CSチャンネル・FOXで 海外ドラマ X-ファイル 2016 第3話 「トカゲ男の憂鬱」が放送されたのでレビューしてみようとおもいます。とある殺人事件をきっかけにモルダーは自称 “トカゲ男” の男を追うことになるのだが…。
ちなみに前回のレビューはこちら。
X-ファイル 2016 第3話 「トカゲ男の憂鬱」あらすじ
原題は “Mulder & Scully Meet the Were-Monster”
モルダーはFBIを離れていた間にX-ファイルの案件のほとんどが “インチキ” として処理されていたことを知り肩を落とす。
自分もすっかり中年になり、未確認生物なんかを追うのはもう辞めよう、とまで言い出す始末。それを聴いたスカリーは「怪物が現れた」と新たな事件をもってくる。
森の中で動物管理職員が謎の生物に襲われて殺された。
生き延びた目撃者の証言から人型の爬虫類のような生物に襲われた、という話が出てくる。モルダーは先の件ですっかりやる気を失くしてしまっているが、スカリーは犯人が何であろうと解決しよう、と鼓舞する。
近隣の街では同様の生き物に女性（オカマ？）が襲われる事件が発生する。
女性はバッグで一撃を食らわせその生き物を撃退したらしい。トゲトゲの角の生えた体にパンツ一枚を履いた姿だったというその生き物。モルダーも呆れ顔。
捜査を続ける二人は、新たに被害者の遺体を発見する。
現場から走り去る影を追ったモルダー、彼に例の生き物が襲いかかる。モルダーとスカリーは影をおって仮説トイレの扉をあけると、そこには…用を足してる男性が。。
「失礼…！」と扉を閉め、ふたたび謎の生き物を探すふたり。トイレから出てきた男性は素知らぬふりで立ち去るが、彼の頭には、角のようなものが生えているのだった。。。
モルダーは例の生き物に襲われた際に、携帯カメラで撮影をしていたが、とれた写真はどれも不鮮明。
唯一、判明したのは血のようなものをモルダーにかけたことから、モルダーはその生き物が「ツノトカゲ」の一種では？と考える。スカリーの検死結果では人間に噛みつかれたキズ跡だ、と語る。
モルダーは不可解そうだが、スカリーは「こういう事件は楽しい」と久しぶりの捜査を楽しんでいる様子。
その夜、モルダーは泊まっているモーテルの主人から妙な話を聞く。宿泊客の部屋を覗き見るのが趣味だった主人がとある男の部屋を除くと、その男がトカゲの姿に変身するのを目撃した、というのだ。
翌朝、スカリーはモーテルの隣にある携帯ショップで例の男・ガイが働いているのを目撃する。
スカリーが彼に質問しようとすると、ガイは大暴れして店を飛び出していってしまう。モルダーもそこへ駆けつけ男を追うことに。モルダーはガイを近くの墓地でみつける。
通りすがりを装ってガイに話しかけるモルダー、ガイは自分を殺すようにモルダーにけしかけるが、モルダーは「君を助けたい」と男に話を聞こうとする。
ガイは自分がもともとはトカゲであり、ある朝森で目覚めると人間になっていた、と語る。
何故か近くに倒れていた男性の服を盗み、人間になりすましたガイは仕事を見つけ、モーテルに泊まり、犬を飼って人間として生活を始めた、と語る。（話のなかにはスカリーとエッチしちゃう…なんていう妄想の与太話まで飛び出す）
どうにも胡散臭い話を信じ切れないモルダーは呆れ顔、それを見たガイは憤慨して去っていってしまう。
モルダーはガイの話をきいて呆れ返ってしまう。
スカリーは動物管理局でトカゲ男に襲われ生き残った職員と面会しようとする、しかしその男が現れるとスカリーに襲いかかる。モルダーが駆けつけると既に男はスカリーに取り押さえられていた。
モルダーはガイが何者かに噛まれて人間になった、と話していたことを思い出す。ガイの体にあった噛み跡を写真に納めていたモルダーはガイの話が真実だったのでは…？と思い直し彼を探す。
ガイは森にやってきて服を脱ぎ始める、モルダーが何をしているか訪ねると「1万年ぐらい冬眠に入る」と答える。全裸のガイを前に呆れ顔のモルダー。
ガイは「君のような人に会えたことは救われる思いだった」と語り、モルダーに握手を求める。モルダーが握手を仕返すと、彼の姿はトカゲ男そのものに…！
ガイはそのまま森の中に走り去り消える。モルダーも「ボクもだよ…」とつぶやく。
X-ファイルへの情熱が消えかけていたモルダーの心に、ガイがふたたび火をつけたのだろう。。。
