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【海外ドラマ】SUITS/スーツ シーズン4 第12話「尊敬とプライド」レビュー

CSチャンネル・AXNで海外ドラマ・ SUITS / スーツ シーズン4 第12話 「尊敬とプライド」が放送されたのでレビューしてみます。代表となったルイスはハーヴィからクライアントを奪おうとするが。。。

前回のレビューはコチラ。

【海外ドラマ】SUITS/スーツ シーズン4 第11話「代表の器」レビュー

SUITS / スーツ シーズン4 第12話 「尊敬とプライド」あらすじ

原題は “Respect”

ジェシカはマローンを説得させるためにウソをついたことをハーヴィに明かす。口裏を合わせろ、と。しかしハーヴィはバレたら余計面倒なことになると危惧し、ルイスも説得するようジェシカに伝える。

ハーヴィの元にはヘンリー・ジェラード大学教授がやってくる。
収賄を疑われているジェラードは「ルイスではダメだ」とハーヴィに弁護を依頼してくるが、かつてジェラードに侮辱されたハーヴィは彼の弁護は受けないとつっぱねる。

マイクはプライドに振り回されてジェラードの依頼を断ったハーヴィを叱責する。

ハーヴィの助言を受けて、ジェシカはマイクの学歴詐称の件をマローンには伝えず嘘をついたことをルイスにも明かす。

ルイスは口裏合わせの引き換え上限に「ハーヴィのクライアントが欲しい」と提案するが。。。

マイクの叱責を受けて諭されたハーヴィはジェラードのもとを訪れる。
収賄容疑の事情を聴くハーヴィ、賄賂とみなされた金の出処は不法な賭博で得たものであった。それが公になればジェラードは職を追われる。かつてそれをネタにジェラードを脅したことのあるハーヴィは事情を察し、ジェラードの弁護を引き受けることに決める。

ジェラードを訴えている人物 ギャレッド・ブレイディの調査と、金の出所をうやむやにする策を考えろ、とマイクに指示。
マイクは自分の助言を受け入れたハーヴィを前に得意そうだが。。。

ルイスはジェラードを「自分のクライアントによこせ」と要求。
仕事を受けることにしたハーヴィはジェラードどころか誰一人クライアントは譲らないとつっぱねる。渋々踵を返すルイス。

一連の様子を見ていたドナはハーヴィに助言。
感情に振り回されず「一旦やるといったことはやるべき」(一度はクライアントを譲ると発言していた)とハーヴィを諭す。それを受けて複雑な表情のハーヴィ。

ドナはルイスの元へ。
ハーヴィがクライアントをひとり譲る、と持ちかけるがルイスはふてくされる。感情的になって傷つけるようなことをいうからだ、とドナが指摘してもルイスは「そんなことはしていない」と。
するとドナはすかさず「ハゲたデブがなんか言ってるわ〜?」と挑発。

ルイスはドナの指摘を受け入れ、ハーヴィのクライアントを譲り受けることで合意する。

ルイスは譲られたクライアントの資料を提出するようにレイチェルに指示する。彼女はクライアントの特性を説明しようとするが、ルイスは彼女の発言を阻む。その横柄な態度にレイチェルは呆れてしまい。。。

マイクとハーヴィはブレイディの元を訪れる。
ブレイディは大金をもって登場していた乗客を拘束、それがジェラードの収賄容疑の決め手となっていたが、マイクとハーヴィはそれを調べるために空港職員を買収したと主張する。しかしブレイディは国防の観点から不審な金を調査しただけ、と真っ向から反論。
起訴を取り下げる気はないようだ。

ジェシカが秘密を打ち明けてくれた、と思っているマローンは夕食を用意しジェシカをもてなす。それをうけたジェシカは微妙な面持ち…。

ルイスはクライアントに面会。
しかしレイチェルの助言を聞き入れなかったことで、クライアントの怒りを買う軽率な行動をとってしまう。挙句「アナタほんとにロースクールを出てるの?」とまで言われてしまう始末。

ルイスは失敗をレイチェルのせいにして修復作業を手伝わせようとする。
頭ごなしに怒鳴るだけのルイスに憤慨するレイチェルだが「アナタとは違って、私は感情抜きに仕事に徹することができる」とルイスを牽制。

 

ハーヴィはブレイディが口にした「国防の観点」という題目を逆手に取り、政府案件だからと起訴内容を非公開にさせる。
違法賭博の件は判事にはバレるが、ジェラードが職を追われることも、ギャレッドに真相が伝わることもない、と結果オーライを見込む。マイクはジェラードに賭博の際の状況を聴取するがジェラードの証言に矛盾点が出てきたことでマイクは「ジェラードがウソをついている」と考え始める。

翌朝、ルイスの失敗はジェシカにも伝わり大目玉。
追い込まれると何をしでかすかわからないルイスの性格を知っているジェシカは、「クライアントを譲ったのだから口裏合わせは守るように」と重ねて忠告する。

マイクはジェラードのウソをハーヴィに報告し、何かを隠していると告げる。
それを受けて、ハーヴィはジェラードに詰め寄る。すると学生の単位を改ざん代わりに金を受け取ったと白状する。それを知ったハーヴは「偽証の手伝いはできない」とジェラードの弁護を降りる。

レイチェルは徹夜で仕事し、ルイスの失敗の打開策を思いつくが、それを受け取ったルイスはプライドからなのかレイチェルを正当に評価しようとはせず。。。

ハーヴィが弁護を降りたことにマイクは驚く。
ハーヴィはかつて大学でジェラードの講義を受けていた。彼のことを尊敬していたが仕事に対する目的意識の違いから袂を分かち、利益優先のハーヴィの考え方をジェラードは軽蔑したという。それをずっと心根にもっていたハーヴィは自分が軽蔑する側にまわったことでショックを受けていたのだ。

マイクは「それなら尊敬できるようにすればいい…」とつぶやき。。。

ルイスはレイチェルの策を利用し、クライアントの関係修復を図る。
見事思惑通りに関係改善するが、「事務所にとってお荷物のクライアント」だということを自負していた先方は、ルイスに「私達のけもの同士仲良くできそうね」と語る。

それを聴いたルイスはドナを責める。「いらないクライアントを押し付けただろう」と。
ドナはそれを否定しないが、尊敬を得たいなら妙なプライドは捨ててチームの一員に徹しろ、と怒鳴りつける。憤慨したドナは更に続ける、ルイスにゴミ扱いされたレイチェルが、影でカトリーナの就職先を探してあげたことも明かす。

事務所に復帰したルイスだが、元秘書のカトリーナの復職は依然叶わないままだった。それを見かねたレイチェルは「チームの一員」として就職先を紹介したらしい。
ルイスの身勝手さに憤慨したドナはまくし立てた後その場を去る。ルイスは口ごもる他なく。。。

マイクは金を送った学生を見つけ出し、「金は貸しただけ」だという宣誓供述書にサインさせようとする。
マイクはサインして落第するか、サインせず退学になるか選べと迫りサインさせる。ハーヴィはジェラードにも同じ宣誓供述書にサインさせる。軽蔑するようなハーヴィの態度にジェラードは反発。大学教授であるジェラードはマイクの受講歴がないことを突き止めていた。しかしハーヴィは今回の件を隠匿する代わりにマイクの件も明るみにださないよう駆け引きする。

最後まで金を受け取った理由を聴かなかったハーヴィは、何か事情があるのだろうと察し、学生への返金を肩代わりすると申し出る。

ドナに煽られ行き場のない感情を宿したルイスはマローンの元へ。
自分の昇進を祝え、と嫌味をまくしたてるもジェシカとの約束は守り、件の口裏合わせに徹する。「チームの一員に徹しろ」というドナの忠告は決して無駄ではなかったのだ。。。

ハーヴィはマイクに感謝の意を伝える。
マイクの助言によって、結果的に過去のわだかまりとの決別できたからか。マイクはジェラードに学歴詐称の件がバレているのでは…?と心配している様子だが(実際バレているけど)、ハーヴィは「ジェラードにはバレていない」と嘘をつきマイクを安心させるのだった。。。

客演

[actor][name]スティーヴン・マクト[nname]([altname]Stephen Macht[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0532685/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/01/Suits-4×12-10.jpg”][aactor]

ヘンリー・ジェラードを演じていたのはスティーヴン・マクト
ドラマ「メンタリスト」「キャッスル」などにも客演。90年代に制作されたターザンを描いたテレビ作品「Tarzan: The Epic Adventures」等にも出演しています。

過去シーズンにも登場した彼ですが、実は今後も登場予定です。

[actor][name]ブライアン・J・ホワイト[nname]([altname]Brian White[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0924552/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/01/Suits-Season-4-Episode-12-18-ba3b.jpg”][aactor]

ギャレッド・ブレイディを演じていたのはブライアン・J・ホワイト
ドラマ「ミストレス」「ゴースト 〜天国からのささやき」などに出演。近年ではドラマ「シカゴファイア」や「スキャンダル」の後期シーズンに準レギュ出演。

感想&あとがき

[rating]

ハーヴィとルイスがそれぞれマイク、ドナ、レイチェルにお叱りを受けて諭されたのが印象的な回。
とくにドナの説得力は相変わらず凄まじい。天才のマイクよりも、仕事ができるジェシカよりも何よりドナの言葉には有無を言わさぬ説得力がありますよね〜…ふしぎ。

ハーヴィが最後に「ジェラードにはバレてない」とウソをついたのはハーヴィなりの師弟愛というか、無闇にマイクを不安にさせないための優しいウソなのでしょうね。
(実際、お互いの秘密を握っているからジェラードがバラすことはないでしょうし。。。)

 

余談ですが、冒頭のマイクとハーヴィの会話に登場した「マーベリックとアイスマン」の一節。
これはトム・クルーズ主演の名作映画「トップガン」の登場人物にちなんだ表現ですね。映画好きを自称するマイクとハーヴィの会話の中にはたびたび映画を引用した会話が登場しますが、正直みたことのない映画だとちんぷんかんぷん…でも今回はちゃんと理解できました。笑

トム・クルーズ演じる主人公のマーベリックとライバルでヒール役のアイスマンをモチーフに、ハーヴィとルイスの関係を比喩したようです。

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