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【海外ドラマ】SUITS/スーツ シーズン4 第3話「汚れた戦法」レビュー

CSチャンネル・AXNで海外ドラマ・ SUITS / スーツ シーズン4 第3話 「汚れた戦法」をレビューしてみます。決別したマイクとハーヴィ、ローガンの横槍もあって二人の関係はどんどんと悪い方向へ向かってしまう…。

前回のレビューはコチラ。

【海外ドラマ】SUITS/スーツ シーズン4 第2話「恋人vs元恋人」レビュー

SUITS / スーツ シーズン4 第3話 「汚れた戦法」あらすじ

原題は “Two in the Knees”

職場は変われどマイクとドナは未だに交流をもっている様子、お茶をしながらお互いの近況をはなしているシーンは印象的。

マイクに敵意を露わにするローガンは買収を成功させるだけでは足らず、マイクを徹底的に貶めたいと考える。
ハーヴィはその必要はないと諭すが、ローガンに挑発されマイクに攻撃を仕掛けることに。。。

前回、買収の標的・ギリスとマイクが対抗してきたことで、更に優位な条件を手にしたいハーヴィは銀行を抱き込むため銀行担当者に脅しをかけようとする。
が、そこにさっそうとマイクが現れハーヴィの手口をバラし警告。ハーヴィのやり方を熟知しているマイクならではの対抗策だ。してやられた感じのハーヴィ。

ローガンは彼の失敗をあげつらい、自分で探偵を雇いマイクの弱点を探る、と言い出す。
焦るハーヴィ。それもそのはず、いくら敵対関係になったとはいえマイクの過去の秘密は露にしてこなかったハーヴィ。しかしローガンが探偵を雇えばマイクがロースクールを出ていない等の過去が公になってしまう。

それだけは阻止しなければ、と考えたハーヴィはドナの制止を振り切り最後の手段に出る。ドナは最後まで「彼の人生を壊さない方法を考えて…」と助言するが…。
ハーヴィはギリスにマイクの過去「ドラッグの密売をしていた」ことをバラしてしまう。そのような手を使って揺さぶりをかけてきたハーヴィに対し「君は人間のクズだ」と罵るが、息子をドラック過剰で亡くしているギリスには効果てきめんだった。。。

過去を知ったギリスはマイクを切り捨てる。ハーヴィが自分の過去を漏らしたのだということを察したマイクはハーヴィに怒りをぶつけ、彼もまた「人間のクズだ」と罵る。
ハーヴィはローガンが過去を暴き立ててマイクが再起不能になるよりは、ギリスにだけ過去を打ち明けてことを済まし、マイクのことを守ったのだと説明するが激昂したマイクには伝わらない。

お互いへの罵り合いが加速し、溝が深まるばかり。さらに個人攻撃をされたマイクはハーヴィを狙い撃ちすることに。
ドナとの会話で聴いていたハーヴィの欲しいもの「父親のマスターテープ」をマイクが購入、ハーヴィには渡さないと突きつけた。(亡くなったハーヴィの父親は元ミュージシャンで音源のマスターテープが高値で販売されていた)

さらに追い打ちをかけるようにローガンはマイク個人の破滅を確定的にすることを求める。
ドナは再びマイクへの攻撃をやめるようハーヴィに忠告する。父親のテープの件を持ちだされたハーヴィはアツくなってしまっているが、ドナは「攻撃材料のためにテープを買ったわけじゃない」と意味深発言。

そして、事態の収拾にあたったのはレイチェル。
マイクは仕返しのためローガンの過去をあらっていたが、その際にレイチェルの過去の不倫の件が顕になる。
ローガンの離婚訴訟の記録をよんだマイクはレイチェルが彼のために偽証したことをつきつけるが、レイチェルはマイクのことを愛していると伝えマイクの溜飲は下がる。

さらにレイチェルはこの訴訟で偽証したことを駆け引き材料にローガンを脅す。
マイクの過去をほじくりかえさないように、と。ローガンは渋々これを受け入れ、マイクとは正々堂々と戦うと宣言したのだった。

みごと問題を解決したレイチェル。
さらにマイクから託された「あるもの」をハーヴィに届けたのもレイチェル。その「あるもの」とは「ハーヴィの父親のマスターテープ」。
ドナからテープの話を聴いていたマイクは、ひっそりとそれを手に入れハーヴィに贈るつもりだったのかもしれない。一時は暴露騒ぎで攻撃材料になってしまったが、ハーヴィの欲しがっていたものを彼に贈ったのだった。

橋渡し役・レイチェル

なんだかんだで素直になれないマイクとハーヴィ。
今回のお互いを攻撃しあうさまをみてヒヤヒヤしてしまいましたが、最終的に丸く(?)収まった感じでホッとひと安心。

二人の関係をとりもつドナやレイチェルの存在が、今シーズンではかなり重要だなあ〜と感じさせます。
とくに今回は橋渡し役のレイチェルがイイ仕事っぷり。自分の過去をローガンとの駆け引きにつかうあたりもなかなか度胸がすわってる。これまでマイクとの関係では危ない局面もありましたが、今では本当にマイクのことが好きなんだなあ、と思わせてくれる行動でした。

ルイスとマローン

今回、マイクとハーヴィの激闘の裏で並行してはしっていたのがルイスとマローンのおはなし。

角部屋のオフィスを手に入れたルイス、マローンとは依然微妙な距離感を感じている。
いっぽうのマローンはジェシカに説得され彼女との恋人関係を終わらせたが、未だに彼女への想いが断ち切れていない。なんとかジェシカとふたりで仕事ができる環境を作り出そうと画策する。

ジェシカはマローンとルイスを組ませようとするが、これを逆手にとったマローンはルイスに必要以上に近づく。
ルイスは彼がゲイで自分を狙っているのだと勘違いし焦る、ドナに相談するほどだ。しかしこれはマローンの策略だった。マローンの過度なスキンシップに危険を感じたルイスはマローンと距離を置きたいと伝え、かわりにジェシカがマローンと組んで仕事をすることに…マローンにとっては思う壺だ。しかしジェシカは相変わらずマローンと恋人関係に戻る気はない様子。

さらに、変なところで感の鋭いルイス。
自分がマローンに利用されたことに気づくと、それはそれでショックな様子。見せかけの友情に騙された!とマローンを罵る。
ジェシカとも距離を置かれ、ルイスにも嫌われ猛省のマローン。。。

結果的にシリアスな感じに描かれましたが、ドナとルイスが「マローンがゲイ?」と疑うシーンでの会話は超面白い。笑
頭の回転の早いふたりが織りなす会話芸はもはやこのドラマの楽しみのひとつですね。

あとがき

[rating]

レイチェルのおかげでなんとか最悪の事態は回避されたマイク。
ハーヴィとの関係性もなんとか良い方向に行ってくれないかな〜と。。。ハラハラしてしまいます。

今回はなんとか最悪の事態を切り抜けましたが、ローガンとの戦いはまだ終わらず、しかもマイクはギリスに見限られてしまい今後どのように闘っていくつもりなのか…。

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