第1話「NZT-48」あらすじ
原題は “Pilot”
主人公・ブライアンは小さい頃からなにをやってもダメダメな男。
何をやってもモノにならず、いい歳して就職もせず趣味のバンド活動だけを続けていた。そのバンド活動も日の目を見ることもなく、メンバーは次々と辞めていき今では一人で弾き語りをやる日々。。。
家族も呆れ顔だが、ただひとり父親だけは彼のがんばる姿を肯定的に捉えていた。
しかしある日、父親が病気で倒れる。
父親が心配、というていを装い実家に戻ろうと考えたブライアン。しかし父親が他意なく何気なく言った「お前になにができる?」という言葉に傷つくブライアン。。。
職のないブライアンは銀行でファイル綴じのバイトを始めるが、そこでかつてのバンド仲間・イーライと再開する。
イーライは銀行マンになっており、自身と彼との成長の差に愕然。自分のダメっぷりを彼に吐露すると、見かねたイーライはとあるクスリをブライアンに手渡す。違法なクスリではなく神経を刺激して活力を与えてくれる、起爆剤のようなものだ、と彼は説明した。
ダメ元でクスリをのんだブライアン。
すると自分の脳のすみずみまで神経を研ぎ澄ませる感覚を感じた彼、頭は冴え、些細な記憶も呼び起こし、離れた場所の会話も聴こえる。あらゆることが可能になったのだ。
2週間で終わらせるように与えられたバイトの仕事を難なく2時間でこなしたブライアン。街に飛び出すと、チェスを楽しむ人々に片っ端から勝利、弾き語りのギターを借りてスゴテクを披露し、ホットドック売りに新たな商品のアイデアを提供する。
今の自分なら何でもできる!と考えたブライアンは父親の病気も治せるかも、と考えたブライアンは兄の医学書や古い家系図を引きずり出し、頭脳フル回転で父親の病気が遺伝性の病気であることをつきとめる。
翌朝、目覚めたブライアンはすさまじい二日酔いのような感覚に陥る。
フラフラになりながらも突き止めた病名を父親に告げる、病院で検査をうけるとブライアンの言うとおり病名はドンピシャ。しかし治療には臓器移植が必要とのこと。
解決策をひねり出すためには、もう一錠あのクスリが必要だ、と考えたブライアンはイーライ宅へ。
するとイーライの家は荒れ放題、当の本人は殺されてしまっている。
警察を呼ぼうとするブラインだが、一瞬考えなおしてしまう「オレにはあのクスリが必要だ…!」
クスリを探しだしたブライアンだが、ちょうどそのとき部屋に銃を持った何者かがやってくる。とっさにクスリを飲んだブライアンは窓から飛び出し、ヒーローの様にビルの階段を飛び降りで逃げる。
追われるブライアンだが、研ぎ澄まされた神経は車が交差する道路上でほんの一筋の隙間を正確にはじき出し、彼はそこを突っ切って走り去る。追手をまいて地下鉄に逃げ込んだブライアンだが、新たな女性の追手に追い詰められ銃をむけられる。女性の胸には「FBI」のIDが。
追い詰められたブライアンは線路に飛び降りる。的確に電車の停車位置を計算し、使われなくなった地下線路に逃げ込むブライアンはまんまと追手を振り切った。
女性の追手はレベッカ。FBIの捜査官。イーライの部屋にやってきた男の追手も同じくFBIの捜査官・スペルマン。ふたりはFBIの上官・ナズリーンにブライアンのことを報告すると、彼女から興味深い話が飛び出す。
2011年に「NZT-48」という麻薬が押収される、開発者不明だがこのクスリを飲むと脳の機能が驚くほど高まる。FBIとCIAの有志が被験者となり複製したNZT-48の服用実験を試みたが、服用をつづけるとカラダに変調をきたし1年後に2名死亡。実験は中止されFBIはこのクスリを追っていたのだった。
はれてブライアンはFBIに追われる身となってしまう。
レベッカはブライアンの両親をたずね、イーライ殺害の容疑がかかっていることを伝えるが、父親は依然ブライアンを信じている。「息子は行き詰まっていたからクスリに手を出したかもしれない。しかし殺人は絶対にしない」と。
NZTとイーライの死の謎について気になりだしたブライアンは、彼の携帯の中を調べ、イーライの同僚2名がNZTを服用しているであろうことを察知。彼らを問い詰めることに。
ブライアンが2名のうちいっぽうの家を訪れると、イーライと同じく既に死亡しているのを発見。
ブライアンは自宅にもどると、彼の部屋を調査していたレベッカとハチ合わせしてしまう。自分は犯人でないことを告げ、犯人を捕まえるために協力しようとレベッカに持ちかける。知っている情報を伝えるがレベッカは半信半疑。煮え切らない彼女の態度に、ブライアンはNZT服用者の最後のひとりの存在は明かさずにその場を去る。ブライアンもまたクスリが必要になるからだ。。。
翌朝、ブライアンはもう一人の服用者・アダムの元を訪れる。
突如現れたブライアンに警戒するアダムだが、クスリ切れのブライアンはクスリが欲しいだけだと訴え彼もそれを承諾する。家に入り込んだブライアン、アダムの部屋で札束とNZTを発見する。
そこへやってきたアダムはブライアンに向けて銃を発砲。逃げるブライアンは足を負傷し追い詰められる。イーライを殺したことを白状するアダムをなんとか逃げおおせたブライアンだが、足のキズがひどい。。レベッカに電話をかけ自分が無実であること、アダムが犯人であることをつたえ、撃たれた弾を取り出す方法を教授してもらうが、弾を取り出そうとしたところで気絶してしまう。。。
ブライアンが目を覚ますとそこには謎の男が…。
彼の名はエドワード(エディ)、大統領選出馬が噂されている上院議員。エディはブライアンのことをずっと追っていた。彼もNZT服用している。彼はNZTの副作用を抑制するクスリを発明し、4年間ノーリスクで服用を続けているらしい。エディは抑制薬とNZTをブライアンに与え、自分の手駒になることを要求する。
抑制薬とNZTを服用したブライアンは自分の身を潔白するため動き出す。
銀行強盗に入り、レベッカを指名して通報させる。現場に現れたレベッカ。なぜ銀行強盗に入ったのか…それはアダムが銀行の貸し金庫の中にNZTを隠していたから。
ブライアンの目論見通り、イーライの血がついたNZTが発見される(アダムがイーライを殺して奪ったモノ)。アダムは逮捕されブライアンの潔白は証明された。
ナズリーンはブライアンがNZTを服用してもカラダに変調をきたしていないことに着目(抑制薬のことは知らない)。
彼を実験台にしようと考えるが、それにレベッカは反対。それよりFBIに迎え入れて捜査に協力させようと提案する。ブライアンは一時拒否するが、父親の臓器移植を実現させるようレベッカに取引を持ちかける。手術は実現し、父親はブライアンに感謝を伝える。
こうしてブライアンはFBIに協力することになった。。。
アダム役のダニエル・エリック・ゴールド
第1話登場のNZTの服用者 アダム・ハニーカットを演じていたのは、ドラマ「アグリーベティ」などに出演していた[actor][name]ダニエル・エリック・ゴールド[nname]([altname]Daniel Eric Gold[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm1896045/?ref_=ttfc_fc_cl_t38″][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2016/10/0c2901f3b49517767822b5b4c6401c1a.jpg”][aactor]。
黒目がちが印象的な、THEユダヤ系って感じの俳優さんです。
アグリーベティ出演時はちょっと抜けた優しい青年という感じでしたが、今回は完全に悪役でしたね。。。