エックスサーバーへのお引越し②
ドメイン設定が完了したらつぎはサイト内のファイルを引っ越しします。まずはドメイン設定が完了したエックスサーバーの内部を確認してみましょう。
インフォパネルの「ファイルマネージャ」からログインしてもいいですが、FTPソフトが使える方はそのほうが何かと便利です。ちなみにボクはCyberduck(サイバーダック)というソフトを使っています。UIも見やすいし無料で使えるのでオススメ。
FTP接続用の設定項目はサーバーパネル左メニューの「FTPアカウント設定」→「FTPソフト設定」から確認できます。サーバー内は設定したドメインごとに自動でディレクトリ(フォルダ)分けされていますが、サーバー直下(ルート)にアクセスしたほうがボクは便利だと思っているので、ルート接続1本にしています。
設定したいドメインのディレクトリを開きましょう。開くとさらに自動で用意されたディレクトリ郡が並んでいます、ここは無闇にいじらないように注意。「public_html」というディレクトリの内部がサイトを構成するファイルを設置する場所になります。「public_html」を開きましょう。
通常であれば、必要なファイルはまだなにもありません。あるのは下記画像のような3つのファイル。これは前項で示した、エックスサーバー側が用意した表示のためのファイルです。必要なければ「index.html」と「default_page.png」は削除しても問題ありません。
このスペースにWordPressを設置していきます。ドメイン直下(たとえばmotetai.club/〜)にワードプレスを設置する場合はこのまま次のステップに進みます。ドメイン直下でなく、ディレクトリを用意しそこにワードプレスを設置したい場合(たとえばmotetai.club/wp/〜 など)は、任意のファイル名で空のディレクトリを作っておきましょう。
WordPressをインストール
エックスサーバーではサーバーパネルからWordPressの基本システムを自動インストールする機能がついています。とくにこだわりがなければこの機能を使いましょう。ただし、インストールされるのは最新版のWordPressとなるため、なんらかの理由で古いバージョンが使いたい場合は手動インストールが必要です。
これについての説明は省きますので、ググッてください…。
サーバーパネル左メニューの「ホームページ」から「自動インストール」→任意のドメインを選択→「プログラムのインストール」の順で選択。「WordPress 日本語版」の「インストール」をクリックすると下記のような設定画面が出ますのでお好みに合わせて設定しましょう。
前項でふれたように、ドメイン直下以外に設置したい場合は「インストールURL」の項目で任意のディレクトリを指定します。
インストール設定が完了すると自動生成されたパスワードなどの詳細情報が表示されますので、この画面をスクショするなりコピペするなりまるっと保存しておきましょう。
旧サイトデータを読み込む
さきにDuplicatorで吸いだした旧サイトのデータを新しく設置したこのWordPressに流し込みます。
ファイルマネージャ、もしくはFTPソフトでWordPressを設置したディレクトリの中(もしくはルート)にinstaller.phpとzipファイルをアップします。次にアップしたinstaller.phpにブラウザからアクセスします。(motetai.club/installer.php もしくは motetai.club/wp/installer.php とか)
旧サイトのデータをインストールする設定をします。画面上で「Host」「Name」「User」「Password」の入力欄がありますが、さきほどまるっと保存した設定情報を参照します。
- 「Host」→ サーバーパネル左メニューから「MySQL設定」→「MySQL一覧」の下部に「MySQL5.5 ホスト名」があるのでこれを参照
- 「Name」→ 設定情報のMySQLデータベース名
- 「User」→ 設定情報のMySQLユーザ名
- 「Password」→ 設定情報のMySQLパスワード
設定がうまくいけばデータが流し込まれ旧サイトと同じ状態になっているはずです。WordPressへのログインアカウント、パスワードも旧サイトのモノに変更されていますので留意しましょう。ログイン後はWordPress管理画面上にinstaller.phpとzipファイルの削除を促す英文が表示されると思います、インストール後はセキュリティのためにも削除しておくのが無難でしょう。
あとがき
引っ越しの作業は以上です。案外かんたんでしょ?
ちなみにwpXから引っ越してきた場合、「wp-content/mu-plugins」のディレクトリ内に「wpx-accelerator.php」というファイルが入っています。これはwpX運用によって自動生成されたファイルですのでエックスサーバー上で運用していくには必要ないファイルですので削除しておきましょう。
また新規契約者にはSSL契約が1年無料などの特典もあります。これについても設定手順を記事化しようと思ってます。
追記:エックスサーバーでのサイトSSL化の手順をまとめました