃げ出すが、跡を追ったイヴが牽制、ヘクセンビーストとザウバービーストの魔法戦となる。しかしガラスの破片が腹に突き刺さりイヴは重症を負ってしまう。

そのころ、過去の変身魔法の影響でイヴと身体がリンクしているアダリンドは「イヴが死にかけている」と感じ取る。
思わぬ襲撃に逃げ帰ったコンラッドはアダリンドを殺さんとする気迫で脅し、ニックの自宅の住所を聞き出す。ニックが危険だと感じたアダリンドはダイアナに頼み魔法でニックに危険を知らせようとする。

モンローとロザリーはスパイスショップから古書を持ち出そうと準備するが、そこにヴェッセンが攻めてくる。既の所で帰ってきたトラブルが二人を助ける。
いっぽう重症をおったイヴを連れ帰ったニック。自宅近に通じる上海トンネルに隠した「グリムの騎士の遺物=治癒力のある棒」を取り出す。イヴに棒をかざすと腹の傷が再生しイヴは一命を取り留める。しかし急に苦しみだしたイヴはヴォーガしのたうち回り、やがて気を失ってしまう。
モンローたちも合流したところで、ニックの家にダイアナの幻覚が現れる。「ママがここの住所を話してしまった、ごめんなさい」と伝えるとダイアナは消えてしまう。

アダリンドはダイアナに感謝するが、アダリンドの首元に締められた痕(コンラッドにやられたもの)があることに気づき不穏な表情をうかべる。

ニック達はダイアナの警告を受けて逃げ出そうとするが、すでにブラッククローに包囲されてしまっていた。
逃げ道がなくなったニックは全員を上海トンネルの置くに進むよう促す。トンネルは途中までしか探索しておらず何処に通じているかもわからないのだが、他に手がない。ニックはイヴを連れて行こうとすると、彼女は目を覚まし「ジュリエットの人格」らしき言動をとりはじめる。

ニックは全員がトンネルに入ったことを確認すると自分だけ部屋にのこり鍵をかけてしまう。ひとりで部屋に籠城しブラッククローの追手と戦うニック。しかし胸に銃弾を受けてしまう。
床に倒れ込み絶命するニックだが、内ポケットに例の「棒」が入っていたため傷は瞬時に再生される。

トラブルはニックを助けに行こうとするが、モンローやハンクが「ニックの意志を無駄にするな」と止める。トラブルはトンネル奥に進む途中でイヴと座り込み残ることにする。トラブルもイヴの様子が明らかにおかしいことに気づいていた。
モンロー達はトンネルの奥に進むがいずれも行き止まり、焦るモンローだがそこで唐突にロザリーは妊娠のことを告げる。

再起したニックの前にコンラッドとレナードが現れる。
コンラッドはその場でニックを殺そうと魔法を使うが、突如コンラッドの胸を剣が貫く。指したのは…レナードだった。
レナード自身、何が起きているのかわからない、という表情。実のところ、アダリンドを傷つけられて怒ったダイアナが魔法でレナードを操りコンラッドを殺したのだった。。。

見どころ:

ついにシーズン5最終回。闇落ちしたレナード不可抗力の裏切り、ジュリエットの帰還?、ダイアナ強すぎ、など興味深いポイント多数を残したまま次シーズンへ持ち越しです。

ジュリエットの人格が戻ったらしいイヴ。「棒」の効力が強すぎて、元のジュリエットに戻されてしまったのかな?だとすると次シーズンではアダリンドとジュリエットとニックの三角関係が再発か…?!

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