【音楽レビュー】THE MUSMUS の THE MUSMUS TALE I を聴いてみた

「THE MUSMUS TALE I」全曲レビューしてみる

独断と偏見でさらっと収録全曲レビューをしてみます。

01. MARINE SNOW

MVにもなってるリードトラック。
ローなAメロからサビでアッパーに展開する縦ノリナンバー。メロはキャッチーだけど陳腐にならないのが彼らの持ち味&すごいところ。前述しましたがUPLIFT SPICEのときに比べてバックのフレージングにラウド要素が強調されたように感じました。とくにドラム。

02. SSFMe

UPLIFT SPICE時代から踊れる裏打ちロックナンバーももっていた彼らですが、その後継曲とでもいうんでしょうか。自然と頭揺らしたくなるリズム感。同期というか電子音的なアプローチも入ってたけどライブでも入れてるのかな?
中盤からやはりラウドっぽいフレーズが絡んできますね。過去曲「オメガリズム」に通ずる軽快さが気もち良かったです。2分半とめっちゃ短いのでリピートしたくなる笑

03. CRIMSON CRIMSON

アカペライントロからはじまるハードナンバー。ドラムのキックにビート音を被せていたりとこちらも電子音的アプローチが入ってます。あくまでギミック的に使っていて曲の本筋に電子音を取り込んでる感じではないんだけど、曲間のベース・ソロもエフェクティブな音色を使っていたりとなんか新鮮。

04. 砂の星

ここまでハードナンバーで飛ばしてきたけどようやくメロディックな曲。
「MARINE SNOW」とは違ったポップ路線のキャッチーさ。前曲までとくらべるとミドルテンポなんだけどダレてしまわないスピード感とアッパー感を維持したテンポ。やはりドラムのアプローチがラウド、というかパワー系なので曲調の割にキックがめちゃめちゃ目立っていてちょっと気になってしまった。。

05. SHAH MAT

トレーラーのBGになっている曲。
シンセっぽい音から始まる序盤を開けるとハードなリフで畳み掛ける攻撃的なナンバー。ライブでめっちゃ盛り上がりそうな曲だなあ、トレーラーみててライブに行きたくなってくる。。笑

06. BUTTERFLY EFFECT

イントロやバックサウンドは割りとハードだけどボーカル部はわりとメロディック。

07. アカシックレコード

打ち込みっぽいバックで始まる。このアルバムの中では異色な仕上がりの曲。
すごくポップスっぽい展開で、いわゆるエレクトロバンドみたいな楽曲。バックのリード音もシンセがとっていたりとかなり挑戦的な感じ。

08. WANDERLUST

異色曲を明けて、ふたたびバンド感が前面にでた楽曲。
タム回しがどことなくクラシックな感じ、終盤でトリッキーなギターソロがあるけどこの曲は同期系の音色もなく「バンドサウンド」って感じの仕上がり。

09. NEOPOLIS

メロに若干影のある序盤から再び畳み掛けるような展開のサビへ。アウトロの謎のフレーズが印象的。

10. THE MUSMUS RIOT

バンド名がミーニングされたナンバー、イントロからライブの煽りを彷彿させる展開。
Aメロですこしトーンダウンするも終始アッパーにたたみかける、これもライブで盛り上がりそうな1曲。

あとがき

[rating]

THE MUSMUSになってからの初作、前作の「PROLOGUE」も聴いていたんですがそのときよりもラウド感が強めになった印象。
ラウド感ていうと語弊があるんだけど、それ系のフレージングが目立つようになった気がします。ミックスの問題かもしれないけどドラムもだいぶパワー系。音源にライブ感が増したって表現もできるし、まだちょっと印象的に慣れないって感じもありーの。。

ただやはりメロの強さが秀逸ですね。そこはブレない。
前身の頃からですがCHIOさんのボーカルはスゴく力強くて声も特徴的なので唯一無二。雰囲気系のボーカルには出せないポテンシャルがあるし、一発で彼女が歌っていることがわかる仕上がりになってる。今作でバックのパワーが増したことは散々述べたけど、そのサウンドにもまったく埋もれないのはほんと強みだし魅力だな、と。

現在ツアー中のTHE MUSMUS、残念ながらボクの地元にはこないんだけどちょっと遠征しようか考え中…。
あーライブがみてえ!

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