CSチャンネル・AXNで海外ドラマ・ SUITS / スーツ シーズン4 第5話 「喜劇の弁護士」をレビューしてみます。依然、対立をつづけるマイクとハーヴィ。とある事件をきっかけに歩み寄りをみせたかに見えた二人だったのだが…。
前回のレビューはコチラ。
SUITS / スーツ シーズン4 第5話 「喜劇の弁護士」あらすじ
原題は “Pound of Flesh”
マイクは上司・シドウェルを裏切ること、そしてハーヴィから警告が気がかりでフォースマンと組むことを躊躇しはじめる。
マイクは実際にはフォースマンとは組まずに、「手を組んだと思わせる」ことでハーヴィを説得しようとハッタリ作戦にうってでる。しかし一枚上手のハーヴィ、マイクのハッタリを見透かし、交渉は決裂…。
マイクはいよいよフォースマント組むほかなくなる。更に上司・シドウェルはマイクの買収がうまくいくと期待を高めている、逃げ場のないマイク。
ドナは若い頃に諦めた演劇に再挑戦することにした。
資料室で台本をもって練習しているところをルイスが目撃。ルイスはドナの挑戦を褒めるが、ドナの芝居の本番は今夜。まだセリフを覚えきれていないドナのためにルイスは練習役をかって出る。
演目であるシェイクスピアの全作品を暗記しているルイスはドナの練習につきあうが、ドナは本番を前に緊張し自身を失くしてしまう。
ドナとルイスは身の上話を語らい、ルイスは友人として彼女を慰める。予期せずルイスの言葉に励まされたドナは芝居本番にいどむことに。
ドナの芝居は大成功。
しかし芝居仲間が怪我をして公演続行が不可能に…ドナはセリフを暗記しているルイスを代役に誘う。最初は拒否するルイスだが、ドナに懇願されたルイスは渋々芝居に参加することに。
しかし本番を直前に控えると、今度はルイスが怖気づく。
すると今度はドナがルイスを叱咤。観客を見下し、法定のように振る舞え、とドナの独特の勇気づけを受けたルイスは鼻息荒く舞台に進むのだった。
公演後、ルイスは代役に抜擢されたことがドナの策略だったことに気付く。ドナはマイクやマローンとのことで最近落ち込み気味だったルイスを励まそうと、彼を芝居に誘ったのだった。
彼女の思いやりに感謝するルイス、濃いキャラクターのふたりの友情が深まったようだ。
レイチェルは睡眠時間も削り、ハーヴィの助手の仕事とロースクールの試験勉強とで手一杯。マイクに少し休む様に諭され休暇をとろうとしたレイチェル、しかしハーヴィに叱責されションボリ…。
証券取引委員会・ショーンはハーヴィを狙い撃ちすることを宣戦布告。ハーヴィも受けて立つ構えだ。
マイクがフォースマント組むことをチラつかせている中、ハーヴィ側も企業買収のために株を買い足ししなければならない。
ジェシカとマローンも結託し、なにか良い手はないかと方法を探る。マローンの案でグレーな方法で株購入をする決断をしたハーヴィとジェシカ。
マイクはハーヴィの目論見を見抜き、訴える気まんまん。しかし息巻くマイクのもとにとある知らせが舞い込む。
過労がたたったレイチェルが失神して倒れ、病院に搬送された、というのだ。焦ったマイクが病院を訪れると、そこには先に到着していたハーヴィ。彼は鎮静剤で眠っているレイチェルに会えないマイクを夕食に誘う。
仕事で距離ができたマイクとハーヴィだが、ひさしぶりに一緒に食事をとることで談笑し少し空気が和む。
第4話でルイスのプライベートを仕事に利用したマイクはそのことの後悔を漏らすが、ハーヴィは「やりすぎだったが、見事だった」とマイクの仕事ぶりを賞賛する。
マイクもハーヴィのしている事が「仕事として間違っていない」と認め、お互いに歩み寄りを見せるのだが…。
夕食を終えて店からでると、ふたりの前にショーンが現れる。
ショーンはマイクとハーヴィが結託して企業買収をするつもりだと睨み、張り込んでいた。しかも二人が夕食中のあいだにハーヴィの持つペーパーカンパニーが件の株を購入したらしい。
驚くマイク。ハーヴィも寝耳に水。ショーンは二人が演技している、と揶揄しその場を去った。
ハーヴィのあずかり知らないところでジェシカが株を購入していたのだが、マイクはハーヴィが騙したのだと思い激怒。
せっかく歩み寄りを見せたふたりの間にまたしてもヒビが入ってしまうのだった…。
ハーヴィはマイクとの約束を意図せず反故にされたことでジェシカを責める。
自分の本意ではない結果になってしまったことをハーヴィはマイクに詫びるが、怒り心頭のマイクはその謝罪を受け入れることができない。
考えた末に、マイクはフォースマンの資金提供に断りをいれるが、それは退けられてしまう。
フォースマンはマイクの考えを先読みしており、すでにマイクの上司・シドウェル経由で資金提供を済ませた後だった。マイクの意に反して彼とフォースマンはパートナーとなってしまったのだった。。。