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【音楽レビュー】ROTTENGRAFFTY の So…Start を聴いてみた

10月5日に発売になった ROTTENGRAFFTY のニューシングル「So…Start」を聴いてみたので、感想をレビューしてみます。
ミクスチャーロック界隈が好きな方なら名前を聴いたことのない人はいないはず。。!

ROTTENGRAFFTY とは

読みは ロットングラフティー
昨年、結成15年を迎えた京都発のツインボーカル・ロックバンド。

アルファベット表記では「ROTTENGRAFFTY」と綴る。2010年アルバム発売後アルファベット表記で活動。
「古都のドブネズミ」をシンボルとし、グッズにもドブネズミが使用されている。 同郷で同世代の10-FEETとは親交が深い。
2015年、メンバーチェンジなしに結成16年目を迎えたツインボーカルの5人編成。略称は「ロットン」。

wikipedia より

ボクは学生の頃から大好きで聞いているバンドなんですが、聴き始めてからもう10年超えてることに気付いてビックリ…!たしか最初にかったCDは2003年のミニアルバム「SYNCHRONICITIZM」でした。。

ROTTENGRAFFTY / So…Start を聴いてみよう

Youtubeにはリードトラックの「So…Start」のMVがフル尺でアップされてます。

楽器や衣装の色もモノトーン調で統一された印象的なMV。
曲中盤の転調セクションではピエロメイクをしたダンサーチーム・HATABOYが登場し怪しさを盛り上げてます。

収録曲を個人的な感想で全曲レビュー

1.  So…Start

エレクトロな要素を含んだイントロから、アッパーで疾走感のあるAメロ、Bメロでトーンダウンして一気にサビで広がる感じ。展開の振り幅がすごい。
リフもけっこう攻撃的で全体を通してハードなことは間違いないんだけど、ロットンの持ち味でもある(とボクは思ってる)どこかオリエンタルでノスタルジックさすら感じるメロディーラインは決して音に埋もれてしまわずに最初から最後まで主張してるのは流石。
ラップを織り込んだミクスチャーバンド、ハードサウンドのバンドでこれだけメロディが秀逸なバンドってほんとに希少な存在だと思ってる。

中盤の転調セクションでは一転、ダークでローな刻みとシャウト。MVでのHATABOYの異様なメイクとパフォーマンスとも合致していて面白い。この転調セクションのようなアプローチは本作「So…Start」も然り、「This World」あたりからのリードトラック曲では定番化しつつありますね。

ロットングラフティー So…Start 歌詞
ガンガン弾けろ Don’t look back
ドンドン弾ける Music start
So…Start
ギラつくSKY 眩しくて
声を殺し泣いていた
繰り返す苦しみを
飲み込み目を閉じた
抑えきかぬ衝動が 脳天直下 Still kids are all right
汚れたシューズ STEP 踏め
嗚呼、奇跡の人よ
止まらないと見えない 足元を見つめ
忘れかけてたあの日を 空に歌った
そう、段々 Shining 素直が
君を連れて飛ぶのさ 永遠に Spark
その愛に触れ 寂しさが溢れても
ガンガン弾けろ Don’t look back
情熱も覚悟も未来も まだ誰も見ぬ旅路へ
傷だらけ Not satisfied おはよう おやすみまで
沈まない太陽を ただ、じっと見つめてた
Yes Screaming again (Yeah!!) Screaming again (Hey!!)
Breaking up Breaking up
This dirty world (Huu!!)
甘えた面が BLACK OUT
独断偏見 DARK SOUL
全てを掻き消す爆音
勝手にしやがれ ROCK’N ROLL
叶わない事ばかり 続くこの道
あの頃の様に 今も 踏み出せたなら
きっと、散々雨に打たれた
僕はまるでピエロさ Blue & Down
その愛に触れても 心が苦しくて
ドンドン弾けろ Passion star
今から 取り戻しにゆくのさ
まだ誰も見ぬ 奇跡信じて
オ〜エ〜オ〜!
ガンガン弾けろ Don’t look back!
オ〜エ〜オ〜!
ドンドン弾ける Passion star! So…start
嘘と矛盾と罪と罰の雨
息も詰まりそうになるぜ Bad boys
まだここで終わってたまるか
Make some noise! Hey!!
Nonsence voice! Huu!!
夢を追うのに疲れたぐらいで(High side!!)
立ち止まるつもりなんてないぜ
アレもコレもその手で掴むのさ
Make some noise! Yeah!!
Make up Bland new world!
Fight for yourself! Understand!?
人間楽園
叶わない届かない 儚き世界
もう一度 心のまま 叫びゆくのさ
ほら、段々 Shining 素直が
君を連れて飛ぶのさ 永遠に Spark
その愛に触れ 寂しさが溢れても
ガンガン弾けろ Don’t look back
情熱も覚悟も未来も まだ誰も見ぬ旅路へ
きっと、ガンガン弾ける Passion star
ここから取り戻しに行こうぜ
答えの無いこの世界で
誰もが夢抱くこの世界で
まだ誰も見ぬ旅路へ

2. アウトサイダー

イントロからリズミカルなギターの刻みで始まり、サビで明るく展開するわかりやすい構成。
Guitar・KAZUOMI氏のインタビューにもあったけど、わかりやすくてシンプルな曲。個人的には「DESTROCKER’S REVOLUTION」とか「MASSIVE DRIVEN」に通ずるストレートでパンチのある楽曲だなあ感じた。

複雑な展開の「So…Start」といい意味で対照的、ライブ映えしそうな曲。

ロットングラフティー アウトサイダー 歌詞
ようこそここへ 傷だらけの天使
曝け出せ STORY
1人玄関開けたら自分で決断
俺の限界は何処だ?今に見てろよ
完全無欠フルスイング Bogaaan!!!!!
Satisfaction 繰り返し
行き行きてイマジン
栄光… 栄養… EGO… ECO… 挫折…
打ち上がれ一気にトラウマも昇華
Go outsider
I gotta go upside down, to live
その揺るぎない想い乗せて
進め行く Only world
I gotta go artsider
そのやるせない時を超えて
張り裂けそうなその想いを
叫び歌ってやれ (ROCK)
Hello 理想高く Glory days
Come on 迷ってる今 暇はねぇー
逃げ回ってる気分はどうだい やるかやらんかはっきりせんかい
言い訳ばかりが俺の人生 え?はぁ?終わってたまるか
Break down Last caution
かませ脳天まで ありのままで
完全無欠の Rock star
妄想が広がってく Wonderland
Go outsider
I gotta go upside down, to live
この揺るがない志で
挑め向かえ Only mind
I gotta go upside down
この世の果てまで No future
その止まらない感情のままで
叫び歌って行け (Yeah)
Sing sing sing for…
Fight fight power (Go)
Oi Oi
You artsider
このやるせない時を超えて
張り裂けそうなその想いを
響かして行くのさ
You gotta go upside down
今解き放て Sing for freedom
その止まらない情熱のまま
叫び歌ってやれ (ROCK)
Go (Go) upside down
この世の果てまで For freedom
その揺るぎない想い乗せて
挑め向かえ Only world (ROCK)
その止まらない感情のままで
叫び歌ってやれ
挑め向かえ Only mind
Great song for you wow (ROCK)
Making on the road

3. 今夜はブギー・バック nice vocal

説明不要に有名な小沢健二の名曲「今夜はブギー・バック」のカバートラック。
これまでにたくさんのアーティストがカバーしている曲でもあるけど、原曲の良さとロットンらしいアレンジも相まって “素敵”な仕上がり。

Guitar・KAZUOMI氏のインタビューのインタビューでも語られていたけど、オリジナルの楽曲よりもトーン抑えめな歌い方なのがちょっと新鮮。バックの同期音にも普段あまり使われていないような鍵盤の音色などが入っていて、カバー曲ならではの「ひと味ちがった」感じが楽しめる。うしろで鳴ってるギターのカッティングとかワウ(?)の音色が地味に素敵。

原曲は94年の発売なんだけど、やっぱりロットンは90年代の楽曲みたいなひと昔前の世代のメロディーとの親和性がある。
過去曲「悪巧み -Merry Christmas Mr.Lawrence-」なんかでは坂本龍一が作曲した『戦場のメリークリスマス』をフィーチャーしていてそれがスゴくハマっていた。先にも「ノスタルジック」なんて書いたけど、このカバーでも不思議とすんなりと入ってくる感じがして違和感を感じさせない。原曲にラップセクションあるのも、ミクスチャーバンドとしての杵柄、自然にハマってしまっていて見事。

ロットングラフティー 今夜はブギー・バック nice vocal 歌詞
ダンスフロアーに華やかな光
僕をそっと包むよなハーモニー
ブギー・バック シェイク・イット・アップ 神様がくれた
甘い甘いミルク&ハニー
クールな僕は まるでヤング・アメリカン
そうさ今 君こそがオンリーワン
ブギー・バック シェイク・イット・アップ 夜のはじまりは
溶ろけるようなファンキー・ミュージック
僕とベイビー・ブラザー めかしこんで来たパーティー・タイム
すぐに目が合えば 君は最高のファンキー・ガール
誰だってロケットがlockする 特別な唇
ほんのちょっと困ってるジューシー・フルーツ 一言で言えばね
123を待たずに
16小節の旅のはじまり
ブーツでドアをドカーッと蹴って
「ルカーッ」と叫んでドカドカ行って
テーブルのピザ ブラスモーチキン
ビールで一気に流し込み
ゲップでみんなにセイ ハロー
ON AND ON TO DA BREAK DOWN
てな具合に ええ行きたいっスね
いっスねーっ イェーッ!!なんてねーっ
よくない コレ?コレ よくない?
よくなくなくなくなくなくない?
その頃のぼくらと言ったら
いつもこんな調子だった
心のベスト10 第一位は
こんな曲だった
ダンスフロアーに華やかな光
僕をそっと包むようなハーモニー
ブギー・バック シェイク・イット・アップ 神様がくれた
甘い甘いミルク&ハニー
KNOCK KNOCK!! WHO IS IT?
オレNOBUYA in the place to be
なんて 具合に ウワァーッ ウワァーッ
wait wait wait wait ガッテーム
って俺って何も言ってねーっ
いや 泣けたっス「えーっ」マジ泣けたっス
フリースタイル具合にマジ泣けたっス
STOP CHECK IT OUT YO MAN
キミこそスゲーぜ N∀OKI MY MAN
コレ よくない? よくないコレ?
よくなく なくなく なくセイ イェーッ
イェーッ AND YOU DON’T STOP
しみたーっ!!シビれた 泣けた ほれた
これだーっ!! これだ みんなメモれ
コピれーっ MAKE MONEY!!
その頃もぼくらを支えてたのは
やはり この曲だった
ダンスフロアーに華やかな光
僕をそっと包むようなハーモニー
ブギー・バック シェイク・イット・アップ 神様がくれた
甘い甘いミルク&ハニー
クールな僕はまるでヤング・アメリカン
そうさ今 君こそがオンリーワン
ブギー・バック シェイク・イット・アップ 夜のはじまりは
溶ろけるようなファンキー・ミュージック
心がわりの相手は僕に決めなよ
ロマンスのビッグ・ヒッター グレイト・シューター
踊りつづけるなら
最後にはきっと 僕こそがラブ・マシーン
君にずっと捧げるよファンタジー
ブギー・バック シェイク・イット・アップ 神様がくれた
甘い甘いミルク&ハニー
パーティ続き 燃え上がる2人
そうさベイビー 今宵のリアリティー
ブギー・バック シェイク・イット・アップ 夜のなかばには
神様にありがとう
ワイルドな君 うるわしのプッシー・キャット
僕の手に噛みついてオール・ナイト・ロング
ブギー・バック シェイク・イット・アップ 夜の終わりには
2人きりのワンダー・ランド

あとがき

[rating]

案の定というか、やっぱクソかっこいいんですわロットングラフティー。
そりゃこっちも10年でも聴きますわ。

レーベルをけっこう点々としてますが(今はふたたびメジャー?)メンバーを変えず15年つっぱしってるのはファンとしてはホント有り難いし嬉しいし。たまにアプローチを変えたリリースをして、賛否両論あったりもするんだろうけど、やっぱり結局カッコいいんだよなあ彼らは。

 

ロットンに限らずですが、ここ最近(生活環境が変って)ライブに出向くことがなくなってしまったのですが、曲を聴くとやっぱりライブ行きたくなるんだよなあ〜。
来月、近場でライブあるみたいだからチケットとれたら行きたいなあ。。

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