【海外ドラマ】NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン2 全23話ネタバレ&まとめ

NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン2

第7話「追憶の硫黄島」原題:Call of Silence)

NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン2 NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン2

あらすじ&ネタバレ

NCISの本部に老人が訪ねてくる。かつて従軍したらしいその老人・ヨスト伍長は第二次大戦下において名誉勲章を受けた英雄らしい。
ヨストは唐突に、「海兵隊員を殺した」とギブスに告白する。ヨストは銃で海兵を殺したと言いはるのだが詳細を語ろうとしない。ギブスはチーム総出でヨストの証言の裏を取ろうとする。

ヨストは2週間前に妻を亡くし、そこから痴呆がはじまっていた。会話のそばから語ったことを忘れていく様子。事件の詳細を尋ねたところでまともな情報は得られず、自らが出頭してきたことさえも思い出せなくなる始末。

調査と尋問をすすめると、ヨストは硫黄島戦において仲間の兵士を殺したと語りだす。ギブスはヨストが証言した仲間の遺体を掘り返しヨストの証言が真実らしいことが判明する。しかし老い先短い老人を投獄することに気が引けるギブス、さらに逮捕となれば彼の名誉勲章も取り下げられてしまう。

憂慮したギブスは当時の資料を徹的に調べ上げるが、ヨストの妻と死んだ兵士がかつて恋仲だったという事実が判明する。その事実は「ヨストが嫉妬のために仲間を殺した」と動機づけるに充分だった。それでも諦めの付かないギブスは、事件当夜の出来事を証言できる人物を探し出す。

ヨストの仲間たちは既に全員死亡していたが、硫黄島でアメリカ軍の捕虜となった日本人を発見したのだった。
彼の証言と当時の軍事資料を見せられたよすとは、事件当夜の記憶を思い出す。地下壕に隠れたヨストの陣営は日本軍から身を隠していたが、負傷した仲間が痛みと恐怖から声を上げ、ヨストは見つからないようにと気を失わせるつもりが、強く殴りすぎたために仲間を死なせてしまったのだった。

事情をしった査察官・コールマンはヨストの罪は問わないことを決める。
晴れて無罪放免となったヨストはギブスとともに日本料理店へ食事に出かける。店の大将は件の証言をした日本人だった。じつのところ彼は硫黄島戦には参加しておらず、ギブスが連れてきただけの偽物だったのだ。

見どころ:

今回のトニーの映画ウンチクは「硫黄島の砂」(1949年作)。

シーズン1第18話に登場したコールマン少佐が再登場。

NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン2

第8話「ハートに火をつけて」原題:Heart Break)

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あらすじ&ネタバレ

海軍基地病院に入院していた中佐が、突如火に包まれ焼死する。
アビーの鑑識結果から、何者かが吸入用の酸素に火を着けたことが明らかになり操作を進めるNCIS。

ダッキーは病院の医師・ベイヤーズの協力を得て検死をすすめるが、そのいっぽうで、ベイヤーズの美貌に見惚れる。

トニーとケイトは被害者の勤務先である空母に調査しにやってくるが、その空母にはシーズン1でトニーが想いを寄せたNCIS捜査官・キャシディーが転属勤務していた。
キャシディーの証言から、被害者の部下が「いびり」を受けていたことが明らかとなり、ギブスはその人物の犯行を疑う。

ギブスはクレジットカード履歴を追って容疑者を追い詰めるが、憔悴した様子の男は自殺を図ろうとする。ギブスが説得しようとするが、銃を振りかざしたた瞬間、警戒していたケイトが男を撃ち殺してしまう。しかし捜査の結果、死んだ男にはアリバイがあったことが明らかになる。無実の男を殺してしまったケイトは憤る。

トニーとアビーは証拠の捜査の末に引火の原因が「タバコ」を使った時限発火装置だったことを突き止める。
さらにダッキーは、被害者が手術の末に死亡し、ベイヤーズは医療ミスを隠すために「何者かに火を放たれた」様に見せかけたのだった。想いを寄せた女性の犯した罪に心を痛めるダッキー。

いっぽうでケイトも無実の人間を殺してしまったことに、激しく後悔の念に襲われるのだった。

見どころ:

今回のトニーの映画ネタは「第十七捕虜収容所」(1953年作)。

脇役ですが空母の乗組員役にはドラマ「殺人を無罪にする方法」などに出演しているビリー・ブラウン(Billy Brown)が客演。

第9話「サイバー殺人未遂事件」原題:Forced Entry)

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あらすじ&ネタバレ

海軍基地の女性兵士の居住区に見知らぬ男が侵入する。女性兵士・ローラは恐怖のあまりその男を銃で撃ち、男は意識不明の重体となる。

レイプ目的の侵入かと疑われたが、ケイトは被害者の男性が「ローラに呼ばれて家に行った」という証言を聴く。
被害者の家を捜索すると、男とローラが卑猥なメールのやり取りをしていたことが判明する。家には男の姉がやってくる、彼女の証言によれば男は「ネットの出会い系で会った女性とデートする」とほのめかしていたらしいのだが。。。

アビーとマクギーは男が登録していた出会い系を調査、するとローラの名前で「レイプ願望あり」と登録されているアカウントが発見される。

ギブスはローラの犯行を疑い尋問するが、アビーは彼女のパソコンが何者かによってハックされていた形跡を見つける。ハックした相手の情報をつかむため、出会い系業者の求人を通じて技術者になりすまし潜入する。
アビーの潜入捜査の結果、ローラになりすまし男にメールを送っていた人物が判明、チームは現場に急行するが容疑者は目をくりぬかれて殺されていた。容疑者は何者かによってローラになりすましていたが、それを指示したものによって口封じのために殺されたらしい。

さらにその目玉はローラの家で発見される。どうやら真犯人は容疑者殺しすらもローラの犯行に見せかけようとしたらしい。

アビーは証拠を精査し真犯人を特定するが、ギブスはそれに先んじて真犯人に目星をつけていた。
病院に搬送された男は、最初の疑い通りレイプ犯だった。さらに彼の姉も実は姉ではなく男の共犯者。男がレイプし、女が殺す、という犯行を繰り返していた凶悪犯だった。ギブスは彼らの様子のおかしさに気づき、ふたりを逮捕する。

見どころ:

トニーはギブスのコーヒーをマクギーにわざと飲ませて、マクギーはギブスからお叱りをくらってしまう(トニーひどい先輩だ…笑)

ギブス(海兵隊)の”ルール23″は「海兵隊員のコーヒーに手は出すべからず」。

第10話「トニーを追え」原題:Chained)

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あらすじ&ネタバレ

トニーは囚人に紛争しオトリ捜査に挑む。
別の囚人 ジェフリー・ホワイトと護送車で移送中、隙を観て脱走することになったトニー。ジェフリーは相棒と組んで古美術の盗難を働いたが、トニーは脱走を装ってジェフリーの相棒と合流し、盗まれた古美術品の場所を特定しようとしていた。

ギブスたちはGPSでトニーの後を追跡していたが、逃走の途中でGPSが故障し、トニーの居場所がわからなくなってしまう。アビーは何とかトニーの足取りをつかみギブスは追跡するが、いっぽうでジェフリーが前科ありの切り裂き魔であることが判明。トニーの身を案じる。

トニーとジェフリーは、ジェフリーの相棒・レーンと合流するが、身元を疑われてしまいレーンの隠れ家に捕まってしまう。
ジェフリーは脱走に加担し自分に良くしてくれたトニーを気にいたらしく、翌朝レーンを出し抜いて、トニーとふたりで古美術品の取引に行こうと誘う。トニーは盗品の場所をつかむためその話にのる。

ギブスとケイトはトニーの足取りを追って隠れ家にやってくるがトニーは既に出立した後だった。さらに隠れ家からはレーンの遺体が発見される。ジェフリーはトニーと組むことにしたため、相棒のレーンを殺したのだった。

トニーは密かにギブスに無言電話をかけ続け現在位置を知らせようと試みる。ギブスはそれを手がかりにトニーとジェフリーを追う。
取引現場にやってくるとトニーは「自分が捜査官であること」をジェフリーに明かす。彼の人となりを知って情が湧いたトニーは投降を求めるが、ジェフリーは切り裂き魔としての本性を現す。刃物を取り出したジェフリーだがトニーは隠し持っていた銃を発砲しジェフリーを仕留める。

遅れてやってきたギブスはジェフリーの遺体と返り血を浴びたトニーを発見。トニーはジェフリーの人となりに入れ込んでしまい、彼を殺すしかなかったことを激しく後悔するのだった。

見どころ:

ギブスは外回りの捜査にあたっていたため、上層部への報告係を請け負ったマクギーは終始緊張モード。その末に途中でブチ切れて暴言を吐いてしまう。しかしハッキリと意見を伝えたマクギーは周りの捜査官たちから喝采を浴びる。

今回のトニーの映画ネタは「手錠のまゝの脱獄」(1958年作)。

ジェフリー役には映画「パルプ・フィクション」「ワールドトレードセンター」などに出演していたフランク・ホエーリー(Frank Whaley)が客演。

フランク・ホエーリー(Frank Whaley)

第11話「湖底に沈んだ秘密」原題:Black Water)

NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン6 NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン6

あらすじ&ネタバレ

2年以上前に失踪した大尉が湖底に沈んだ車から発見される。
発見したのは失踪者探して賞金稼ぎをしている私立探偵・クーパーだった。事故の末に湖に堕ちたのだと推測されたが鑑識の結果、何者かによって殺されて遺棄されたことが判明する。

NCISはクーパーと情報を共有して捜査をすすめる。ギブスとトニーはクーパーの捜査線上に上がった自称霊能者の女性を聴取するが、その最中何者かによって女性が狙撃され狙われるも、なんとか命はとりとめる。
アビーは残された銃弾から、湖底からみつかった大尉を殺した銃と同じものが使用されていること突き止める。

さらにアビーが鑑識をすすめると、大尉を撃った弾丸は死後に放たれたものだということが判明する。
ギブスは、大尉が事故で死んだ後に何者かが遺体に発砲したのだと推測。そんなことをする理由はただひとつ。

賞金稼ぎのクーパーは行方不明の大尉をみつけたことで大金を手に入れるはずだったが、それは「大尉が何者かに殺された」事が前提で犯人を特定する必要があった。クーパーは交通事故で死んだだけの大尉が何者かに殺されたように見せかけるため遺体に発砲、さらにありもしない殺人の容疑を他人になすりつけ、賞金を手にしようとしたのだった。

見どころ:

マクギーはクーパーの著書のファンだったが、彼が犯人だったと知ってショックを受ける。

第12話「ドッペルゲンガー」原題:Doppelgänger)

NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン6 NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン6

あらすじ&ネタバレ

海兵・ランバートの家に営業電話をかけていた男性は、受話器の向こうでランバートが何者かに襲われるのを耳にする。
その後、ランバートの自宅からは大量の血痕が発見される。NCISは現場に駆けつけたチェイニー警部率いる警察の捜査チームと情報を共有し捜査にあたることとなる。

アビーとマクギーは証拠を精査し、ランバートは自作自演で「自身が襲われた」ように見せかけたらしいことが判明する。
ランバートが軍のIT技術者だったことから彼の仕事の内容を調べた結果、彼が軍の医療処方箋を操作し、薬を大量に不正に入手していた事がわかる、薬の密売に手を染めた挙句逃亡した、とギブスは睨む。

しかし逃亡したと思われていたランバートが遺体で発見される。チームはランバートの同僚の犯行を疑う。

いっぽうでギブスはランバートの上司である女性・カレンと良い関係になりかけるが、アビーは証拠を洗いなおしカレンが真犯人であることを突き止める。
ギブスは自宅に招いたカレンと関係を深める直前で、彼女にDNA採取を要求することになる。

見どころ:

現場で遭遇することになるチェイニー警部率いる捜査チームが、NCISチームの構成と酷似していて見もの。「コーヒー好きのボス・チェイニー」「ちゃらい男性捜査官・モンテレオネ」「しっかりもの女性捜査官・レイチェル」「新米・ミラー」の4人。珍しくギブスが他人と波長を合わせる姿を見せるレアな回でもある。個人的には彼らでスピンオフ作って欲しいぐらい良いキャラ立ちしている。

チェイニー警部補役にはドラマ「GOTHAM」でドンファルコン役を演じているジョン・ドーマン(John Doman)が客演。

ジョン・ドーマン(John Doman)