CSチャンネル・FOXで 海外ドラマ X-ファイル 2016 第4話 「バンドエイド・ノーズ・マン」が放送されたのでレビューしてみようとおもいます。ホームレスを邪険にする人物がつぎつぎにバラバラにされる殺人事件がおこる、モルダーとスカリーは捜査に乗り出すがスカリーの母が救急搬送され。。。
ちなみに前回のレビューはこちら。
X-ファイル 2016 第4話 「バンドエイド・ノーズ・マン」あらすじ
原題は “Home Again”
ホームレスの強制立ち退き要請を執行した男が、ある夜殺される。
バラバラに引き裂かれ解体された遺体からは両腕が持ち去られた。捜査の最中、スカリーのもとには母親が救急搬送されたとの知らせが入り、モルダーは一人で捜査を続ける。現場で靴に張り付いたバンドエイドにモルダーは不快感を示すが。。。
モルダーは現場の向かいのビル壁面の落書きに興味を示す。現場近くのホームレスから、絵を書いた人物が「バンドエイド・ノーズ・マン」という人物だと聞く。
病院にやってきたスカリー。母親は昏睡状態だが、スカリーが到着する前に「チャーリー」と疎遠に鳴っているスカリーの弟の名前をつぶやいたという。
生前スカリーに延命治療を望む遺言を残していた母だが、スカリーの知らないところで「延命治療を望まない」という内容に書き換えられたという。怪訝なスカリー。
現場で見つけたバンドエイドを検査に出すが、バンドエイドに付着している部室は有機物でも無機物でもない。なにかの物質であることは間違いないのだが、生き物の一部と断定できないのだ。
ある画廊では、例の落書きとよく似た絵をホームレスから仕入れた男たち。
そこへ謎の人物が現れ、画廊の男を素手で引き裂いて殺す。男はそのまま画廊を立ち去る、その絵には「トラッシュマン」というサインが残されていた。
延命措置を辞めることに難色を示すスカリー、そこへモルダーがやってくる。
捜査の報告をしにきたモルダーは、絵の作者「トラッシュマン」がホームレスたちを守るために反抗を重ねている、と考える。スカリーは母親が疎遠のチャーリーのことをつぶやいたり、遺言を書き換えたことに疑問を感じていることを打ち明ける。
そんななかスカリーの母の延命措置が終了される。
スカリーと兄・ウィルから母のうわ言の件を聞きつけたチャーリーからスカリーの元へ電話がかかってくる。死を待つだけの状態の母にチャーリーの声を聞かせるスカリー。チャーリーの声を聞いた母親は目を覚ますが、すぐに逝ってしまう。
ホームレスの受け入れ先となる病院への移送を治安面から反対している女性・ナンシーが自宅に帰るとトラッシュマンが現れる。
ナンシーを殺して解体したトラッシュマンはその一部をゴミ処理機にかけ、また一部を持ち帰る。ゴミ収集車の処理口に自らの身体を委ねて、車は走り去った。。。
母が亡くなり動転したスカリーは悲しみを紛らわせようとすぐに仕事の現場に行こうとする。
トラッシュマンの絵に使用されたペンキは特殊なもので、そのペンキを販売していた店を張り込むスカリーとモルダーは怪しい人物の後をつける。人物の後を追って廃墟にやってた二人は「トラッシュマン」を名乗る人物と不気味な人形を発見する。
アーティスト・トラッシュマンはホームレスの尊厳を奪う人間を毛嫌いし、問題の本質を見ない社会に批判的な思想を持っていた。
彼が描いた絵はホームレスたちによって崇められており、それと同時にかれはチベット密教に由来する「タルパ」（人工霊）を作り出し自作の人形「バンドエイドノーズマン」を作り、それがそのうち自発的に動き出したと語る。
トラッシュマンの「ホームレスの尊厳を奪う奴らへの敵意」がバンドエイドノーズマンを犯行に駆り立てているという。
ホームレスを病院に移送した男・ランドリーはホームレスたちを病院に収容するが、病院のなかでひどい異臭に襲われたランドリーはバンドエイドノーズマンと遭遇する。
事態を察知したモルダーとスカリー、トラッシュマンも駆けつけるが時既に遅し、ランドリーはバラバラに解体されてしまっていた。
母の葬儀を終えたスカリーは、チャーリーを呼んだ理由は「母としての責任」だったのだろうと推測する。
そのことと自分の息子・ウィリアムを養子にだしたことを重ね、後悔にふけるスカリー。モルダーはそれを黙って聞いているしかなかった。。。
