CSチャンネル・AXNで海外ドラマ MR.ROBOT ミスターロボット 第10話 「決行」が放送されたのでさっそくレビューしてみたいと思います。ついに第1シーズン最終回!Fソサエティの計画の顛末はいかに。。。
ちなみに前回のレビューはこちら。
MR.ROBOT ミスターロボット 第10話 「決行」あらすじ
原題は “eps1.9_zer0-day.avi”
クリスタはかつての恋人で、エリオットによって浮気を暴かれた男・レニー(第1話参照)と再開する。
レニーはエリオットに浮気を暴かれた末に離婚しており、それを根に持ってエリオットのハッキングを訴えようとしていた。警察が数週間前からエリオットをマークしているという。
クリスタに情報提供を求めるレニーだが、彼に裏切られたクリスタは協力するはずもなく。。。
いっぽうFソサエティの計画は実行に移され、世界経済に混乱が訪れる。世界中の金融データは破壊され、多くの者の借金が事実上帳消しとなる。Fソサエティからの声明ビデオが公開され、民衆の多くは彼らを支持する。
エリオットはタイレルの車で目覚める、またしても記憶が乏しい様子。車の駐車代を請求されるエリオットだが、経済混乱の最中クレジットカードは使えなくなり手持ちのないエリオットは車をそのまま置いて立ち去る。
Fソサエティのアジトにやってくるエリオット。メンバーたちはアジトに残されたハードディスク類の証拠隠蔽中。ダーリーンによればエリオットは3日間音信不通、その間にメンバーたちにもしらされず計画は実行されていた。
記憶がまったくないエリオットは驚いた様子ながらも「実行すべきじゃなかった」と口走りアジトを去る。
Fソサエティの面々は壊したハードディスク類を始末するため、捨て犬処分のための火葬場へやってきてハードディスクを燃やす。捕まっていた犬たちを哀れに思ったトレントンをはじめ、一同は捕まっていた犬を逃がしてやることに。
アンジェラはテリー・コルビーの誘いにのってEコープに入社した様子。
Eコープでは副社長がテレビ会見をひらくが記者の執拗な質問に憔悴した彼はカメラの前で自身と会社の破滅を語りだしてしまう。「もう元には戻せない」と。次の瞬間、銃を取り出した彼はアンジェラ達社員が見守るなかカメラの前で自殺を図る。
EコープのCEO・フィリップはアンジェラを気遣い、副社長の血で汚れた靴を買い換えろ、とお金を渡す。
言われるがまま靴屋にやってきたアンジェラだが、靴屋の店員には「Eコープは悪の手先」「よくあんなところで働けますね」と罵倒される。その言葉に心の底では共感しつつも憤慨したアンジェラは「何様のつもり?」と店員を一喝する。
オールセーフのギデオンは経営難に陥っていた。
Fソサエティの攻撃によってEコープは壊滅的なダメージを受け、その余波をもろに受けたオールセーフにはもう再建の見込みがないという。
エリオットはタイレルに計画を話したところまで覚えているようだが、その後何が会ったのかを覚えていない。
真相を確かめたいエリオットはタイレルを探して彼の自宅を訪れる。ジョアンナが対応するが彼女は警戒し手の内を見せない。それに感づいているエリオットも「オリー」だと偽名を名乗る。探りを入れてくるジョアンナに警戒するエリオット。
タイレルとは3日前から合っていないというジョアンナの言葉を受けて、その場を離れる。
タイレルの車に戻ってきたエリオット、事態が飲み込めずタイレルの消息もつかめずパニックに陥る。
車内でUSBメモリーを見つけたエリオットはその中に収められていた動画データを閲覧する。そこにはかつてエリオットがミスター・ロボットに突き落とされたシーン(第2話参照)を隠し撮りした動画が収められていた。
その意図がわからず混乱したエリオットは、警察に自首しようと電話を手に取る。するとふたたびミスター・ロボットが現れ。。。
エリオットはミスター・ロボットを恫喝しタイレルの居場所を聞き出そうとする。無論、ミスター・ロボットは存在しないため、周りには独りでわめく変人に見えている。
ミスター・ロボットは近くの人間を挑発、彼が殴られる様とリンクしてエリオットが殴り倒される。
アンジェラはフィリップにさそわれEコープ幹部の集会に訪れる。アンジェラはこの経済危機のなかフィリップが落ち着き払っていることに疑問をもつ。彼は自分には「世界最大のコングロマリットがついている」と余裕で回答する。
副社長が自殺したことについても「彼が死んで世界は少しだけ良くなった」とほくそ笑む。その発言にあっけにとられてしまうアンジェラ。
Fソサエティは証拠隠蔽の仕上げとして、アジトでパーティを開き大勢の人間の指紋を残させる。計画を終えたことで目的意識を失ったトレントンやモブリーは少し憔悴気味。
混乱し続けるエリオットは自分の頭のなかに問いかけ続け、ミスター・ロボットの声を振り切ろうとする。
ミスター・ロボットは全ての情報、広告、流行、メディアで人々を操るだけの虚構の世界を憂う。すべてデタラメだ、と。その声に耐え切れなく鳴ったエリオットは「独りになりたい」と目を瞑る。
すると彼の前から全ての人間が消え静寂が訪れる。
しかし「こんな風に孤独で惨めな現状が嫌だったはず」とミスター・ロボットは諭す。「俺はどうすればいい?」と聴くエリオットはミスター・ロボットの言葉に促されるまま自宅に帰る。
パソコンを開き、世界中の経済破綻による現状をながめるエリオット。すると、彼の部屋のドアを誰かがノックする音が。。。
ふたたびEコープの夜会のシーン。
CEO・フィリップと会話をする男の姿が。彼はフィリップに訪ねる「犯人はご存知なんでしょう?」と。「もちろん。その人物の対処はする」と答えるフィリップ。会話している相手の男は格好こそ違えど、ホワイトローズその人だった。。。