第5話「論理爆弾」(原題:eps2.3_logic-b0mb.hc)
あらすじ&ネタバレ
エリオットはレイのパソコンを使いFBI職員の携帯へのハッキングを試みる。
内部の情報すべてが漏洩するようプログラムし、万が一マルウェアの存在がバレた時には「論理爆弾」と呼ばれる自己破壊機能で携帯内部を壊し証拠の隠蔽を図る。
いっぽうでレイに依頼された作業もこなす必要があるエリオットは、作業の前任者である “RT” という人物と話したい、と要求を出す。
FBIのディピエッロはFソサエティによってサイバー攻撃と物理攻撃(空調設備捜査によるサーバー破壊)を受けた「スティールマウンテン」に捜査にやってくる(シーズン1第5話参照)
いっぽうダーリーンはアンジェラの家に不法侵入。アンジェラは彼女を追い返そうとするが、ダーリーンはアンジェラがオールセーフで働いた不正(ウイルスの拡散 / シーズン1第4話参照)を盾に脅す。ダーリーンはその件の証拠をエリオットが消したため「アンジェラはエリオットに救われた、今度は借りを返す番だ」と協力を求める。
ダーリーンは「とある装置」をFBIのオフィスに置いてこい、と伝える。それを介してエリオットがFBIをハッキングするのだ。
ダーリーンはアンジェラをつかってFBIのセキュリティを突破するべきだと考えていたが、エリオットは彼女を巻き込むことに懸念を示す。彼の中のミスター・ロボットもダーリーンに賛成するのだが「他の手を考えろ」の一点張りだった。
アンジェラは元カレのオリーに呼び出される。懐かしい話に花を咲かせるのだが、オリーはオールセーフでのハッキングのことを持ち出す。
会話の流れに違和感を持ったアンジェラが彼の携帯を奪い取ると、会話を録音していた。アンジェラは彼がFBIに協力しているのかと疑うが、彼はそれを否定。FBIの聴取に応じた際もアンジェラのウイルス拡散の件は話さず、シスコにCDを渡されたことだけを話したと明かす。
しかし、それだけでもFBIにマークされるには充分だと感じたアンジェラは頭を抱えて店を出ていってしまった。
タイレルの妻・ジョアンは何かを手伝わせている青年・カリームと密会。
カリームはジョアンに依頼されていた「何か」が「FBIにバレている」と感じ怯えていた。FBIに監視されているとうろたえるカリーム。ジョアンは「何も問題ない」と彼を慰める。
いっぽうでジョアンの自宅には匿名の封筒で玩具が届く。それは恐らくタイレルからまだ見ぬ子供へのプレゼントだった。ジョアンは封筒の差出人を探し当てようと部下に命令をくだすが、特定はできなかった。
さらにジョアンは部下に命令し、怖気づいたカリームを始末させてしまう。部屋を襲い、筋弛緩剤を注射し、銃で撃ち殺してしまった。
ディピエッロは捜査とは別の案件・要人の警護で中国へ出張に出かける。
要人の会談相手はあの “ホワイトローズ” こと中国国家安全部長のチャンだった。公の場にはいつもの女装した姿ではなくスーツ姿。FBIはEコープへのサイバー攻撃について情報提供を求め慎重な会議をすすめるが、空気を読まないディピエッロは中国のハッカー集団「ダークアーミー」の情報を渡せ、と発言してしまう。
会議の空気は凍りつくが、ホワイトローズは「資料はすべて見せる」とにこやかに対応する。
その晩、FBIの面々を歓迎する祝賀会が開かれる。しかし会に退屈したディピエッロはホワイトローズの指摘な部屋に迷い込んでしまう。
そこには無数に時計が並べられていた。するとすぐにチャンが部屋にやってきて「自分は時間に執着している」と話す。チャンはディピエッロがFBIに入った理由を尋ね談笑する。ディピエッロを気に入ったのか屋敷の中を案内するチャン。
翌朝、祝賀会開けのFBIの面々は朝食を取ろうと滞在先のラウンジに集まる。すると唐突に何者かが銃を乱射。
周りにいたFBIメンバーたちはディピエッロ以外すべて銃弾に倒れてしまう。とっさに物陰に隠れたディピエッロは銃で犯人に応戦しようとするが、その犯人は持っていた銃で自殺する。ディピエッロはただ怯えて物陰に隠れているしかなく。。。
アンジェラはエリオットの家を訪ねる。エリオットは彼女が計画に関わるのを阻止しようとするが、アンジェラはすでにノリ気になっていた。
既にFBIにマークされているなら現状を帰るために計画を進めるしかない、とアンジェラは意を決したのだった。するとエリオットは自分には死んだオヤジの幻覚(ミスター・ロボット)が見えている、と明かす。彼の状態の不安定さを知って尚アンジェラは彼に協力し、彼を助けると申し出る。
エリオットにもアンジェラにも久しぶりの笑顔が浮かぶ。
いっぽうエリオットはレイに掛け合い “RT” との接触に成功。RTはレイとローンスターにボコボコにされヒドイ有様だった。
RTの技術力はエリオットも認めるほどだったため、エリオットは「レイがなぜRTではなく自分に作業を依頼したのか?」がわからなかった。エリオットはチャット画面を通じてRTに事情を聞こうとするが、怯えたRTは依頼されている作業が「匿名通信・Torを利用した完全招待制のサイト移設」であることを告げ、暗にそれが不法なものであると伝える。
エリオットはなおも彼に事情を問おうとするが、そでこミスター・ロボットが止めに入る。
しかし好奇心を止められないエリオットが質問を続けると、ある匿名サイトのURLをPCに打ち込み席を離れる。訝しげにエリオットがそのサイトを開くと、そこには闇マーケットの売買サイトが出現する。
そこでは違法な薬物、武器、未成年の子供、さらには人殺しを請け負うことまでが商品として出品されていた。
レイがこのサイトの運営者なのか?それとも彼は内容をしらず作業を担っているだけなのか?
レイの優しい人柄しか知らなかったエリオットは葛藤する。ミスター・ロボットは「関わるな」と告げるが、エリオットはレイが犯罪者ならば以前自分がしていたように個人情報のハッキングで破滅させてやると考え始める。
エリオットの正義心はいつにもまして強く、ミスター・ロボットもクチごもってしまった。
アンジェラはFBIの追跡を避けるかのように複数のタクシーを乗り継いで移動、ダーリーンのもとにやってくる(スーザンの家 / 第1話参照)。
ダーリーンはそれまでに数を募ったFソサエティの支持者たちを全員外に出しており、家の中に残っていたメンバーはダーリーンとモーブリーそしてトレントンだけだった。
その夜、エリオットが寝ていると部屋に屈強な男たちがやってきて彼を無理やり外に引きずり出す。
外ではローンスターが待ち構えており、RTから引き剥がした彼の頭皮らしきものを持っていた。動揺するエリオットの前にレイが現れる、彼が「見たからだ」と一言つぶやくとエリオットは男たちによってリンチを受けることになってしまう。。。
見どころ:
今回はいつになくバイオレンスなシーンが満載でしたね…とくにディピエッロ銃撃のシーンは唐突過ぎてびっくりしました。。。
第6話「マスタースレーブ」(原題:eps2.3_logic-b0mb.hc)
Coming soon …
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