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【海外ドラマ】SUITS/スーツ シーズン4 第16話「愛の示し方」最終回レビュー

CSチャンネル・AXNで海外ドラマ・ SUITS / スーツ シーズン4 第16話 「愛の示し方」が放送されたのでレビューしてみます。ついにシーズン4最終回!ハーヴィとドナの恋の行方はいかに…?!

前回のレビューはコチラ。

【海外ドラマ】SUITS/スーツ シーズン4 第15話「守るべき人」レビュー

SUITS / スーツ シーズン4 第16話 「愛の示し方」あらすじ

原題は “Not Just a Pretty Face”

ドナに愛の告白をしたあと、ハーヴィが帰宅すると自宅の前には証券取引委員会のショーン・ケイヒルの姿があった。

ショーンはハーヴィに「助けてほしい」と依頼してくる。
ウッドウォールとフォースマンの結託(第9話参照)を調べていたショーンだが、なかなか証拠がつかめずにいたのだ。このままでは調査が打ち切られてしまう、とハーヴィに泣きつく。

ハーヴィはマイクのもとにやってくる。
ショーンに泣き疲れたことを告げ、暗に手を貸すように指示。ハーヴィ自身が直接手伝わないのには何か理由があるようだが…。

ルイスはドナを呼びつける、ルイスの秘書が今朝亡くなったらしいのだ。
しかしルイスは悲しむよりも彼女が残した身辺整理に嫌気がさしているようす、ドナはルイスをなだめその仕事をひきうける。ドナに用を頼んだことでルイスはハーヴィに断りを入れるべきか?と聴くが、昨晩告白されたばかりのドナはまだ心の整理がつかずハーヴィへの接触をしないようお願いする。

ハーヴィはドナと出会った日のことを思い出していた。

ハーヴィが検事補として働いていた時代、初めての裁判で勝利した日、祝杯をあげるハーヴィにドナが話しかける。
ドナの賢さに惹かれたハーヴィは彼女と酒を酌み交わす。ドナはハーヴィに近づいた理由を明かし「秘書にしてほしい」と告げる。当時、女優志望だったドナは仕事をしながらオーディションもうけたい、だからそういうことに理解のある人のもとで働きたい、と。ハーヴィは雇う前からサボり宣言のドナの話を笑って聞き入れる。

ドナとの会話を遮って、ひとりの男がハーヴィを別の席によびつける。
男はフォースマン。彼はハーヴィの手腕を見抜き彼を雇おうとするが、ハーヴィは彼の不穏さに気づきその誘いを断った。

さらに回想。

ハーヴィは実弟のマーカスからレストランを開くため金が必要、という相談をうける。
まだ弁護士として稼ぐ前の時代ハーヴィにも対して金はなく融資を断るが、マーカスは母親の不倫相手に金をせびろうと思いつく。ハーヴィはそれだけはやめろと警告するが。。。

ハーヴィはマーカスのため、稼ぐために、当時のジェシカのもとへ自分を雇うように伝えに来る。
ジェシカは鼻で笑い彼の誘いを断るが、フォースマンにも誘われた、と話を出すとジェシカの表情が一変する。フォースマンのもとへ行くぞと脅すハーヴィをジェシカは「止はしない、でも警告はした」と突き返した。

マイクはショーンの件を調べようとするが、彼に先立ってレイチェルが調査に乗り出す。
マイクが事務所に戻って以来、ハーヴィに自分の存在を忘れ去られたかのように感じていたレイチェルはここで一旗揚げてハーヴィを見返したい、と考えたのだ。

レイチェルはハーヴィが自分に出なくマイク話を降ったことに立腹していたが、その理由はハーヴィが過去にフォースマンに騙された経験があることを恥じているからだ、と説明する。
するとマイクはそこから証拠調達へのいとぐちを見つけ出す。

ハーヴィはウッドウォールのもとへやってくる。
証拠が見つかるはずない、と高を括るウッドウォール。ハーヴィは証拠を提示し、自白し、フォースマンをショーンに差し出せ、と助言。さらに自分が弁護に就くとまで申し出る。

1日中、ハーヴィをさけていたドナだがハーヴィと鉢合わせする。
ルイスを手伝っていたことを告げ、昨晩の「告白」のことをハーヴィに問いただす。彼に説明を求めるドナだが、改めて話を振られると煮えきらず話を有耶無耶にしようとするハーヴィの態度を見てドナは憤慨する。

仕事以上の関係を求めているのか、今のままの関係がいいのか、お互いに自分の気持ちがわからずに口喧嘩してその場を離れてしまう。

ふたたび回想。

ハーヴィはフォースマンのもとにやってくる。弟の事情を聴いたフォースマンは嘲笑してみせるが結果的に彼を雇うことに決める。

ハーヴィはドナのもとにやってきて、フォースマンの下で働くことになったため秘書として雇うことはできない、と告げる。ドナは「フォースマンはうさんくさい」と忠告し、彼と組むのは間違いだ、と最後まで警告するのだが、ハーヴィは聞かなかった。

ルイスは亡くなった秘書・ノーマの骨壷探しに奮闘していた。
葬儀屋で骨壷探しをしていたところにドナが呼びつけられる。ノーマのことを「鬼ばばあ」と蔑視していたルイスだが彼女が亡くなってはじめて彼女の大事さに気づいたらしく、「大事な鬼ばばあだった…」と言って急に泣き出してしまう。ドナはルイスを慰める。

泣きはらしたルイスはスッキリしたようす。
ノーマの代わりに秘書を探さねばならないルイスだが、そのポストにドナを誘おうとする。しかしドナは頑なにそれを拒み、ルイスも諦める。

マイクが思いついた案それは、ハーヴィの恥じている過去=マーカスの件を利用すべき、ということ。
しかしハーヴィの過去を利用するなんて…とマイクは躊躇するが、レイチェルに後押しされそれをハーヴィに進言することに。

マイクとレイチェルは、マーカスの件を使ってフォースマンを追求すべきだと進言する。しかし、案の定ハーヴィは憤慨し「言われた仕事をしろ」とふたりを叱責し追い返してしまう。

ショーンはウッドウォールに勝手に会いに行ったハーヴィを責めるが、ハーヴィが接触した後にウッドウォールが取る行動はふたつにひとつ「ハーヴィの話にのる」か「焦って証拠隠しに走る」か。ハーヴィはおそらく後者だろうと察し、そこをショーンに抑えるように進言する。

しかし、今回の件で危ない橋をわたるわけに行かないショーンはその進言を拒否、ハーヴィに証拠をきっちり掴ませようとする。
もしウッドウォールが今回の件で逮捕を逃れれば、フォースマンとルイスの裏取引の件が表沙汰になる可能性がある。ショーンはそれを盾にハーヴィを脅すのだった。

ハーヴィはジェシカに相談、最終手段としてマイクから進言された「マーカスの件」を利用するしかない、と示唆。
しかしジェシカは仕事と恋人(マローン)を天秤にかけて、マローンを失ったばかり。「私に聞かれても、答えが正しいか自身がないわ」と答える。

 

ふたたび回想。

フォースマンは法律家のハーヴィから聞き出した情報をもとに株の空売りで多額の儲けを荒稼ぎした。
それを知ったハーヴィは彼を叱責、軽蔑し仕事を辞めると告げるが、フォースマンはハーヴィも共犯だ、と語る。なんのことかわからないハーヴィだが、フォースマンは彼の取り分の100万ドルのなかから15万ドルを既に彼の弟・マーカスに支払ってしまっていた。

弟を巻き込まれ起訴することもできなくなったハーヴィは食い下がるしかなかった。。。

マイクとレイチェルはウッドウォールの元妻メアリーアン・マグレンという人物が入院している病院をつきとめる。
若年性のアルツハイマーで入院していた彼女は、ウッドウォールがフォースマンから得た金を使って手厚い看護の病院に入院させていたという事実を知る。込み入った事情に同情する二人だが、それをハーヴィに報告する。

報告をうけたハーヴィはふたたびウッドウォールのもとへやってくる。
メアリーアンの名前を出されるとウッドウォールは憤慨するが、「フォースマンに大切な人を利用されるつらさはわかる」と彼を説得しようとするが、ウッドウォールは聞き入れようとしない。
ハーヴィは、ショーンが起訴に持ち込むことはできなくても、自分が訴追し続けてやる、と警告する。

 

ドナとルイスはささやかなノーマのお別れ会をひらく。

スタッフたちが集い、ルイスのスピーチに耳を傾ける。ルイスは素直に彼女を見送れたことをドナに感謝する。そして「ハーヴィは、ドナがいてどれだけ幸せかをわかっていない」と語る。
その言葉はドナにも深く突き刺さるが。。。

ルイスの言葉は、以外にもジェシカにも響いた様子。マローンが去ったデスクを横目に切ない表情をうかべるジェシカ。

フォースマンはハーヴィのオフィスにやってくる。
ウッドウォールが裏切りフォースマンが自白したら、そのかわりにマーカスの件を持ち出しハーヴィのことも共犯で訴える、と脅す。

しかし、これはハーヴィの策略。物陰に隠れていたショーンが姿を現しフォースマンに自己紹介。
ハーヴィは服のポケットに盗聴器を仕込んでおき、フォースマンとの会話をすべて録音していた。それを証拠にフォースマンは連行される。ショーンは去り際ハーヴィに「やったな」とにんまり。

ふたたび回想。

フォースマンのもとを去ったハーヴィが検事局に戻ってくると、ドナが秘書として待っていた。
前の秘書をかってに部署異動させハーヴィの秘書の座に居座ったドナ。「私はあなたの防弾チョッキになる、だから私が困ったら助けてね」とふたりの関係がここからはじまる。

帰宅したマイクはレイチェルに真摯な愛の告白をする。(マイクもルイスのスピーチに感化された?)
彼の様子に何か感づくレイチェル。マイクはレイチェルの父親に挨拶を済ませ、祖母から譲り受けた指輪に磨きをかけたと告げる。ひざまずいたマイクはレイチェルにプロポーズ。

涙を流して喜ぶレイチェルはプロポーズを受ける。

ハーヴィはマーカスに電話する。元気そうな弟の声を聴いたハーヴィは安堵して電話をきる。
そこへドナがやってくる。ハーヴィはドナに真摯な思いを伝えようとするのだが、彼の言葉を遮りドナは「あなたとはお別れよ」と告げる。

仕事を辞めるのかと思ったハーヴィは止めようとするが、ドナは「仕事はやめない」「ルイスの秘書になる」と告げる。

ハーヴィは「行かないでくれ」と懇願するが、ドナは一言「愛してるわ」と告げてその場を去る。ハーヴィはその後姿を呆然と見つめるしかできなかった。。。

感想&あとがき

[rating]

ついにシーズン4終了!

前回の突然の告白から、ドナとハーヴィの関係ばかりが気になって仕方がなかったのですが、ドナはハーヴィとの間に距離を置く選択をした模様。
ハーヴィはやっと素直になりかけていたのに、既の所で食い違ってしまうふたり…。個人的にはスコッティよりもドナとハーヴィがくっついてくれたほうがなんか応援できるので、この二人がうまく行けばいいのにな〜と思ってたので残念。。。

いっぽうでマイクとレイチェルはハッピーエンド?
今シーズン初期ではローガンの存在でかなり泥沼化したふたりなのに、そんなあっさりうまくいくかね?
正直、レイチェルのキャラがあんまり好きじゃないので、ここはどーでもいい。苦笑

結局、ウッドウォールはフォースマンを売ることはしなかったわけだけど、ということはショーンが懸念していたとおりウッドウォールは証券取引委員会に復帰するのでは…?
だとするとルイスの身に危険がふりかかる可能性もまだゼロじゃない…?それともフォースマンが自己保身のためにウッドウォールとの結託を自白するか?

 

さらに余談だけど、やっぱりドナとルイスの掛け合いは楽しい。笑
ノーマの追悼絡みで、ちょっぴりしんみりはするものの「大事な鬼ばばあだった」のくだり、サイコーに面白かった。笑
ハーヴィの秘書からルイスの秘書に鞍替えすることになったドナ、次シーズンではこの二人の掛け合いに更に拍車がかかることを期待せざる負えない…!

個人的にはSFやファンタジー要素の強い作品が好きなんだけど、そういう要素が一切ない現代日常劇のこの作品にこれだけハマれるのは、やはりキャラクターたちの個性の良さにほかならないんだろうなあ…と、ドナとルイスを見ていて特に思いますね。。

 

本国では、現在シーズン5が放送中で来月シーズンフィナーレを迎える予定。
国内AXNでは本年中にシーズン5が放送されるということらしいですが、う〜ん待ちきれない!早くみたい!

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