【音楽レビュー】Moe and ghosts×空間現代 の RAP PHENOMENON を聴いてみた

もうTシャツでもへっちゃらな陽気になってきた〜、とか思ってたら夕方にグッと冷え込んだりするここ数日。カラダが気温変動についていきません…。そんな今日も音楽レビューをひとつ。
 Moe and ghosts×空間現代 の RAP PHENOMENON です。

Moe and ghosts×空間現代 って誰だ

じつはボクも知らないアーティストさんでした。
「Moe and ghosts」という女性ラッパー＆トラックメーカーのユニットと「空間現代」というバンドによるコラボ音源です。
この作品を “ヒップホップ” と形容していいのかわかりませんが、ラップベースなのでヒップホップに大分されるのかな、と。
ジャンル違いのアーティストさんですが同じレーベルメイトのようで。
それぞれを少し掘り下げてみましょう。

Moe and ghosts

上記動画はMoe and ghostsの単独作品、ちょっとポエトリー調の女性ラッパー。
比較的最近、活動しだしたグループのようです。
ボク世代だと降神とかを彷彿とさせるサウンドに感じますね。

空間現代

今回の作品もそうですがフィーチャリングで様々なボーカルとコラボしてたりはするようですが、バンド自体はボーカルレスのインストバンドのようです。
あまり詳しくないので語弊があるかもですが、ノイズっぽいというんでしょうか。
いかんせんアーティスティックが過ぎる感じは否めないですが、キライじゃないですこういうの。

聴いてみよう RAP PHENOMENON

YouTubeにはトレーラー動画が上がってます

んートレーラーだけだと短すぎる…！
とおもったら、Soundcloudに収録されている2曲をフルで上げてくれていました。

ボクの第一印象はそっちょくに、女降神＋水曜日のカンパネラ。
声がコムアイちゃんに似てるときがチラホラ。
空間現代が奏でるバンドサウンドがベースになっているので、単調なトラックベースのラップになっていないのは面白かったです。なんかちょっとZAZEN BOYSを彷彿とさせる演奏でもあります。
それにしても変調転調が激しい…

6曲目の「可笑しい」という楽曲は、リリックに山内マリコの小説「ここは退屈迎えに来て」のテキストを引用しているそうで、ポエトリー調の楽曲にこそ活きるアイデア。
淡々と進むリズムに朗読を載せてくるスタイルなんだけど、バックのバンドサウンドが唐突にリズムを崩したり、終盤に近づくにつれてアプローチを足してきたりと、良い意味で”BGMとしてすんなり聴き流させてくれない“。

ときおり入る男性ボーカルは空間現代の方なのかな？

ちなみに、ちゃんとしたMVはまだ無いようで、製作中とのこと。

Moe and ghosts × 空間現代 "RAP PHENOMENON" trailerhttps://t.co/bOimUFTPNM
by 16bit.Inc
MV制作中、乞うご期待です。

— Moe and ghosts (@ututopia) March 31, 2016

あとがき

[rating]

コア層向け？初見で手は出しづらいか…？

間違いなく大成型のアーティストではないですし、だいぶ聴く人を選ぶサウンドだとは思いますが個人的には買ってマンゾクな音源のひとつ。朝方より帰宅後にひたすらリピしてたい感あります。

この手の界隈の音源を普段から聴いていない人にはちょっと手が出しづらいかもな〜…、ってのも正直なとこ。それでもレーベル在庫完売しちゃうぐらい注目されてるのは事実。
いまは配信て手もあるから完売後そっちに移行するのかもだけど、完全廃版なっちゃうぐらいなら今買っとけ、と思います。

【お知らせ】ご好評につき、Moe and ghosts × 空間現代『RAP PHENOMENON』のレーベル在庫が終了しましたので、直販・通販を一旦終了させていただきます。再入荷をお待ちください。なお、CDショップ店頭にはまだ在庫ございますので、是非お店でお買い求めくださいませ

— HEADZ (@HEADZ_INFO) April 10, 2016

ちなみに来月の5/30にリリースライブが控えているようで。
さきほどのZAZENぽいという形容は決して布石ではないですが、そのZAZEN BOYSと対バンです。

ん〜チケまだ売ってるみたいだし
月曜だけど、仕事あがりに行ってみようかしら。。

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