【海外ドラマ】NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン7 全25話ネタバレ&まとめ

NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン7

第13話「上空の攻防」原題:Jet Lag)

NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン7 NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン7

あらすじ&ネタバレ

トニーとジヴァは、フランス大使館へ「とある証人」に聴取するためにパリへと出張に出かける。トニーはひとときのフランス滞在を大いに楽しんでいる様子。
ふたりは国防費詐欺事件の重要証人であり内部告発者であるノーラ・ウィリアムスをアメリカへと連れ帰るため飛行機に案内する。

いっぽう、アメリカでは海兵・パーソンズが自宅の風呂場で死亡しているのを家政婦が発見される。NCISはトニーとジヴァ抜きで捜査にあたることになる。
海兵は何者かによって殺されバスタブに遺棄、猫のトイレ用の砂をかけられ腐敗臭を抑えられていたことから犯人は遺体の発見を遅らせようとしていたらしい。

部屋からは頑丈な金庫が見つかり、中には未解決の殺人事件の調査報告書が保管されており、それによれば死んだパーソンズは副業として「暗殺業」を営んでいたらしい。新たな依頼も届いていた様子で、次のターゲットは「ノーラ・ウィリアムス」。まさにトニーたちが警護している女性だった。

ノーラは船舶企業・ベリンジャーに勤めており、ベリンジャーは海軍の船の修繕管理などを請け負っていたがいっぽうで海軍に対し多額の水増し請求をを行っていた。
ノーラはそれに気づき内部告発することを決めたが、証拠書類は社長によって破棄され、ノーラの証言だけが裁判の頼みの綱。故にノーラは命を狙われる存在となっていた。

ダッキーの検死によればパーソンズは首を折られていた、しかもかなり正確に一撃で死に至らしめた様子。つまりパーソンズを殺したのもプロの殺し屋らしかった。
アビーの鑑識ではパーソンズの電話履歴から、とある人物の関与が浮上する。

その人物は要人の間で「愛人」業を営み、いっぽうで情報を取り持ち暗躍する人物「ホリー・スノウ」だった。
ホリーはギブスの聴取を受け、パーソンズに殺しを依頼したことを認めるが、「自分は仲介するだけ」だと弁解する。無論それでは納得しないギブス、スノーは真犯人の口座番号を教える代わりに司法取引を持ちかける。
「(取引するなら)急いだほうがいい」と忠告するその理由は…パーソンズ同様に「ノーラ殺し」を多数の殺し屋に依頼しており、彼らはお互いを殺し合って報酬を我が物にせんと競っているというのだ。。。

事情を聴いたジヴァとトニーは上空の機内で警戒を強める。ジヴァは航空警察のアーサー・ニーリーと共に機内の乗客に目を光らせる。
いっぽうマクギーもトニー達の乗っている飛行機の乗客リストを精査し、ひとりだけ怪しい人物を特定。それは航空警察のアーサーだった。アーサーは登場直前に登場するはずだった警官に交代を申し入れ無理やり登場。パーソンズ殺害時にはアメリカ国内にいたことも確認される。
マクギー達から連絡を受けたジヴァとトニーはアーサーに睨みをつける。ジヴァはアーサーから携帯電話をすり、そのデータを送信してアビーに調べさせる。

いっぽうでアメリカではノーラの夫がベリンジャー社に押し入り社長に殴り掛かる。知らせを受けたギブスは夫に大人しくしているように警告する。

機内ではアーサーがトイレに入ったっきり出てこないことに気づいたジヴァ、トイレの扉をこじ開けるとアーサーは中で首を刺されて死んでおり、彼の銃は何者かによって奪われていた。機内に潜む「別の暗殺者」によって始末された様子。
事態を知ったノーラは怯え始める。いっぽうでそれでもジョークを飛ばす余裕のあるノーラはジヴァとトニーの関係を詮索してみせる。

バンスはホリーの司法取引を完了させる。ギブスはホリーに詰め寄り、真犯人の口座番号を教える前に「次の殺人」が起きたら、取引はなしだ、と脅す。
ホリーはギブスが本気であることを察して犯人の口座番号を教える。

トニーとジヴァは機内をうろつく不審な男を拘束するが、見当違い、彼は落とし物を探していただけだった。
犯人でないとわかり彼を解放した直後、今度はノーラが苦しみだし倒れてしまう。トニーは機内からダッキーに電話し、症状を説明。なんらかのアレルギーショック症状をおこしているらしく、すぐにでもエピネフリン注射が必要だった。しかし機内にはストックがなく困り果てるふたり。
するとさきほど拘束した男が持病用にもっていたエピネフリン注射を差し出す。ジヴァは信用できないと断るが、他に手がないと判断したトニーはノーラに注射し彼女は一命を取り留める。

ジヴァは臭いから、ノーラの機内用枕にノーラがアレルギーを持っているナッツの成分が塗り込まれていることに気づく。つまり乗務員が犯人らしい。
ジヴァとトニーはCAのティファニーが殺し屋であると察知、彼女もふたりに気づかれたと知り機内で乱闘の末、彼女を拘束する。

いっぽうでギブスとマクギーはホリーの明かした口座にベリンジャー社からの送金を確認。社長を逮捕するが、彼は潔白を訴える。
金を動かせたのは社長と会計士であったノーラだけだったのだが…そこからギブスはノーラの夫が妻を殺させようとしたのだ考える。気づかれた夫は車で逃亡しようとするがギブスの発砲でハンドル操作を誤り衝突。逮捕される。しかしギブスはそのはずみで車に跳ね飛ばされてしまい肩を負傷する。
ノーラの夫はベンジャーからひっそりと横領しており、ノーラの告発によって自分の不正も明るみに出ることを恐れたのだった。

トニーとジヴァは帰国。ジヴァはノーラに詮索された「トニーとの関係」をひたすら否定していたが、彼がフランスで撮った写真のなかで唯一「ジヴァを撮影した写真」だけが非常に綺麗に撮れていたことに微笑んで見せる。

見どころ:

今回はトニーの代わりにダッキーから映画ネタが飛び出す。ネタはヒッチコックの有名作「サイコ」(1960年作)。
いっぽうのトニーのほうの映画ネタはディズニー映画「ポリアンナ」(1960年作)と「メリー・ポピンズ」(1964年作)、「ソフィーの選択」(1982年作)、「スネーク・フライト」(2006年作)。さらに機内パニックを画いたドラマ「ミステリーゾーン(トワイライトゾーン)第65話 <二万フィートの戦慄>」にも言及。

NCISのルール12「絶対に同僚と付き合うな」。

ホリー・スノウ役には映画「ソウ」シリーズや「ドラゴンハート」に出演していたディナ・メイヤー(Dina Meyer)が客演。ホリーは後続エピソードにも登場します。

ディナ・メイヤー(Dina Meyer)

第14話「見えざる脅威」原題:Masquerade)

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あらすじ&ネタバレ

海兵隊員 ローマン・ヴェガは車でカーチェイスを繰り広げた挙句に爆発物によって車ごと吹き飛ばされる。
現場に捜査に来たマクギーは車の残骸の近くだと携帯の電波が入らない、というおかしな状態に気づく。線量計で車を測定すると微量の放射線を発していることが判明、一帯は封鎖され一同は除染を受けることになる。
車は放射性爆弾の原料となる「コバルトブルー」を運んでいたらしい。NCISは情報封鎖を求めるが、情報はメディアに流れたちまちニュースになってしまう。

いっぽうでNCISには民間情報機関のウォルター・ケインがやってくる。ケインはペルーの麻薬組織「リベルタード・ヌエバ」とヴェガがつるんでいたらしいことを明かし、その組織がDCに潜んでいると警告する。

ヴェガはカーチェイスの最中に弟・アルフォンソに電話したらしく、NCISはアルフォンソの足取りを追うことになる。
アルフォンソが潜伏しているホテルへやってくると、そこにはNCISと因縁の仲である弁護士のアリソン・ハートの姿があった。アリソンはヴェガから何らかの弁護を請け負っていたらしくその流れで弟・アルフォンソの弁護も引き受けたらしい。
ギブスは彼女がベル大佐の仲間だということを問いただそうとするが、彼女は確信を避けた回答。今回もまたギブスの邪魔をする気満々といった表情。

アルフォンソとアリソンをNCISに連れてきたギブスは尋問を行う。
「リベルタード・ヌエバ」との関与を話に出すと、どうやらアリソンも知らなかった事実らしく、尋問はギブス優勢の流れに。するとアルフォンソは兄から、自身の務める携帯電話会社で通話履歴の監視を依頼されたという。
アリソンの口止めも虚しく、アルフォンソは兄の死因を解明するためギブスを信用することにした様子。アリソンのハナを明かして得意げなギブス。

トニーとジヴァはヴェガの潜伏先を調査し爆弾の組み立てをしていたらしい痕跡を発見する。さらに現場でみつかったPCからは犯行指示を出しているヴェガの写った動画ファイルも発見される。
さらにダッキーは爆破現場から回収された遺体がヴェガではない、と断定。つまりヴェガはまだ何処かでテロを計画しているらしいのだ。

マクギーとジヴァはヴェガが足繁く通っていた歯医者を聴取しにやってくる。するとその歯医者からX線装置が盗み出されたことが判明。
X線装置の機器の中には「コバルトブルー」が部品として使用されており、ヴェガはそれを目的として盗みに入ったらしかった。

アリソンはギブスに圧力をかけアルフォンソの釈放を求める。ギブスはあっさりと彼を釈放したあと、ジヴァとトニーに尾行させる。ギブスの読み通りアルフォンソは生きていたヴェガと密会。ジヴァとトニーが拘留する。
ヴェガは自身がテロリストではないと潔白を訴え、アリソンの弁護を放棄する。するとヴェガは男に拉致されたあと「犯行声明文を読み上げるよう」脅されたらしい。ヴェガは泣く泣く従い、あとで怖くなってアリソンに相談したのだという。
車爆破の当夜、男に再び拉致されたヴェガは車を走らせる途中で飛び降り、逃走。車で見つかった遺体はヴェガを拉致した男なのだという。

アビーの鑑識でヴェガの証言は裏付けがとれる。さらにペルーへの渡航歴も現地に恋人がいたためだった。つまりヴェガは「リベルタード・ヌエバ」によってテロの容疑者に仕立て上げられそうになったのだ。

そんななか「リベルタード・ヌエバ」はメディアを通じてテロの実行を宣言する。
マクギーはネットの通信履歴を調査し、例の歯医者が「リベルタード・ヌエバ」と連絡をとっているらしいことを突き止める。それによればバスターミナルがテロのターゲットらしいのだが。。。
NCISはターミナルに急行し、仕掛けられた爆弾を発見。時限式のタイマーはあと40秒も猶予が残されていなかった。ギブスは感でケーブルを切断し、ラッキーなことに爆弾は作動しなかった。アビーによれば爆弾の調合に失敗しており運良く作動しなかっただけ、だという。テロリストの割に仕事がお粗末、だという。

件の歯医者は近くで自殺しているところが発見される。が、ギブスは自殺ではなく何者かによって始末されたのだと考えていた。
ギブスとバンスは一連の犯行が「リベルタード・ヌエバ」ではなくウォルター・ケインの仕業だと断定する。この折り、軍需関連の議会を控えていたDCだが軍事予算増額の法案が通る見込みはなかった。しかしこのテロのおかげでそれは見直されることとなった。それによって特をするのは民間情報機関であり軍需得益を見込めるウォルターだったのだ。
マクギーの解析によれば歯医者の通信履歴もウォルターによって改ざんされたものだと特定されていた。ウォルターは「弁護士と話したい」と吐き捨てる。

ギブスが家に帰るとアリソンは勝手に家に上がり込んでいた。
アリソンはギブスを、ギブスはアリソンを憎々しげに罵り合うが、白熱した二人は次第に顔を近づけ。。。

見どころ:

ギブスは第13話の負傷をうけて、片腕にギプスをつけて捜査にあたる。

トニーの映画ネタは「マラソンマン」(1976年作)。

アリソン役には「24」「HEROES」「コバート・アフェア」などに出演していたレナ・ソファー(Rena Sofer)が再び客演。

レナ・ソファー(Rena Sofer)

第15話「危険な賭け」原題:Jack-Knife)

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あらすじ&ネタバレ

ギブスは負傷の後遺症(第13話参照)のため、自宅への送迎をマクギーに任せる。
マクギーが帰ると、家の中の異変に気づくギブス。すると部屋の物陰からひとりの男が姿を表した。

男は元海兵隊のデーモン・ワース。かつてNCISが担当した事件(シーズン5)の関係者だった。
ワースは除隊後、運送会社で働くようになっていたがある夜、気を失い目覚めると路地裏でかつて部下だった男・ヘザートンと倒れていた。従軍時にワースはヘザートンの命をすくったのだが、目覚めた時ヘザートンは首を切られて死んでいた。
気を失う直前まで酒を飲んでいて記憶がない、と訴えるワース。ギブスはワースの依頼を受けて事件の調査に乗り出す。ギブスは帰宅したマクギーを呼び戻し、トニーとジヴァを呼びつけ捜査を開始する。
ワースは運送会社上層部の人間 アーロン・ズエッド、ジェラルド・ルーカスが犯人だと考え、自分も捜査に協力したいと申し出る。

事件は管轄の問題でFBIに回されるが、ギブスはFBIのフォーネルを訪ねて自分たちに捜査の指揮権を委ねるように交渉する。
フォーネルによればズエッド、ルーカスは不正な密輸に関わっているらしくFBIは以前から調査を進めていた。

NCISとフォーネル、ワースは合同で運送会社の密輸を暴く潜入作戦を開始する。ワースはジヴァを引き連れ運送会社へ潜入、密輸運搬の仕事を請け負う。
ジヴァとワースの運行とは別にギブスとフォーネルは通りすがりのドライバーを演じながら追跡する。

ジヴァの分析によればトラックは空であり、しようとしているのは「密輸」ではなく「強奪」だという。
輸送の立ち寄り先で他のトラックの積荷を強奪する計画なのだという。ギブスとフォーネルが裏を取るとズエッドは仕事仲間に欠けで負け高級車を奪い取られていた。その高級車を輸送トラックから強奪予定なのだ。

ジヴァとワースはトラックを道路に停車させ目的の輸送車を立ち往生させる。
ズエッドとルーカスは高級車を強奪しようとトラックの扉を開けるが、そこにあったのは車ではなく先回りしたギブスとフォーネルだった。ズエッドとルーカスは逮捕される。

ズエッドとルーカスは強奪計画は自白するがヘザートンの殺害は否認する。
実のところヘザートンを殺したのはズエッドの仕事仲間、車の持ち主・デヴォイジャーだった。まったく関係のないところで交通事故を起こしたデヴォイジャーは車で人を撥ねてしまった、運転手をしていたヘザートンが病院に運んだが、事故のことが公になるわけにいかないデヴォイジャーは口封じのためにヘザートンを殺したのだった。。。

見どころ:

本シーズンでフォーネル捜査官が初登場。演じているのはジョー・スパーノ(Joe Spano)

ジョー・スパーノ(Joe Spano)

ワース役にはドラマ「ヴァンパイア・ダイアリーズ」などに出演していたポール・テルファー(Paul Telfer)が客演。

ポール・テルファー(Paul Telfer)

第16話「秘めた決意」原題:Mother’s Day)

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あらすじ&ネタバレ

海軍基地の公園で海軍大佐 ジョセフ・ノートンが射殺される。
一緒に現場にいた被害者のフィアンセであるジョアン・フィールディングが聴取を受けるが、実はこのジョアンはギブスの最初の妻・シャノンの母親、つまりギブスの元義母だった。
シャノンの死後、ジョアンは離婚し独り身となっていた。ジョセフとデートした後プロポーズを受けるところだったが、見知らぬ男に撃たれたのだという。

通常、縁戚関係にある人物の捜査にはあたれない決まりだが「シャノンのために捜査したい」というギブスの懇願もあってバンス局長は特別に捜査を許可する。
ジョアンとの再会によってギブスにはうっすらと動揺の様子が見え隠れするのだが。。。

捜査の過程で殺されたノートン大佐はメキシコカルテルとの癒着があったことが判明する。しかもそのカルテルとはシャノンが死ぬこととなった事件の黒幕「レイノーサカルテル」だった。

いっぽうで現場管轄の警察は、ジョアンの事件関与を疑う。
ギブスはジョアンを信じ似顔絵捜査を試みるが、彼女が供述した似顔絵の男はかつてのギブスの友人であり既に死亡した男の顔だった。ギブスは、ジョアンが本当は犯人の顔を見ていないのではないか?と疑い始める。
さらにアビーの鑑識結果によれば、残された証拠が示す犯人は「海軍将校」らしいのだが。。。

ギブスはレイノーサカルテルとすべてをつなぐのがジョアンだと考え、彼女を疑うように詰問するが、ジョアンはギブスを平手打ちし一喝する。

ジョアンの着信履歴を調べた結果、彼女はメキシコの失踪者探し専門の探偵・ヘンドリックスとの関係が浮上する。事情を聞こうとトニーとジヴァが会いに向かうと、彼は施錠された家の中で焼き殺されていた。
ギブスはヘンドリックスの死亡もジョアンが関係があると考え尋問を開始する。しかし彼女は何も語ろうとはしない。

複雑な心境のギブスは女弁護士のアリソン・ハートを家に招く。
自分たちがジョアンを追求せざる終えないと考えたギブスは、彼女の弁護をアリソンに依頼する。アリソンはギブスからの思わぬ申し出に驚くが引き受けることを決める。

いっぽうでノートンと一緒にメキシコに渡航歴のあった海兵 デヴィッド・シャンクトンの名前が浮上。NCISはシャンクトンがカルテルとの闇取引を手伝ったが儲けを独り占めされて殺したのだろうと考える。
しかし警察とバンスは「ジョアンがシャンクトンをハメたのだろう」と意見を違える。バンスはギブスがジョアンに対して情を持ち出していると指摘する。
さらにダッキーの検死とアビーの鑑識の指し示した最終的な結論は「ジョアンが犯人」と言うものだった。

ギブスはアリソンのもとで保護されていたジョアンに会いに行く。
ジョアンはシャノンとケリー(ギブスの娘)が死んだことを悔い、独自にレイノーサカルテルの調査を続けていた。ヘンドリックスを雇うもカルテルに気づかれ彼は始末されてしまった。それでも諦めないジョアンはノートンに取り入り、彼を「カルテルの仲間」とみなして殺し、その罪をシャンクトンに着せようとしたのだった。
ギブスは「シャノンを殺したのはノートンじゃない」と語り、本当の犯人(実際にシャノンを殺したカルテルメンバー)を自分が撃ち殺したという真実を明かす。

それを聴いたジョアンは罪を認め、ギブスはその場でジョアンを逮捕しようとする。
するとアリソンが割って入り「事前告知なしの尋問は違法だ」と告げる。しかしこれはすべてギブスが事前に予測し、アリソンを用意していたこと。ギブスはジョアンが有罪であり、それを不問に処すには自分が不当な手順で尋問し弁護士に止めさせる他ないと考えたのだった。

ギブスの狙い通り、ジョアンは容疑者からはずされ、カルテルとの癒着が証明されたシャンクトンは別容疑で逮捕されることとなる。
バンスはギブスの事情を知ってか知らずか、意味深な目線をギブスに向けるが事件は一応の解決に至った。

見どころ:

今回のトニーの映画ネタは日本人映画監督の黒澤明に言及。「七人の侍」(1954年作)と「隠し砦の三悪人」(1958年作)。

ジョアン役には映画「きみに読む物語」などに出演していたジーナ・ローランズ(Gena Rowlands)が客演。

ジーナ・ローランズ(Gena Rowlands)

回想シーンにおける若き日のギブスを演じているのはショーン・ハーモン(Sean Harmon)。この人、何を隠そうギブス役のマーク・ハーモンの実の息子さんです…!!ショーンはシリーズ通して回想シーン等での “若き日のギブス” 役を演じています。

ショーン・ハーモン(Sean Harmon)

終盤でパーマーの彼女・ブリーナが初登場。演じているのはミッチェル・ピアス(Michelle Pierce)。ブリーナは後続シーズンでパーマーと結婚します。

ミッチェル・ピアス(Michelle Pierce)

第17話「2つの顔」原題:Double Identity)

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あらすじ&ネタバレ

ロッククリークパークで海兵 ジョン・メイン中尉が撃たれているのが発見される。
病院に運ばれ意識不明の重体を受けるメインだが、NCISの調べではメインは数年前にアフガニスタンでの従軍中に行方不明となっている人物だった。メインの妻・リアすら彼が生存していることを知らなかったらしい。

ジヴァとマクギーは従軍時にメインとチームを組んでいたゴンツに事情を聞く。するとメインは従軍時に負傷し救助を待つ間に姿を消したらしかった。ギブスもチームのリーダーであったゴードン・ホルコムに事情を聞くがゴンツとまったく同じ証言を繰り返すだけだった。

メインの入院する病院には「ランニングに出かけた夫が戻らない」と訴えるレイチェル・ウェルズという女性が現れる。彼女が自分の夫だとして取り出した写真はジョン・メインの写真だった。どうやらメインは別の女性とも家庭を気づいていたらしい。
メインは「クリスチャン」という偽名を持ち、トレーダーとして大金を稼ぎ、なぜだか探偵に調査されている記録も残っていた。ギブスはレイチェルが何かを知っていそうだとして怪しむのだが。。。

ジヴァは彼を探している探偵を突き止め、探偵がなぜメインを調査しているのか理由を問いただす。するとホルコムに依頼されたということが明らかとなる。

いっぽうでトニーは医者のスキをついて意識を取り戻したメインに聴取をするが彼はシラを切り続ける。しばらくすると容態が急変し死亡してしまった。

ホルコムとゴンツが「まったく同じ内容の証言」をしたことからギブスはふたりが何らかの共謀を企てたと考える。それを裏付けるように当時のアフガニスタンで捕まった麻薬王が「アメリカ人に金を盗まれた」と証言していることが確認される。
ギブスがゴンツを尋問すると、彼は任務中に金を発見したが車を取りに行っている間に金とメインが消えていたと証言を改める。

更にジヴァはメインの妻・リアを張り込み、彼女がホルコムと不倫関係にある証拠をつかむ。NCISはリアとホルコムがそれぞれ嘘の証言をしていた(というより事実を隠していた)ことを突き尋問する。
しかし尋問しても証拠は固まらず、リア、ホルコム、ゴンツ、レイチェルどの人物も疑わしい。

そこでジヴァはある人物を怪しむ。それはメインを調査していた探偵・アイガーだった。
アイガーのパソコンをこっそりとハッキングしたマクギー、すると彼はメインが行方不明の中尉であることを突き止めており、依頼人であるホルコムにそれを隠していたことが判明。どうやらそのことをネタにメインをゆするつもりだったようだ。
アイガーを逮捕し尋問すると、彼はあっさり自供。メインをゆすろうとしたアイガーだが、逆に銃で反撃され突発的に殺害に至ったのだという。

ギブスやアビーは、最近ダッキーの様子がおかしいことを気がかりにしていたがその実、ダッキーの母親が亡くなっていたという話を知ることになる。

見どころ:

アビーはパピーウォーカーのボランティアを始め子犬の「モーティマー」を飼い出す。

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ダッキーと同居していた母親が亡くなっていることが判明。ダッキーはそのことをNCISの誰にも明かしていなかった様子。

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第18話「海賊船の財宝」原題:Jurisdiction)

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あらすじ&ネタバレ

海辺で訓練中だった海兵隊員達はビーチに打ち上げられた海軍大尉の遺体を発見する。
遺体は海軍潜水士 マイケル・ジェンセン大尉、休暇中に潜水し亡くなったらしい。どうやら同行していた何者かによって襲われて殺されたらしかった。

ギブスとトニーはジェンセンの自宅に調査に向かうが、家の鍵は開け放たれていた。
警戒して家に潜入するふたり、しかしスキを突かれたトニーは謎の女性に背後をとられる。ギブスはその女性の背後をとるが、さらにその後ろに男が現れ四すくみ状態に。ギブスはNCIS捜査官であることを告げる、するとふたりはCGIS(沿岸警備隊)のアビゲイル・ボーリンとカイル・オマギだと名乗る。
規模はNCISより小さいが列記とした連邦機関でありNCISと姉妹機関でもあった。

CGISではジェンセンが海上船で起きた殺しに関わっていると見て捜査していた。ボーリンは姉妹機関として協力捜査を望んでいたようだが、ギブスはあっさりとそれを断り「君は他人だ」と切り捨ててしまう。
それでも諦めないボーリンはCGISの操作内容を開示し捜査協力を要求、それに折れたギブスは手を組むことを了承する。

CGISの調べでは沿岸で数日停滞していた船舶の船長が殺され海に捨てられた事が明らかになっていた。その船には遺体となって見つかったジェンセン大尉も乗っていたことが確認されている。ボーリンはそれ故にジェンセンの犯行を疑っていた。
それを裏付けるようにジェンセンの借りていた倉庫からは海図や、沈没船から引き上げたらしい古い財宝が保管されていた。どうやらジェンセンはトレジャーハントを行っていたらしいのだ。

ジェンセンのPC記録からはマヴリーという医者を聴取しにいくが、あいにく当の人物は国外に出張中だった。マヴリーは医療訴訟を起こされており多額の弁護費用が必要らしかった。NCISはマヴリーがジェンセンと組みトレジャーハントした末に財宝を独り占めしようとしたのでは?と推測する。
さらにバンスは医師会に問い合わせするとマヴリーは出張どころか国外にも出ていない事が判明。彼の職場である病院を訪ねるが、マヴリーの姿はなく、職員たちも「1週間以上姿を見ていない」とクチにする。

いっぽうマクギーはマヴリーのクレジットカード履歴を精査。それによれば彼はグアムにジェット機で移動していた。
ボーリンはCGISの権限で航空中のジェット機に連絡させ「逃亡幇助の疑い」を盾に着陸しないよう指示を出す。予想外の対策に「そんなことができるのか」と驚くギブス。しかしその飛行機にはマヴリーは乗っておらず、それがオトリだと気づくギブス。

トニーはマヴリーの妻 アンドレアを尋ね聴取する。妻は夫の犯行を信じることができず憤るばかりで、何も情報を得ることはできなかった。
いっぽうダッキーの検死によればジェンセンの遺体には軍の記録にはない持病の聴講が見られた。つまりジェンセンの遺体とされている遺体は別人のものである可能性が高いのだ。捜査の結果、見つかった遺体はジェンセンではなくマヴリーのものだと判明。
妻の証言ではマヴリーは職場(病院)の金を着服しトレジャーハントにつぎ込んでいたらしい。ジェンセンは宝を見つけるやいないやマヴリーを殺して「自分は死んだ」ように見せかけたのだ。

いっぽうでジェンセンの恋人の元に彼からの連絡が入ったことを知ったギブスは聴取をするが、これも結果的には空振り。ジェンセンは彼女もオトリとして使い時間稼ぎをしているようだった。
すると彼女から思いがけない証言が得られる。それによればトレジャーハントに関わっていたのはマヴリーだけでなく、彼の妻 アンドレアも参加していたというのだ。

さらにアビーの鑑識ではジェンセンの持っていた財宝が偽物だと判明。ジャンセンはマヴリーから着服金をだまし取るために嘘の「トレジャーハント」話を持ちかけていたのだった。しかしその計画は途中からアンドレア絡みの計画へと変わる、ジェンセンとアンドレアが男女の関係となりマヴリーから金を奪って殺してしまったのだった。
逃亡準備をしていたジェンセンとアンドレアはあっけなく逮捕され、着服金はマヴリーの職場のロッカーから発見される。

バンスはボーリンの捜査協力を評価し、最初協力をバツの悪いギブスは渋い顔。。。

見どころ:

今回のトニーの映画ネタは「ジョーズ」(1975年作)と「レザボア・ドッグス」(1992年作)、「ダグラスの海賊」(1926年作)、「白いドレスの女」(1981年作)。

アビゲイル・ボーリン役にはドラマ「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」「ザ・フォロイング」などで有名なダイアン・ニール(Diane Neal)が客演。ボーリンは後続のシーズンやスピンオフ「NCIS:ニューオリンズ」にも出演しています。

NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン7

第19話「愛を売る女」原題:Guilty Pleasure)

Coming soon …

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