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【海外ドラマ】HEROES REBORN ヒーローズ・リボーン 第8話「6月13日(後編)」レビュー

CSチャンネル・スーパー!ドラマTVで海外ドラマ HEROES REBORN ヒーローズ・リボーン 第8話 「6月13日(後編)」を視聴したので感想をレビューしてみたいと思います。過去にやって来たノアは怒りからエリカを襲おうとし未来を変えてしまう。そして、更に過去に飛んだトミーと再会するが。。。

ちなみに前回のレビューはこちら。

【海外ドラマ】HEROES REBORN ヒーローズ・リボーン 第7話「6月13日(前編)」レビュー

HEROES REBORN ヒーローズ・リボーン 第8話 「6月13日(後編)」あらすじ

原題は “June 13th Part Two”

エリカはオデッサのテロがスレシュの犯行であるとメディアに吹聴する。
クレアやテロの多くの被害者が運ばれた病院に姿を表したエリカ、それを追う未来から来たノア。さらに “自分がもう一人いること” を目の当たりにした(この時間軸の)ノアもそれを追う。未来のノアはエリカを銃で撃とうとするが、この時間軸のノアがそれを阻止する。

この時間軸のノアは、未来のノアが過去を大きく変えてしまったことを避難するが。。。

足に被弾したエリカ、ふたりのノアはとっさに身を隠す。
妹のフィーヴィーを探すこの時間軸のクエンティンは手負いのエリカを脅し妹の居場所を聞き出そうとする。

クエンティンはフィーヴィーと会うために、エリカを助けたが逆にエリカに利用されるハメになってしまう。。。

生まれたばかりのトミー(ネイサン)とマリナを連れたヒロとアンジェラは1999年のオデッサに移動する。
アンジェラの家があるスイスに飛ぶはずが何故か場所が移動していない。おかしいと感じつつヒロは再び瞬間移動を使おうと試みるも能力が発動しない

そのことからアンジェラはトミーの能力に気づく。トミーはペトレリの血統を受け継ぎ共感能力(エンパス)を備えていた。
トミーを抱きかかえていたヒロから時間移動の能力を吸収してしまったのだ。更に出産の際には母・クレアから超再生能力を奪い取ってしまった、そのためクレアは普通の人間と同等になり出産によって死亡した(つまり元々母体死産の運命だったということでしょうか…)

アンジェラはマリナからも能力を吸収しないようにトミーとマリナを別々に分けて育てよう、と提案する。
アンジェラは、ヒロに「トミーの父親」になるよう告げてマリナを連れて去る。

1年前の世界では、ちょうどカルロスは従軍から帰還した頃だった。
従軍先で味方を窮地から救ったとされるカルロスだったが、実は同期の女性兵士・ファラが自身の能力(透明になる)を使い行った善行だった。ファラは真実を知ったカルロスに口止めし、功績をカルロスに譲った。

カルロスは実際には何もしていないことに後ろめたさを感じるが、EVOだと知られたくないファラはそれを止める。(ファラはその後、軍を辞めてカンパニーで働くことになる)

オデッササミットの会場では大量の犠牲者が出る中、行方不明のデニスを探していた。ルークとジョアンはそこで遺体となったデニスを発見してしまう。

失意の二人はモーテルに戻るが、そこへサミットで曲芸をしていたEVO・ミックが訪ねてくる。
テロの際に、ルークは瓦礫に埋もれていたミックを助けた、そのことでお礼を告げに来たミックだったが、デニスを失ったジョアン行き場のない怒りをミックにぶつける。ジョアンが殴りかかりつかみ合いになったことでミックは能力を使ってしまう。するとジョアンはハサミをとりミックを刺し殺してしまう

ルークは正当防衛として事態を落ち着けようと息を整えるが、ジョアンはミックを殺したことで清々したような表情をうかべ。。。

未来のノアは過去のノアとモリー、キャスパー事の経緯を説明し協力を請う。
モリーにヒロを探してもらおうとするが、モリーはヒロの能力のありかは感知できるが、彼自身をみつけられないという。過去のノアの記憶を消すことに同意を得て、その役をキャスパーに担わせる(レネに頼むとレネが死ぬことになるため/第1話参照)

未来のノアとモリーはヒロを探しに行く。過去のノアが記憶を消そうとしたところでハリスが現れキャスパーを殴打。ノアを拉致する。

ハリスに拉致されたノアの前には前シリーズのキャラでもあるマット・パークマンが現れる。
エリカの元で働くようになっていたマットはテレパシー能力でノアの記憶を読み取りクレアの居所をさがそうとする。能力によってクレアが死んだことをしるマット、さらに生まれた子供のことを聞き出されそうになったところで、キャスパーがコインを投げる。それに触れたノアは瞬時に記憶を失ってしまった。

記憶を引き出せないなら用済み、とハリスはノアを殺そうとするが後ろからキャスパーの攻撃を喰らい失神。
マットはとっさに銃を取りノアとキャスパーに向けるが、自分の行動に迷いがあるマットはふたりをそのまま逃がしてしまう。

エリカはハチローを使って、この時間軸のヒロを囚えていたが
サミット会場にヒロ、病院でも2人のノアを見たことで、過去か未来からノアとヒロが邪魔しにやってきたのだと考える。ハチローを始末し、ノアを捕まえるよう命令を下すエリカ。

さらにルノータスはエバーナウの開発者であるハチローからゲームのアクセス権を剥奪し締め出す。
裏切られたと知ったハチローはプログラムの中から、現実世界に「カタナガール」を召喚、自分を父親だと名乗り彼女を娘「ミコ」として対ルノータス用に送り込むことに決める。

ミコにはなんの記憶もない(本物のミコは事故によって死亡したとされている)ため過去のことをハチローによって教え込まれる。

ハチローの元にはハリスが訪れる。自分を捕えに来たのだと覚悟を決めたハチローは「カタナがカギだ」とミコに言い残し、ハリスとともに姿を消す。

未来のノアとモリーは彼女の能力を使ってとある家にやってくる。
呼び鈴を鳴らそうとしたノアの前に扉をあけて現れたのはヒロ。白髪交じりになり歳をとっていた。

1999年に飛んだヒロは、能力を失った後そのままオデッサにとどまり、アンと恋に落ち二人でトミーを育てていた。モリーはチカラを失ったのにどうして場所がわかったのか不思議がるが、ヒロの能力をもったトミーを探し当てていたのだった。
全ての事情を知らされていたトミーは祖父(血のつながりはない)であるべネットとの出会いに興奮しつつも「世界を救う準備がある」と語る。

ヒロによって時間移動の特訓をうけていたトミーのチカラを利用しノアは未来に戻ろうとするが、エリカの差金でハリスが送り込まれる。
トミーとノアは瞬時に目配せし、トミーの能力でハリスを背後に飛ばし、ノアが狙撃する。未来のノアがエリカを殺そうとしたことで未来が変わり起きるはずのない事態(ハリスが送り込まれること)が起きてしまった。トミーとマリナの存在を知られてしまったと悟ったヒロとノアは、予定を変更し、この時代のアンジェラに会いにいくことにする。

サミットの現場にもどってきたこの時間軸のノアとキャスパー。
キャスパーの能力によってノアは記憶を消される(シーズン冒頭のシーンに戻る)。記憶を消されたノアはクレを探そうとするが。。。

ノアとトミーはスイスのアンジェラの元を訪れる。
ノアが訪ねてくることを予知夢で悟っていたらしいアンジェラ、トミーと曾祖母にあたるアンジェラは再会を果たす。エリカに事がバレた事を伝えるノア。
アンジェラは磁極が反転し地球の滅亡が近いことを予知していた。双子がそれを止める救世主になる、と。トミーは「僕達が全人類を救う」と意気込む、その様が正義感あふれる息子・ピーターを彷彿とさせアンジェラは「やっぱりペトレリ家の子ね」と笑う。

まだ、時ではないとして、トミーはマリナと顔を合わせることなくその場を去った。

従軍から帰還したファラはアンジェラの元を訪れる。マリナの世話をファラに任せつつも、まだトミーのことはマリナには話せない理由がある、とアンジェラは語る。

エリカとの約束通り、クエンティンはフィーヴィーと再会を果たす。
しかし妹の変化を感じ取ったクエンティンは彼女を責めるが、フィーヴィーはエリカに陶酔してしまっている様子。

アンジェラの家から帰還した未来のノア、モリー、ヒロの元へキャスパーがやってくる。
過去のノアの記憶を消し事後処理をしたことを伝える。モリーはスレシュの母親に会うため、トミーの能力でインドへ。そして未来のノアを元の時間(1年後)へ送り返す。

直後、ヒロの家にはハリスのクローンが送り込まれてくる。
ヒロは自分が囮となると告げ、アンとキャスパーと供に能力で逃げるように諭す。トミーとアンはヒロと別れることを拒むが、駄々をこねるトミーを叱責し能力で逃がす。

押し入ってきたハリスのクローンと二刀流のカタナで応戦するヒロ。

トミーはヒロの元へ帰ろうとするが、計画を台無しにしてしまうとアンは止めようとする。
それを見ていたキャスパーはトミーの記憶から「アンの事以外すべての記憶」を消してしまう。トミーは何があったのかも自分の能力についても忘れてしまう。キャスパーはそのまま去り、アンとトミーは居を転々とする生活をはじめる。

未来に戻ったノアはミディアンに飛ばされてくる。
その場にはクエンティンの姿が…過去が変わったことによって未来で死んだはずのクエンティンが死なない未来に変わっていた。さらに過去でエリカに利用されることとなったクエンティンは未来でも尚エリカに組みしている様子。

そうとはしらないノアはクレアが双子を出産し、時間移動して現在15歳になっていることを明かしてしまう。
クエンティンはその情報をエリカにバラしてしまうのだった。。。

登場人物

マット・パークマン

前シリーズにも登場したキャラクター・マットも再登場。
テレパシー能力者で、元来の人の良さと利己の間で揺れるとっても “人間的” な登場人物のひとり。今回は悪役エリカの部下として登場しているようですが。。。

演じているのは[actor][name]グレッグ・グランバーグ[nname]([altname]Greg Grunberg[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0342399/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/01/heroesmatt1280jpg-997198_1280w.jpg”][aactor]
前シリーズでのレギュラー出演のほか、近年ではリブート版「スタートレック」シリーズの出演や映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、DCドラマ「フラッシュ」への客演などがあります。

トミーの共感能力(エンパス)

トミーの能力がペトレリ家の共感能力に類するものだということが明らかに…!
前シリーズでは主要キャラのピーターやその父・アダムなどがこの能力を使っていましたが、キャラによってビミョーに能力の内容が違うんですよね。。。

ピーターの能力

共感:他人の能力をコピーして使用することができる。直接接触したり、近くにいるだけで自動的に能力をコピーし、複数の能力を蓄積して記憶し、後にも使うことができる。

複製:触れた相手の能力をコピーする。蓄積性はなく、使用できるのは最後にコピーした能力のみでそれ以前の能力は上書きされ使えなくなる。(前シリーズでピーターは共感能力を失い、後に複製能力を発現した)

アーサーの能力

吸収:触れた相手の能力を吸収し奪い去る。触れられた相手は能力が使えなくなってしまう。複数の能力を蓄積して記憶し、後にも使うことができる。

サイラーの能力

直感、理解:物の仕組みを理解し再現することができる。サイラーの場合、能力者の頭を切り開き脳を直接見ることで能力のメカニズムを理解し再現してみせた。複数の能力を蓄積して記憶し、後にも使うことができる。
観測、理解、再現をしているだけでエンパスではない

アンジェラ曰く「妹の能力を吸収しないように」、ヒロ曰く「チカラはひとつしか持てない」と言及されているため能力を意図せずとも「吸収」してしまうのでしょうか。(アンジェラとヒロがどうやってそれを確かめたのかは定かじゃありませんが。。。)

これをみて考えてみるとトミーの能力はピーターおじさんの「複製」とアーサーひいおじいさんの「吸収」の中間て感じですかね?
直系の能力を受け継がなかったのは不思議だけど…。

トミーの能力

触れた相手の能力を吸収し奪い去る。蓄積性はなく、使用できるのは最後にコピーした能力のみでそれ以前の能力は上書きされ使えなくなる。

 

にしても、ペトレリの血筋と双子を取り巻く関係性が複雑…!笑
下図にしてみたけど、このキャラ達だけでもなかなか入り組んでます。。唯一クレアの相手(双子の父親)が誰なのかは不明のまま…。案外そこがキモだったりして…?

感想&あとがき

[rating]

トミーがめちゃめちゃ頼りがいのある存在になってしまわれている…!けど、キャスパーに記憶を消されてふたたびおどおどした少年に…苦笑
シリーズ冒頭に至るまでこういうドラマがあったのね、という回想録的な展開でなかなか楽しめた。

この7話、8話で双子出生の伏線回収がすごく秀逸だったなあと思う。
HEORESシリーズはいろんなところで粗が指摘される作品でもあるんだけど(苦笑)、そういうの無視しても楽しめるのはやっぱこういうゾクゾク展開があるからだよなあ、って思ったり。

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