【海外ドラマ】NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン7 全25話ネタバレ&まとめ

NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン7

第7話「因縁の対決」原題:Endgame)

NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン7 NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン7

あらすじ&ネタバレ

マクギーはチームのお使いでコーヒーを買いに出かけ、店で魅力的な女性・アマンダと出会う。

いっぽうでチームは海軍公園に留められた車のそばで見つかった医者の射殺遺体を捜査に出かける。車には手術危惧が散乱し、何らかの医療行為が行われた後のようだった。
現場に普段は姿を表さないバンス局長が現れ、一同は驚く。どうやら今回の事件の手口が過去の事件と酷似していることからバンスは関連性を疑っているという。容疑者は北朝鮮女性工作員のリー・ワン・カイ。バンスは20年近く彼女を追っているらしかった。

チームは被害者の医師がかつてセクハラで訴えられていたことをしり、トニーとマクギーはセクハラ被害の女性をたずねる。すると女性は医師本人だと勘違いし猟銃を手に襲い掛かってくる。ふたりは医師が死んだことを告げ同行を求める。
連行されるがギブスは尋問もせず「彼女は犯人ではない」と釈放をきめる。
いっぽうでバンスは依然カイの関与を疑う、ギブスはその理由を訪ねると、かつてバンスは従軍時にカイに殺されかけ同僚を目の前で殺されたのだという。

ダッキーの検死とアビーの鑑識から、医師の遺体からはカイの血液が検出される。奇しくもバンスの読みは正しかったのだ。

そのころカイは堂々とバンスの自宅へと電話をかけてくる。
バンスは電話を引き伸ばし知らせを受けたマクギーは発信場所を探知。カイはバンスの家の目の前から電話をかけていたのだ。バンスは妻のジャッキーが狙われると危惧し家を飛び出すがカイは何も手を出さずにその場を走り去っていった。

ギブスはカイの狙いがバンスだと考え警護をつけようとするがバンスも家族も「逃げない」という頑固な姿勢を崩さない。
ギブスは、カイと対面したことがあるダナム捜査官の協力を仰ぎカイの情報を聞き、それによれば北朝鮮の少女訓練の士官パクがワシントンDCに来ているという情報を得る。
ギブスがそれをバンスに報告したのと時を同じくしてパクが何者かに狙撃されたと報道が出る。北朝鮮政府は「カイは既に政府工作員をクビになっておりパク暗殺はあくまでカイの独断である」とNCISに連絡が入る。バンスが帰路につくと「パクが病院で死んだ」という知らせが入る。

マクギーはアマンダと良い関係になるが、それを聞きつけたトニーは嫉妬。アビーはマクギーの新たな恋路を祝福するものの、微妙な感情を隠せない。
NCISのオフィスに遊びにやってきたアマンダ、マクギーは自分の勤め先を教えていないにも関わらずアマンダがやって来れたことを疑問に感じる。明くる朝そのことをアマンダに問いただすと、表情を豹変させたアマンダは銃を取り出し「カイはどこ?」とマクギーに訪ねる。
次の瞬間アマンダは何者かによって狙撃され絶命する。アマンダを抱きかかえたマクギーは走り去るカイの姿を目に止める。

NCISの捜査の結果、アマンダはフリーの工作員で北朝鮮に雇われカイを追っていた。国を追われたカイがアメリカに寝返り情報を漏らさないように消そうとしていたのだ。結果的にカイがマクギーを救ったのだ。
ギブスはカイの昔の写真をみて、彼女が「自分を工作員に仕立て上げた」パクやそれに加担した医師に復讐しているのだと考える。

バンスが家に帰るとジャッキーと共に銃を持ったカイが姿を現す。
バンスはカイが復讐のために行動しているのだと察し、「これ以上生きたくない」と伝えバンスに自分を殺してくれるよう求める。工作員として自分を殺して生きてきたカイだが、(敵討ちのためとはいえ)ずっと自分のことを忘れずに追い続けてくれたバンスに恩義を感じているカイは彼に引導を引いてもらおうとしたのだ。
バンスは躊躇するが、ジャッキーがスキをついて発砲。カイは銃弾に倒れる。絶命したカイを複雑な表情で見つめるバンスだった。。。

見どころ:

スピンオフの「NCIS:LA」のS1 EP5とのコラボエピソード。「NCIS:LA」の方でもバンスやアビー、リーが登場しています。

第4話に引き続いてダナムが再登場。

カイ役にはドラマ「ヴァンパイア・ダイアリーズ」「ARROW」やマーベル映画「X-MEN2」でレディー・デスストライク役を演じていたケリー・ヒュー(Kelly Hu)が客演。

ケリー・ヒュー(Kelly Hu)

第8話「アナログ捜査」原題:Power Down)

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あらすじ&ネタバレ

インターネットプロバイダ企業のスウィフトキャスト社がテロリストによって襲撃される。テロリストたちの目的は不明なまま、なんらかの装置を使ってネットワークや送電網に障害を起こしてしまう。

大規模な停電に見舞われたDC一帯、NCISのオフィスも例外ではなかった。
マクギーとジヴァはエレベーターの中に閉じ込められレスキューを待つも、翌朝になってもなかなか救助が進まない。トニーは閉じ込められたふたりを嘲笑する。
トニーの調べによれば昨夜、付近の変電所が爆破され送電障害が起きているのだと言う。

なんとかエレベーターから救い出されたふたりとともにチームはスウィフトキャスト社へと向かう。
件の企業ビル内では女性海軍士官 エマ・パクストンの遺体が見つかる。例の襲撃事件の最中死んだらしく、彼女は襲撃犯に加担していたらしいのだ。
襲撃犯達はビル内のセキュリティの高いシステム中枢部を狙っていたが、停電が起きたことが災いしセキュリティを突破してしまっていた。NCISは停電は「偶然」起きたのではなく、彼らが侵入のために故意に引き起こしたものだと推測する。

捜査を進めようにも停電の影響であらゆるPCが使えない。デジカメの給電もままならず、ポラロイドカメラを使って現場撮影を行う一同。「アナログ捜査」を行うハメになる。
自販機も動かずアビーも愛飲の「カフパウ」が飲めずにイラつく。

NCISはエマがテロの一味だと疑い彼女の夫を聴取するが、夫は妻の潔白を主張する。
いっぽうで襲撃されたビル内では爆弾が設置されたわけでもなく、何かが盗まれた痕跡もみつからなかった。ダッキーの検死ではエマは仲間の襲撃犯に殺されたらしいことが判明。
アビーは人力の鑑識で現場から逃走したらしい車の車種を特定。チームは放置車両情報から犯人のものらしい武装コンテナを発見。なかには物々しい武器やコンピューターが搭載され、偽造IDも見つかる。エマは何か「裏の作戦」に加担していたのでは?と考えられた。

彼女の過去の記録映像を精査した結果、ストーカーらしき人物・グレアムがいたことが判明。グレアムは過去に銃の密売や重罪に関わっている要注意人物らしかった。
チームはグレアムの家に向かうが既にグレアムと襲撃犯達は打ち合いの末に死んでいた。その場に現れたのはNSA(国家前保証曲)のサラ・レズニックだった。彼女はエマとコンビを組んで潜入極秘任務にあたっていたのだという。

二人は任務遂行のためにさまざまな諜報機関の網膜認証をパスできる「目」を持っていたが、それが襲撃犯たちにバレて無理やり利用されたのでは?とサラは考えていた。
エマの元からはスウィフトキャスト社内部のものとすり替えられたサーバーが発見される。停電の間にサーバーのすり替えが行われ、大規模なネットワーク犯罪が画策されていた様子。エマが諜報活動で世界中を回る間に悪に手を染めるようになったのか、と考えたチームだが、アビーの鑑識結果はそれを否定する。

エマは襲撃犯たちに利用されること危惧して血管拡張剤を飲み網膜認証をパスできないよう策を講じた(目の欠陥が膨張して認証がパスできなくなる)。つまりエマは襲撃に加担したわけではなく阻止しようとしていたのだった。
真犯人はスウィフトキャストの警備員として潜入していたロシアの諜報部員だった。彼はエマの「目」の利用価値を知って作戦を企てたのだった。

見どころ:

今回のトニーの映画ネタは「ドラグネット 正義一直線」「ロード・オブ・ウォー」「ボーン・アイデンティティー」、ドラマ「刑事コジャック」「刑事バレッタ」「HAWAII FIVE-O」。さらにマクギーのクチからはドラマ「ドクター・フー」ネタ、アビーのクチからは「マクガイバー」ネタが飛び出す。

第9話「隠されたSOS」原題:Child’s Play)

Coming soon …

第10話「それぞれの祈り」原題:Faith)

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あらすじ&ネタバレ

クリスマスシーズン、ギブスの元には疎遠の父親・ジャクソンがクリスマスを共にすごそうと訪ねてくる。

いっぽう真冬の雪の中、公園で下着姿の元海兵の遺体が発見される。
海兵は経験な牧師の息子だったのだが、彼の遺体の下にはイスラム式祈祷に使われる絨毯が敷かれていた。彼はムスリム式の祈りの最中に殺されたらしい。牧師の息子がキリスト教からイスラム教へと改宗したらしい。
ダッキーの検死によれば祈りを中断したような痕跡があったことから、顔見知りの相手に背後から襲われた可能性が示唆される。

被害者と同じくムスリムの海兵・エルサイードに聴取したギブス。すると海兵のなかではムスリムに対しての偏見が根強く、同僚のティベンスという海兵と被害者が険悪だったという情報を得る。
ティベンスに事情を聞こうと荒くれ者のたまり場にやってきたトニーとジヴァだが、喧嘩をふっかけられたジヴァが手荒に応対しトニーは困り顔。
連行したティベンスを尋問すると、何者かが被害者を除隊に追い込もうとしていたという情報を得る。しかしその連絡は匿名で正体はつかめなかった。海外からの送金によって海兵達を操ろうとしている何者かが暗躍している様子。インターポール(フランスの諜報機関)も捜査に乗り出す。

アビーは友人であり、同じく政府の分析官であるキャロル・ウィルソンの悩みを聞く。彼女の甥っ子が駆逐艦勤務の母親と会いたがっていることからテレビ電話通信をできないか、と相談を受けたのだ。アビーはマクギーに懇願し甥っ子の願いを叶えてあげようとする。

ギブスの家に滞在していたジャクソンはボヤ騒ぎを起こす。ギブスは心配して駆けつけるが、長いこと疎遠だったふたりは会話がうまく噛み合わず言い争いになってしまう。
ギブスはジャクソンの認知症を疑いダッキーにそれとなく診断を依頼するが、その症状は認められなかった。ダッキーによればジャクソンには何か精神的な問題を抱えているのでは?と語る。

インターポールが送金元の情報を突き止めると、その人物は被害者の父親であり牧師でもあるジョージ・エリスだった。
ギブスとトニーが問い詰めると、ジョージは息子にイスラム信仰をやめさせるために同僚たちを買収しようとしたのだった。しかし息子を殺害しようとしたわけではない、と犯行は否定する。
そんななか、エルサイードの元には彼を殺すと脅す脅迫状が届く。

アビーの鑑識の結果、被害者を撲殺したのは「ラクロスのスティック」によるものだと判明。奇しくも被害者の弟・パトリックがラクロス部員だった。
ギブスたちが問い詰める、パトリックはイスラムに回収した兄によって家族が貶められたと感じ、兄を殺したことを白状する。

ギブスがジャクソンに話を聞くと、彼は住んでいた地域で強盗に遭遇し周りの人を守るために犯人を猟銃で殺したのだという話を聞かされる。
従軍経験もあったジャクソンだが人を撃ち殺したことにショックを受けたジャクソンはそのことにずっと苦しんでいたらしかった。息子に話を聞いてもらったことでジャクソンの表情は少しだけ和らぐ。

トニーはNCISの人事部員で偏屈者のデロレスにクリスマスプレゼントを渡すことになる。文句を言われることを恐れて及び腰のトニーだったがトニーなりに考えて選んだプレゼントを目にしたデロレスは満面の笑みを浮かべる。
いっぽうキャロルの依頼をうけたマクギーは権限をフルに濫用して甥っ子・フィッシャーの願いを叶える。駆逐艦とテレビ電話をつないで、フィッシャーと母親の会話をとりもってあげるのだった。

見どころ:

今回、アビーのラボでは珍しく “まともな” クリスマスソングがBGMとして流れる。

ギブスの父親・ジャクソン役には名作「ボディガード」や「クリフハンガー」にも出演していたラルフ・ウェイト(Ralph Waite)が客演。近年の作品ではドラマ「BONES」でブースの父親役も演じています。

ラルフ・ウェイト(Ralph Waite)

キャロル・ウィルソン役にはリブート版ドラマ「マクガイバー」に出演しているメレディス・イートン(Meredith Eaton)が客演。キャロルは後続シーズンやスピンオフの「NCIS:ニューオリンズ」にも登場します。

メレディス・イートン(Meredith Eaton)

エルサイードを演じていたのはドラマ「クローサー」「メジャークライムス」シリーズでガブリエル役を演じているコリー・レイノルズ(Corey Reynolds)が客演。

コリー・レイノルズ(Corey Reynolds)

第11話「空駆ける夢」原題:Ignition)

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あらすじ&ネタバレ

山中の火災跡から海軍のテストパイロットの遺体が見つかる。
身体の半分は焼け焦げていたが、もう半分は燃え残り、片腕も吹き飛んでいた。マクギーの見立てではジェットパックの試運転中に事故死したのだと思われた。

トニーとジヴァは被害者の同僚シェリダンに話を聴く。それによれば被害者がは副業でジェットパックの試運転を行っていたらしいことを突き止める。
いっぽうで検死からは被害者が毒をもられていたらしいことも判明する。

トニーとジヴァは被害者の副業先であるティルマンエア社に向かうが、その道中怪しい車に尾けられていることにジヴァが気づく。ジヴァは停車させたあと、つけてきた車にこっそりと近づき運転手の顔写真を撮ることに成功する。
ティルマンエアのCEO ヴィクター・ティルマンは事件への関与を否定するが、被害者が事故に巻き込まれたジェットパックはティルマンエア社のものではないらしかった。

マクギーはヴィクターと離婚した妻でティルマンエアの元会計士のヴァネッサが被害者に金を払っていた証拠を突き止める。
どうやらヴィクターと離婚したヴァネッサはティルマンエアのライバル社を立ち上げ同種のジェットパックを開発し、同じテストパイロットに試運転を依頼していたらしい。
ヴィクターの尋問が行われるなか、彼の弁護士 アリソン・ハートが現れ尋問を中断させてしまう。見かねたギブスが仲裁に入るが、ハートは高圧的な態度を崩さずギブスの強行的な捜査姿勢に苦言を呈する。

ギブス達はヴァネッサの聴取にやってくるが、彼女はヴィクターと離婚に至った理由を滾々と訴える。同じテストパイロットを雇ったことを、ライバル企業の情報を盗むためだと睨んだギブス。話を聴こうとしたところでまたもやアリソンが登場し聴取を妨害する。
ギブスは不快感を露わにする。

ダッキーは更に検死をすすめ、被害者はジェットパックで飛行するより以前に死亡しており、死体にジェットパックを着させて飛行させたのでは?と考える。

ヴィクターとヴァネッサ2人の弁護を引き受けたアリソン、ギブスは3人を前に元夫婦の感情を煽ってみせる。しかし聴取で得られた情報から二人のどちらもアリバイがあり犯人ではなさそうだった。ギブスは二人を解放しアリソンともこれでおさらば、と胸をなでおろすが、アリソンは「貴方が次に何をやらかすか見張り続ける」と警告する。

マクギーはジェットパックの残骸を精査し、それを作ったのがヴィクターでもヴァネッサでもなく被害者本人であったと推測する。テストパイロットの技術と科学者としての知識も持っていた被害者は二社からの試運転を請負い技術を盗んで試作品を自作したのだった。
NCISは同僚のシェリダンを犯人と見立てて捜査するが、実はそれはブラフ。彼の上司であるパウエルが真犯人だと睨んでいた。シェリダンの聴取にやってきたことを知ったパウエルは慌てて証拠隠蔽に動き出す。NCISはパウエル逮捕に向かうが彼は試作品のジェットパックを使い空を飛んで逃走する。
マクギーが妨害電波装置を使ってジェットパックの捜査を奪い、パウエルは逮捕される。

ジヴァはつけてきた人物の顔写真から身元を特定、メリーランドの公認会計士だった。

ギブスはアリソンが二人の弁護を無償で受けていたことから、彼女が何か理由があってNCISに近づいたのだと推測。
調査すると、アリソンはかつてNCISが逮捕したベル大佐(第9話参照)の側近らしかった。ベルが何らかの狙いで送り込んできたらしいのだが…。

見どころ:

今回のトニーの映画ネタは「やぶれかぶれ一発勝負!!」(1985年作)と「荒野の用心棒」(1964年作)。

ヴィクター役には数々のドラマに多数客演しているマルクス・ギアマッティ(Marcus Giamatti)が客演。極近年の作品ではドラマ「シカゴ P.D.」の最新シーズンに出演。

マルクス・ギアマッティ(Marcus Giamatti)

アリソン役には「24」「HEROES」「コバート・アフェア」などに出演していたレナ・ソファー(Rena Sofer)が客演。アリソンは今後のシーズンにも登場します。

レナ・ソファー(Rena Sofer)

シェリダン役にはドラマ「シカゴファイア」「シカゴメッド」などに出演しているジェフ・ヘフナー(Jeff Hephner)が客演。

ジェフ・ヘフナー(Jeff Hephner)

ヴァネッサ役にはドラマ「デビアスなメイドたち」「グリム」などに出演していたメリンダ・ページ・ハミルトン(Melinda Page Hamilton)が客演。

メリンダ・ページ・ハミルトン(Melinda Page Hamilton)

第12話「親子の絆」原題:Flesh and Blood)

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あらすじ&ネタバレ

海軍基地の飛行訓練上で車が爆発し死亡者が出る。
サウジアラビアの王族・アルワーン王子はアメリカに入国し海軍の飛行訓練に参加していたらしいのだが、その送迎車が爆破されボディーガードが死亡したのだ。王子の訓練を担当する海兵達は横暴な王子の態度に愛想をつかせている、といった様子だった。
王子はアメリカ海軍の指導の元パイロット免許を取得しようとしており、暗殺未遂も日常茶飯事で、意に返していない様子。

NCISは王子が免許取得し帰国するまで護衛を担当することになる。いっぽうでサウジアラビア国内では「自由の戦士」という革命軍がこの事件への関与を示す声明が出ていた。

そんななか、NCISにはトニーの父親 ディノッゾ・シニアが現れる。
父親と同名であるトニーは銀行手続きでトラブルに見舞われ、それを解決するためシニアが駆けつけたらしいのだ。商人であるシニアはかつてサウジと貿易したことがあり、NCISが王子の警護につくことになったことに驚く。

NCISは王子の滞在するホテルで警護に当たるが、王子の兄で大使館員のアブダラは弟の奔放さに嫌気が差している様子。さらに王子は自身の警護に紅一点のジヴァを指名する。

そんななか、NSAはテロ予告と思われる通信を傍受。NCISメンバーは慌ててホテル近くのビルへと駆けつける。すると底にいたのはトニーの父・シニアだった。
ギブスはシニア丁寧に挨拶した上で聴取を行う。王子警護の話を聴いたシニアは商業のためにサウジの商人とメールをしたのだが、それがNSAの監視に引っかかったのだ。シニアは王子の米国渡航と暗殺未遂が商売のネタになると悪知恵を働かせたらしい。
シニアが直接、暗殺には関わりがないとわかったギブスはトニーに「オヤジさんを近づけるな」と警告する。しかしその一方で、シニアが「何かを隠している」とギブスは睨んでいた。

バンス局長はMI6と連絡を取り件の「自由の戦士」が事件に関与していない(声明はただのブラフ)ことを確認。事件はテロリストによる犯行ではないらしい。

翌日、応じ滞在中のホテルには王子の父親・オマールがやってくる。貿易で顔見知りのシニアはちゃっかりオマールと談笑を楽しむ。ギブスはトニーに言いつけたにも関わらずシニアが接触していることに立腹。
ギブスはシニアを直々に呼び出す。トニーのことを「あれほどの部下はいない」と褒めた上で、トニーと疎遠だったシニアを責める。シニアは親子関係に口出しされたことに不快感を示すが、ギブスは自分が娘を亡くしたことを明かした上で「息子さんと話し合え」と諭す。しかしシニアは硬い表情をギブスに向けるだけだった。。。

アビーの鑑識の結果、車に爆弾を仕掛けたのは死亡したボディーガード本人だったことが判明する。本来爆発させる時ではないところで誤作動がおこりボディーガードは死んでしまったらしかった。
そのボディーガードを王子につけたのは兄のアブダラであった、つまりアブダラがボディーガードをつかって弟を殺そうとしたのだ。道楽に興じ続ける弟を恥だと考えた故の行為だった。

ギブスはアブダラを聴取しようとするが、父親のオマールがしゃしゃり出てきてアブダラを庇う。さらに大使館員であるアブダラは外交特権によって守られお咎めなく帰国してしまうのだった。

いっぽうでトニーは、疎遠だったシニアが急に現れた理由に察しを付ける。かつては商業人として成功を納めたシニアだったが近年は蓄えも底をつき、身の丈に合わない生活に困窮していたらしい。トニーにそのことを告白しにきたらしかったのだが、かつての貿易相手が事件に巻き込まれていると知り、商売のチャンスだと考え欲をかいたのだ。トニーはそのことをギブスに相談し、シニアと「決着」をつけると告げる。

しかしトニーはシニアが立つ際に何も言い出すことが出来ず、シニアもまたトニーに本音を告げることが出来ないままに別れるのだった。。。

見どころ:

今回のトニーの映画ネタは「フラッシュバック」(2008年作)。

ディノッゾ・シニア役には映画「オースティン・パワーズ」シリーズで有名なロバート・ワグナー(Robert Wagner)が客演。シニアは後続シーズンにもたびたび登場します。

ロバート・ワグナー(Robert Wagner)