【海外ドラマ】MR.ROBOT/ミスター・ロボット 第2話「1かゼロか」レビュー

MR.ROBOT ミスターロボット 第2話

CSチャンネル・AXNで海外ドラマ MR.ROBOT ミスターロボット 第2話 「1かゼロか」が放送されたのでさっそくレビューしてみたいと思います。ミスターロボットの新たな計画を聴き、難色を示すエリオットは「選択」を迫られることになる…。

ちなみに前回のレビューはこちら。

【海外ドラマ】MR.ROBOT/ミスター・ロボット 第1話「やあ、君」レビュー

MR.ROBOT ミスターロボット 第2話 「1かゼロか」あらすじ

原題は “eps1.1_ones-and-zer0es.mpeg”

タイレルの指示でEコープ社に連れてこられたエリオット。
テリー・コルビーの逮捕をうけて、暫定的にEコープ社の社長に就任することになったタイレルは、エンジニアとして有能なエリオットをオールセーフから引き抜こうとする。
数年のうちにEコープ社内でIT部門を確立するため、オールセーフは潰れる、という事情を明かし多額の給与でエリオットを釣ろうとする。が、巨大勢力の権力や金に操られることを嫌うエリオットはこの申し出を断る。

妙な展開に落ち着かないエリオットは、いつものようにハッキングでタイレルの身辺調査を図る。
彼にかかればものの数分で情報にたどり着くことができたが、その情報はどれもクリーンでつまらないものばかり…タイレル自身もエンジニア出身ということを思い出したエリオット。「自分が情報を探りに来ることを予期して待ち構えていたのか?」と思い至り、大慌てで自室のパソコンを破壊。ハッキングの証拠を隠滅する。

MR.ROBOT ミスターロボット 第2話

テリー・コルビーの逮捕以降、いっこうにFソサエティからの接触がないことにエリオットは焦燥。「何も起こらないのに他人をハメたのか?」と困惑するがある朝、Fソサエティを名乗る集団が打倒Eコープを宣言した動画がネットにアップされているのを知る。
スカウトを断って以来、タイレルの部下に付け回されているエリオット。自分の知らないところでいったいなにが起きているのか困惑ぎみ。

家にかえると何者かが勝手にシャワーを浴びている。
Fソサエティのダーリーンだ。いったいどうやって住所をつきとめたのか不思議そうなエリオットをよそに、ダーリーンはふたたびFソサエティへ彼を連れて行く。
迎えたのはミスターロボットとFソサエティのメンバー3人。ミスターロボットは新たな計画を実行しようとしていた。

スティールマウンテンというガス工場を爆破する計画。
工場のとなりには大手企業のデータ保管施設がある、それを破壊したいためだった。しかしエリオットは工場で働く従業員や近隣の住民が巻き込まれることを危惧、だがミスターロボットは「戦争に犠牲は付き物だ」ととりあわない。ミスターロボットは「やるかやらないか」「選択すべきだ」と煽るが、人殺しはゴメンだ、とミスターロボットの誘いを断るエリオット。

Fソサエティと決別したエリオットは憔悴ぎみの様子で帰宅する。
シェイラにクスリを補充してもらおうと彼女の部屋を訪れると、そこにはドラッグの元締め・ベラが占拠していた。ベラはシェイラをドラッグで眠らせレイプしていた。ベラを警察につきだそう、とシェイラを諭すが、「彼は他の元締めより分前を多くくれる」「金が必要」「選択肢はない」というシェイラの言葉に、「まただ、ここでも金に支配されるのか…」と思い悩むエリオット。
「選択」することが重要、というミスターロボットの言葉がエリオットの頭を反復する。彼を通報すればクスリが手に入らなくなるが、悩んだ挙句エリオットはベラを通報する。

MR.ROBOT ミスターロボット 第2話

人が選択することの多くは「似たようなものの中から選ばされるだけ」。車の車種、飲む水の銘柄、加入する保険の種類、すべて用意されたものから「選んだ気になる」だけ。本当に自由な選択などそこにはない。似たようなものからひとつを選んだって違いはない「自分たちの選択は事前にすべて決められている」と考え至ったエリオット。
かかりつけのカウンセラー・クリスタにもそのように語り、エリオットの精神状態が良くない方向へむかっていることを心配するクリスタ。

シェイラの一件から考えがゆらぎだしたエリオットは、爆破しない方法はないのか?とミスターロボットに持ちかける。
が、一度出て行ったエリオットをタダでは迎え入れないミスターロボットは、エリオットから父親の話を聞き出そうとする。しぶしぶ父親の話を語りだしたエリオットだったが、話を聞き終えるとミスターロボットはおもむろにエリオットの背中に手を伸ばし、彼を高所から下へ突き落としたのだ…

MR.ROBOT ミスターロボット 第2話

え、なんで突き落としたの?

MR.ROBOT ミスターロボット 第2話

今回のラストシーン、会話の途中で急にエリオットを突き落とすミスターロボット。観ていて「え、なんで?」ってなりました。苦笑
理由がよくわからん…。

父親との過去をかたっていたエリオット、Eコープで働いていた父はある日クビになり白血病に。母親には黙っているよう約束したが、病状が悪化し母に事情を話した。それをしった父は激怒し、エリオットは抱きしめて謝ろうとしたが父親はそれをはねのけ、はずみでエリオットは足を折った。
その話を聴いたミスターロボットは、話の内容に呼応するように「父親がしたことは、エリオットが約束を破った代償に値しないか?」「信頼を裏切った」と問う。弁明するまもなく突き落とされたエリオット。

いちどFソサエティを捨てて立ち去ったことへの代償とでもいうのだろうか?突き落とされた場所は高低差のある公園のてすりみたいなトコロなので、落ちても死なずに大怪我で済みそうではあるんだけど…。
ただでは再び迎え入れないぞ、という意思表明?う〜ん…次回この部分回収されるでしょうけど、ちょっとナゾ。。。

MR.ROBOT ミスターロボット 第2話