第1話「グリム・アイデンティティー」(原題:The Grimm Identity)
あらすじ&ネタバレ
ヘクセンビーストと化したジュリエットはトラブルの手で殺されてしまう。ニックは動揺する最中、謎の男達の襲撃を受け気を失ってしまう。
目が覚めるとトラブルとジュリエットの遺体、さらにニックの母・ケリーの首は男たちによって持ち去られてしまっていた。
ニックはトラブルたちを連れて行ったのが、かつてトラブルに接触してきた人物でヴェッセンでもあるFBIのチャベス捜査官であると睨む。
ハンクやウー、レナード警部はニックが動揺のあまり暴走している、と考え彼を諌めようとするのだが、ニックはひとりでチャベスの家に乗り込み彼女を拘束してしまう。
スパイスショップに拘束したチャベスを連れてくるニックだが、彼の話していたとおりチャベスはヴェッセンだった。
彼女を尋問しようとしたところで、バドの家に保護されていたアダリンドが産気づいたという連絡が入る。病院に駆けつけたニック。未だ父親になる覚悟ができておらず動揺する。
いっぽうでニック不在のスパイスショップではチャベスが仲間らしき人物たちと合流することになったと知らせが入る。店に戻ってきたニックはチャベスに同行し、トラブルをさらった奴らを捕らえようとする。
チャベスの案内で、とある工場にやってきたニック。そこで謎のヴェッセンたちに襲撃を受ける。なんとか応戦するもチャベスは深手を負い命を落としてしまう。今際に「戦争がはじまる」と告げて…。
謎を残したまま病院に戻ってくるニック、アダリンドは無事に出産を終えていた。アダリンドは産んだ子供に、ニックの母親の名前である「ケリー」と名付け、ふたりで娘を育てようと語りかけるのだった。
※GRIMM/グリム シーズン5 第1話 のもっと詳しいレビューはこちら
第2話 「今そこにある危機」(原題:Clear and Wesen Danger)
あらすじ&ネタバレ
ニックはハンクやモンローたちを連れてチャベスが襲撃された工場へやってくる。しかしチャベスや倒したヴェッセンたちの遺体はキレイになくなってしまっていた。
チャベスが死ぬ間際、彼女の携帯に連絡してきた”チャベスの仲間”が後始末をしたのだろうと、ニックは推測する。
未だ全容がハッキリとしないためレナード警部には事情を伝えないことに。ニックは休暇を与えられたため、ハンクは別の刑事とコンビを組むことに。
事件現場から招集がかかり出向くと、とあるオフィスで会社社長が惨殺されていた。発見者である事務員を聴取するハンクとウーだが、遺体の有様からふたりはヴェッセン絡みの事件らしいと疑っていた。
ハンクは事務員を警察に呼びつけニックにヴェッセンかどうかを確認させようとする。ニックは彼がヴォーガするのを確認したが、過去に他の事件でも手配されていた事務員はFBIに連行されてしまう。ニックとハンクはFBIに注意するよう警告するのだが、その甲斐もむなしく事務員は連行中にFBI捜査官を殺し逃亡してしまう。
ハンクが現場に駆けつけると、チャベス殺しの現場に残されていた「カギ爪」の印が残されていた。
いっぽうチャベスの仲間のFBI捜査官は、チャベスが消息をたったことからニックの関与を疑い始めていた。
アダリンドはケリーと共にニックの家に厄介になることに。アダリンドは子供が生まれ事で改心したが、抑制薬の効果が切れヘクセンビーストに戻ってしまうことを恐れていた。さらにニックがFBIに睨まれてるとしったアダリンドは「ひとりでケリーを育てていくのは無理」とパニックになりかける。
ニックたちは事務員が会社から不正に金を横領していることを突き止め、会社の秘書もグルであることが判明。秘書の家に隠れていた事務員を追い詰め射殺する。さらに秘書はグルだっただけでなく彼女もヴェッセンであり「グリムでも我々は止められない」「オックルタトゥームリベラ」という言葉を残して自殺してしまう。
モンローによればその言葉の意味は「隠されたモノを解き放て」。どうやら今回のふたりのヴェッセンもトラブル拉致&チャベス殺しに関わっているらしいのだが。。。
第3話 「ロストボーイズ」(原題:Lost Boys)
あらすじ&ネタバレ
ニックはジュリエットと暮らした家を引き払い引っ越すことを決める。
工場跡地を新しい根城に決めたニックはアダリンドとケリーを連れてくる。アダリンドはその外観に面食らってしまうが、ニックは他者に住処がバレないように最新の注意をはらう。
いっぽう、山奥で2年前に失踪した女性の転落遺体が発見される。
女性は山奥で暮らす4人のヴェッセンの子供(ピーター、ビッグ・ジョン、リリー、ミゲル)に監禁され「母親」役をさせられていた。子どもたちは母親役がいなくなるたびに新しい「母親」を探しては拉致していた。
レナード警部のもとには王家のマイズナーが姿を表し、王が事故にあったことを告げにやってくる。
子どもたちのひとりリリーは病気に苦しんでおり、ピーターとビッグ・ジョンは薬を求めてスパイスショップにやってくる。スキをついて薬を万引きしようとするがロザリーが捕まえる。親がいないことを明かされると同情したロザリーは薬を与えて逃してやることにする。
しかしロザリーに優しくされた子どもたちは彼女を「新たな母親」にしようと、ロザリーを拉致してしまう。
さらわれたロザリーは子どもたちの刺激しないようしぶしぶ母親役を演じる。昔話に見立てたグリムの話を聴かせるが、子どもたちはヴェッセンのこともヴォーガのことも理解していない様子。子どもたちが寝静まったのを見計らってロザリーは逃げ出すが子どもたちが仕掛けた罠にはまり囚われてしまう。
ロザリーがさらわれたことでモンローは動転する、ニックたちは捜索に当たろうとし店の監視カメラをチェックする。すると山で発見された被害者と関係がありそうな車を目撃。
どうやら子どもたちが山奥の事件と関わりがあるらしいとニックは睨む。モンローは被害者の遺体から匂いをかぎとり子どもたちの根城を探し出そうとする。
ニックたちは山奥に捜索にやってきてロザリーを発見する。子どもたちはロザリーに聞かされた話からニックがグリムだと察し怯える。モンローは怒りのあまり子どもたちを殴ろうとするがロザリーが止める。
子どもたちは養護施設送りにされることになるが、同情したロザリーは子どもたちに優しい声をかけるが、「母親」になってくれなかったロザリーに子どもたちは怒りを露わにするだけだった。
さらに、子どもたちが送られた施設の所長はヴェッセン。子どもたちにヴォーガさせてみせると彼は「オックルタトゥームリベラ」と例の言葉を復唱させる。
そのころマイズナーに捕らわれていたトラブルは彼に促されるまま何処かへ向かうのだが。。。
第4話 「乙女の祈り」(原題:Maiden Quest)
あらすじ&ネタバレ
ニックとアダリンドはぎこちないながらも子育て生活を送り始める。
いっぽう貿易商のトロイヤーは跡取り息子を殺され、代わりにあとを継がせる娘の花婿選びに息子殺しの犯人・フランキーの首をもってこいと命令する。花婿候補である3人のヴェッセンはその命をうけ、まず一人目の候補・アイザックがフランキーを殺しに向かうが、殺しの直前に別のヴェッセンが現れフランキーの命を救う。
ニックたちは事件の調査にあたり、アイザックの親と交流のあったレナード警部を同行させ聴取に向かう。ニックたちはそこでアイザックがダニエル・トロイヤーという貿易商と関わりがあること、彼もヴェッセンの一族「ヴェッテンオーゲン」であることを知る。
つぎに二人目の花婿候補・イーライがフランキーを狙いに向かう。花嫁・エミリーはイーライと恋仲であり彼の身を案じる。
イーライはフランキーの護衛役として彼の懐に潜り込み、フランキーの命を狙おうとするのだがアイザックのときと同じくヴェッセンが現れ、フランキーの目の前でイーライを殺してしまう。
モンローとロザリーによればヴェッテンオーゲンの求愛儀式である「マハツ・ズークトート」が事件に絡んでいると助言をする。それによれば儀式に参加しているはずの3人目の候補者こそが犯人らしいのだが。。。
その三人目の候補者・エイモスはイーライまでもが殺されたことに動揺する。エイモスは犯人ではないどころか、マハツ・ズークトートへの参加もあくまで一族の建前ととらえていた。彼自身はゲイでエミリーと結婚する気もなかったのだ。しかしトロイヤーは「途中の事態は認めない」と脅し、エイモスにフランキー殺しの命を再度通達する。
ニックたちはエイモスを捕らえ尋問するがエイモスは身の潔白を訴える。
そのころアイザックの母親はフランキーと接触、マハツ・ズークトートに巻き込まれたことで息子を失った彼女はトロイヤーに復讐するためフランキーと手を組むことにする。
フランキーはトロイヤー邸に押し入りトロイヤーを銃撃する。エミリーはフランキーを押さえつけ、ニックたちもそこに駆けつける。
エミリーはマハツ・ズークトートで自分の将来を決められてしまうことを嫌がり、自ら候補者達を殺したことを白状する。が、結果的にそれはフランキーを助ける結果となったためエミリーは逮捕されず、代わりに殺人教唆の罪でトロイヤーが逮捕される。
事件が解決しニックが家に帰ると、そこに傷だらけで瀕死の状態のトラブルが現れるのだが。。。
見どころ:
エミリー役にはドラマ「HEROES」シリーズのグレッチェン役で知られる[actor][name]マデリーン・ジーマ[nname]([altname]Madeline Zima[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0956526/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1497087204-300×170.png”][aactor]が客演。
第5話 「ラット・キング」(原題:Rat King)
あらすじ&ネタバレ
ニックの前に瀕死のトラブルが現れ、ニックは彼女を病院に連れて行く。
トラブルの着ていた服は穴だらけでその下には防弾ベストを着用、さらに「ローレン・コール」「レベッカ・ライアン」という偽名のIDまで所持していた。ニックは彼女が何かの計画に加担させられていたのでは?と危惧する。
そのころマイズナーはニックの携帯に電話するが、家に置き忘れたチャベスの携帯にアダリンドが出る。アダリンドは、マイズナーがトラブルの消息を気にしていた旨をニックに伝える。ハンクとウーに協力を得てトラブルの偽名での消息を調べようとするニック。
そこに事件捜査の招集を受ける。
全身傷だらけの男性2人の遺体がみつかる、彼らと同棲していたという女性の証言では男性らはゴミ処理場に向かった後消息を立っていた。さらに一緒に行ったのは3人で1人が依然行方不明となっていた。
ニックはその女性や死んだ男たちが猫型のヴェッセン「クラウストライヒ」であることを見抜く。彼女はゴミ処理場に向かったのも「ネズミ型のヴェッセンをいたぶるため」だったと話すのだが。。。
ゴミ処理場にやってきたニックたちはゴミ山の中で暮らすネズミ型ヴェッセン「ライニゲン」たちの姿を認める。
モンローの助言では「リーズンラタ」と呼ばれる巨大なネズミの伝説が存在し、複数のライニゲンが合体して巨大化する、という。あくまで伝説の話だと笑うモンロー。
しかしライニゲンたちは生き残った男や同棲していたクラウストライヒの女性を捕まえにやってくる。ニックは助けを求める電話をけてふたたびゴミ処理場へと向かう。
集積所にライニゲンたちの姿は見当たらずさらわれた女性だけが無事に救出されるが、闇夜にまぎれてニックたちはらいに現に取り囲まれてしまう。次の瞬間彼らは一箇所に集まり巨大なネズミ「リーズンラタ」へと変貌しニックたちに襲いかかる。
ニックは近くの電線を破壊しリーズンラタを感電させて仕留める、辺りには元の姿に戻ったライニゲンたちの遺体が転がっていた。
そのころ隠れ家にとどまっていたアダリンドのもとにはマイズナーが姿を現す。マイズナーはトラブルが狙われていると警告しニックに連絡させる。
知らせを受けたニックは病院へと向かうが、手術を終えたトラブルは病院内に潜んでいたヴェッセンたちによって連れ去られそうになる。
そこへニックとマイズナーがそれぞれ駆けつけ、ヴェッセン達と格闘。トラブルを奪還する。
見どころ:
マイズナー役を演じているのは[actor][name]ダミアン・パックラー[nname]([altname]Damien Puckler[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0699851/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1500042853.jpg”][aactor]。
シーズン冒頭で姿を消したトラブルがようやく再登場!
第6話 「魔の夜」(原題:Wesen Nacht)
あらすじ&ネタバレ
ヴェッセンに狙われたトラブルはニックとアダリンドが暮らす隠れ家へと匿われる。
トラブルを誘拐した集団「ハドリアヌスの長城」(HW)は政府内に巣食う機密組織でヴェッセンと戦っているらしい。彼らはグリムを仲間に欲しがっており、トラブル以外のグリムも協力をしているという。マイズナーもHWのイチ員だという。トラブルはHWから支給されたハイテクバイクによってニックの居所を突き止めたのだという。
いっぽう、街では黒ずくめのヴェッセンの集団が通り沿いの店を次々と襲撃する。生花店店主のケンは殺されベーカリーショップ店主のゼイヴィアは拉致されてしまう。
事件の調査に乗り出したニックたち、現場には例の「カギ爪のマーク」が残されていた。さらに被害者はモンローたちの知り合いのヴェッセンだという。
トラブルはアダリンドに「ジュリエットを殺したこともHWの指示だったのか?」と問われる。トラブルはそうだと認めるが、アダリンドは「ニックには自分で話せ」と伝える。
モンローはヴェッセンが集団で問題を起こすときには何らかの政治的主張が隠されている、と語る。しかし襲われた被害者たちは至って無害で思想持ちではなかった。
すると、さらわれたはずのゼイヴィアが傷だらけで保護されたと連絡が入る。
事件がヴェッセン絡みであることが確定しニックはレナードに報告。チャベスがすでに死んだことを初めて明かし、「戦争が起きる」と言い残したことを伝える。
ゼイヴィアが事件関与を主張した女性をニックは拘束するが、怯えたゼイヴィアは面通しを拒む。
モンローとロザリーは「ニックは信用できる、ニックに任せろ」とゼイヴィアを説得し、一味に関与する女性・ビリーを拘束尋問し、首謀者が「ダラス」という男だと吐かせる。
ビリーは尚も協力を拒もうとするがレナードが目の前でヴォーガし彼女を脅して自供させる。
ロザリーは解放されたゼイヴィアを家に送るのだが道中ゼイヴィアは突如泣き出し、ニックたちがダラスの元へ向かったのは「全てワナである」と白状する。
ニック達はビリーの自供に従い工場跡へと向かうが、罠にはめられ大量のヴェッセンに囲まれてしまう。窮地に追い込まれたニックたちだが、突如襲撃が止む。
不審に感じたニックが確認するとヴェッセン達は何者かによって倒されていた。
生き残っていたヴェッセンがニックに襲いかかるも、まるで魔法にでもかかったかのように突如ヴェッセンの身体が宙に浮き上がり地面に叩きつけられてしまう。
驚いたニックの前に現れたのは…ジュリエットだった。。。彼女は何も言い残さずすぐさまその場を後にする。
見どころ:
ゼイビア役にはドラマ「クローザー」やコメディ「ザ・ミドル 中流家族のフツーの幸せ」などに出演していた[actor][name]ボブ・クレンデニン[nname]([altname]Bob Clendenin[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0003928/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1500037891-300×282.png”][aactor]。ゼイヴィアのヴォーガした姿はまるで「深海魚」のようなグロテスクな仕上がりで、見るものに衝撃を与える…!!