第7話 「ベガスの土産」(原題:Nobody Touches Anything)
あらすじ&ネタバレ
※「シカゴ P.D.」と「ロー・アンド・オーダー 性犯罪特捜班」とのクロスオーバーエピソード。
セブライドはラスベガスから戻るとやけに上機嫌。ベガスで出会った女性ブリタニーと「結婚した」と発表し分署の一同を驚かせる。
ケーシーはセブライドの突拍子もない行動を心配するが、彼の嬉しそうな表情に祝福を述べる。51分署は横転した車の救助作業に向かう、無事救助を成功させるとセブライドはさらにテンション高く喜ぶ。
マウチはセブライドに結婚を考え直すよう諭し、オーチスたちは破局するまでの時間で賭け事をはじめる。ウォレス署長もせブライドの行動を案じるのだが…。
分署にはブリトニーが挨拶にやって来る。分署の一同は暖かく迎えるが、ドーソンはシルヴィーの様子がおかしいことに気づき始めていた。
セブライドを居候させていたケーシーとドーソン、ブリタニーも家に転がり込んでくるとしったドーソンは面白くない様子。ドーソンはセブライドの結婚を考え直すように諭すが、ケーシーとの結婚を先延ばしにしていることを突かれ反論されてしまうのだった。
ドーソンはセブライドに言われたことからか、彼の結婚に反対することを辞める。そしてケーシーと結婚できない状況に悩み彼自身にも本音を吐露する。ケーシーも同じ思いであることを伝える。
シルヴィーはカラダを鍛えるためZUMBAの教室に通い出すのだが、そこに現れたインストラクターは…ハイテンションに踊るクルースだった。お互いの姿を認め驚いてしまうふたり。恥ずかしい姿を見られてしまったクルースは同僚たちに内緒にしてもらう代わりにある条件をうける。
料理が得意だったシェルビーはその腕前を披露して、モリーズの新メニュー考案に苦戦していたクルースに「料理を教えさせて」と提案した。クルースにとっては願ってもない申し出に承諾するクルース。
後日、シルヴィーとクルースは彼女の考案した新メニューを試作、署員たちの評判は上々。
ニューハウスは副業絡みでトラブルに巻き込まれたらしく、ミルズを率いてある男の元へと出向く。「俺は手を引く」と何かの仕事から手を引く旨を伝え、その男の車に密かにGPSを仕込むニューハウス。ミルズは彼の不審な行動に疑問を抱くのだが。。。
しかしニューハウスの車には殺人予告のメモ書きがついた意思が投げ込まれる。ただ事ではない事態に心配したミルズ、ニューハウスは窃盗犯であった件の男を追っていた。彼を監視し彼が州を越えたところで捕まえれば多額の懸賞金が入るからだ。ミルズは「娘のためにも危険なことは辞めるべきだ」と諭し、密かにケーシーに相談する。
火事の現場に招集された51分署、地下室から男を救出したセブライドだが男は写真の詰まった箱を落とす。
その箱の中には「監禁されたらしい人達の写真」が詰まっていた。男が犯罪に関与していると疑ったセブライドはシカゴ署のボイトとリンジーを呼びつける。写真には裸で縛られ監禁された無数の子どもたちが映っていた。ハンクは救出された男が犯人だと睨む。
写真に写った被害者の中にはリンジーの生き別れの弟 テディ・コートニーの姿もあった。動揺するリンジーは性犯罪捜査科に協力を依頼する。
ニューハウスは娘のために金をためていたのだが、事情を知ったミルズ、ケーシー、そして分署のメンバーは彼のためにカンパを募り金をニューハウスに渡す。
見どころ:
スピンオフ作品「シカゴ P.D.」からボイトとリンジーが登場。演じているのはジェイソン・ベギー(Jason Beghe)とソフィア・ブッシュ(Sophia Bush)。
さらに別シリーズで、「シカゴ P.D.」とコラボもしているドラマ「ロー・アンド・オーダー 性犯罪特捜班」からはアマンダ・ロリンズが登場。演じているのはケリー・ギディッシュ(Kelli Giddish)。
第8話 「悲しみの渦」(原題:Chopper)
あらすじ&ネタバレ
ヘリコプターがビルの上に墜落。51分署は現場に駆り出される。現場はひどい惨状、ミルズとシルヴィーのまで救助も虚しく人々が命を落としていく。
ふたりは路地に止まった車の中に重症の負傷者を発見するが、その弾性は無数の偽造パスポートを所持。それを見たシルヴィーは怪訝な表情を浮かべる。それでもシルヴィーは彼を助けようとするのだが、男は銃を取り出しシルヴィーを脅す。
しかし怪我の痛みに耐えかねた男はシルヴィーに促されるまま治療を受けるのだった。
現場は混乱を極め、ドーソンはビルの中で崩落に巻き込まれる。心配したケーシーは彼女を探しに向かおうとするが、ドーソンは自力で脱出し事なきを得る。
ヘリのプロペラは折れて近所の庭に落ちる。不運にも女性がその下敷きとなっていた。オーチスとハーマンは女性を助けようと奮闘する。甲斐あって女性は救助されるがヘリのプロペラにはドローンの残骸らしきものが絡みついていた。
セブライドと結婚したブリタニーは仕事中もお構いなしにセブライドに電話をかけていたが、救助中とあって電話に出られない時間が続くと現場におしかけてくる。ウォレスは「旦那の仕事の邪魔をするな」と一括する。それでも不安そうなブリタニーに、ウォレスはセブライドとの交信の声を聴かせて上げる。
現場は徐々に終息に向かうが、ドーソンは道で発見した血痕を追って負傷した少年を発見する。彼の手にはドローンの操縦機が握られており、「ごめんなさい、ボクのせいだ…」と繰り返していた。少年の話では兄もどこかで怪我をして倒れているはずだ…と。
ケーシーとクルースは倒れている兄を発見するが彼の近くには切断された高圧線がぶらさがっており救出は困難だったが、なんとか救助に成功する。
セブライドはビル上のヘリから負傷者を救出することにギリギリ成功するが、セブライドを乗せたままヘリはビルの屋上から落ち始める。隊員たちの助力のお陰で肝一発セブライドは命を取り留める。
ウォレス署長とドナは胎児の検診に訪れるが、そこで母体の生命にかかわる異常が発見されてしまう。絶望するウォレスだがハーマンは「たとえ空が曇っていてもいつも飴が降るとは限らない」と助言する。
シルヴィーは仕事を終え家に車を走らせるが、不審な車につけられていることに気づく。怖くなったシルヴィー。例の治療した男が追ってきたのだった。彼女は殺されるかとビクビクするが、男は治療の感謝を告げると去っていった。
セブライドはブリタニーが現場にまでやってきたことに憤慨するが、彼女が妹を亡くして以来事故に必要以上におびえてしまうようになったことを聞かされる。シェイを亡くした辛さで彼女の苦しみが痛いようにわかるセブライドはすぐに彼女と仲直りする。
シルヴィーとクルースはZUMBAの件以来仲良くなっていたが、ケーシーとセブライドは彼らが親密になったのだと勘違いしてしまう。
シルヴィーは取り繕おうとするがZUMBAのことはクルースから口止めされていたため、「ふたりは親密」だということにしてしまう。その噂はたちまち署内に広まってしまう。収拾のつかなくなったシルヴィーは署員たちに真実を話し…クルースのZUMBA教室に署員総出でさんかするのだった。。。
第9話 「置いてけぼりの心」(原題:Arrest in Transit)
あらすじ&ネタバレ
クルースはZUMBAの一件以来、シルヴィーが気になるようになっていた。彼女をデートに誘うのだが断られてしまう。
分署はトラックの事故現場に招集される。大量の塩酸を積載していた搬送トラックが道路に塩酸をぶちまけてしまうのだが、ドーソンは付近にいた工事トラックをつかって砂を巻き塩酸の拡散を防ぐことに成功する。機転を利かせたことに評価を期待したドーソンだが、彼女の行動は逆に上層部に目をつけられる結果になってしまう。
ケーシーは上司としてドーソンを叱責し、「今度同じことをしたらハシゴ隊から外す」と警告する。
マウチはひょんなことから眼科検診の女医とデートすることになってしまう。その気のなかったマウチは「トルーディに殺される」と動揺する。
動揺しながらも待ち合わせに現れたのはトルーディ。彼女が全てお見通しなことに圧倒されるマウチ。
ミルズとシルヴィーはプールで溺れた少年を搬送するが、搬送中に急変し心停止、病院でそのまま死亡が確認される。
少年の死はすぐさま大ニュースとなる、少年の父親はシカゴのマフィアの大物「パパ・ルロ」だったのだ。息子を亡くし怒り狂ったルロはミルズを逆恨みし分署にやってきて「お前も死ね」と言い残す。不安を募らせるミルズ。
ミルズはルロとの和解を望むがシカゴ署のハルステッドはミルズに「これ以上関わるな」と警告する。
セブライドはブリタニーの心痛を察しようとしていたが、彼女が妹の死を理由に家族と向き合うことを避けてきたのだと察する。彼女が家に帰り家族と向き合うよう諭し、彼女との別れを決意するセブライド。自身もまたシェイを忘れるためにブリタニーに逃げたのだと、認める。
お互いの存在の大切さを噛み締めながら、ブリタニーは家に帰りセブライドは彼女の背中を見送る。
シルヴィーはクルースの優しさに気づき始め、彼とデートすることを了承する。嬉しそうなクルース。
ミルズはモリーズの閉店後に店に訪れドーソンの悩みを聴く。ケーシーとの関係に悩んでいたドーソンだが、元カレであるミルズはふいに彼女の手を握ってしまう。しかしタイミング悪くその場を目撃してしまったケーシー。あらぬ誤解をうんでしまうのだった。。。
第10話 「クリスマスの贈り物」(原題:Santa Bites)
あらすじ&ネタバレ
シカゴマフィアのルロは息子を失った悲しみのあまり救護に当たったミルズに逆恨みをしていたが(第9話参照)、数日後冷静さを取り戻しミルズに謝罪を告げる。
ひと安心したミルズだが、彼には別の問題=ケーシーにドーソンとの仲を疑われてしまっていた。「ドーソンとは何もない」と釈明するがケーシーは怪訝な表情を浮かべるのみだった。
51分署は火事の現場へと招集される。
現場では妻を火の中に残して自分はそそくさと助かろうとする夫の姿が見られ、ハーマンをはじめ署員達はあきれてしまう。妻も無事に救出されるが、夫は報道陣の前に姿を現すとまるで妻思いの夫のごとく誇張した話をまくしたて、更に署員達は呆れ返ってしまう。
しかし件の夫は分署にやってきて「まるで自分が英雄かのように報道された」ことを謝罪、そして署員たちに感謝を伝える。
子供の頃に火事を経験し身体に大火傷を追っていた彼は、「火事」にことさらにパニックになってしまったのだと弁明した。いきさつを知った署員たちは頭ごなしに呆れ返ったことを反省する。
オルロフスキー牧師は付近のホームレスのために分署員たちにカンパを求めにやってくる。牧師はドーソンの様子を認め、彼女が悩みを抱えていそうだと見抜くのだが。。。実際ケーシーとの関係に悩んでいたドーソンだが、ケーシーとは話しても和解には至らなかった。ドーソンの様子を気に留めたシルヴィはドーソンを励ます。
おなじくケーシーの様子に気づいたセブライドは彼を誘ってバーに繰り出す。しかし二人で羽目をはずしてしまい行きずりの女性の部屋で夜を明かしてしまった。ケーシーは過ちを犯してしまったかと焦るが、セブライドによれば部屋にいっただけで寝落ちしてしまっただけだという。
安心したケーシーだが、女性の家にスマホを忘れそれを届けに来た女性とドーソンが鉢合わせしてしまい新たな誤解を生んでしまった。お互いの過ちを咎め合う二人の間には亀裂が生まれてしまう。
時はクリスマスを迎え、ハーマンたちはモリーズ2号店となるフードトラックをホリデーフェスティバル会場でデビューさせる。
報道カメラの前で宣伝をしようとしたハーマンだが、ブレーキをかけ忘れたトラックが暴走し会場は散々たる有様に。新聞にも大々的に報道されてしまう。ブレーキをかけ忘れた代償にクルースとマウチはモリーズの共同出資者をクビにされてしまう。
汚名を挽回したいハーマンたちはフードトラックをオルロフスキーに提供し、炊き出しのために利用させてあげることを思いつく。喜ぶオルロフスキー。
セブライドは要請を受けて件の火事の現場に調査へ向かうのだが、現場では放火の証拠が見つかる。例の夫は自ら火事を起こし妻を危険に晒したのだ。(理由は不明)
ドナは出産を控えウォレスも楽しみにしていたが、ドナから子供に別姓をつけたいと提案されたことから意見を違え微妙な雰囲気になってしまう。
ふたりはお互いに意見を譲らないが興奮したドナは産気づいてしまう。焦るウォレスと隊員たちに連れられてレスキュー車で病院へ搬送されるドナ。しかしクリスマス渋滞にハマってしまう一行。仕方なくレスキュー車の中でウォレスが子供を取り上げる。無事に生まれた男の子、ウォレス感激。
しかし病院に到着すると赤ん坊の容態が急変してしまう不安そうなドナ、ウォレスをよそに救命措置が施される。
そのころミルズとシルヴィーは足を轢かれた男性の救助へ向かうが、その現場に怪しい車が乗り付ける。
出動から何時間たっても戻ってこないふたりを心配したケーシー達は現場へと向かうが、そこには救助を求めた男性とレスキュー車が残され、ふたりの姿はなかった。。。
第11話 「生死の狹間」(原題:Let Him Die)
あらすじ&ネタバレ
ミルズとシルヴィーが姿を消したことでケーシーはシカゴ署のハルステッドを呼ぶ。ハルステッドはマフィアのルロが絡んでいると睨むのだが。。。
署員達はふたりの動向を心配する一方で、ウォレスの赤ちゃんのことも心配していた。治療は続けられていたが、状況は不明なままだった。
ハルステッドと同行したクルースは廃棄場につっこんだ車を発見するが、車の中には誰も残っていなかった。現場には血痕が残されており、負傷しているなら遠くへは行っていないだろうと察しをつける。
その実、ふたりは黒ずくめの男に車で拉致されていた。
ミルズはルロの差し金だと考えていたが男たちはどうやら別の目的で二人をさらったらしかった。ミルズは連れ去られる車の中で激しく抵抗した末に、車は廃棄場に頭から突っ込み停車する。
事故で負傷した犯人のひとりを応急処置するが病院に行かなければ死にかねない重症。しかし犯人たちは病院に行くことは断固として拒む。ミルズは自分たちを解放することと引き換えに、資格のない医療行為(切開)を行うことにする。
ミルズとシルヴィーは麻酔もなく切開手術を始める。シルヴィーはこっそりとミルズに耳打ち。男をそのまま死なせて、もうひとりの動揺を誘おうと提案する。その提案を拒んだミルズは男を助けるが、疑り深いもうひとりの男はふたりを解放しようとしない。
シルヴィーはスキをついて彼らの銃を奪い向けるが、怒りを買ってしまい銃撃戦になってしまう。ミルズとシルヴィーはとっさに現場から逃げ去るが行き止まりに追い込まれてしまう。
そのころ病院に運ばれたウォレスの子供・テレンスの容態は極めて厳しい状況だった。
ハーマンは見舞いにやってくるが、彼がしきりに携帯で連絡をとっていることからウォレスは「何かあった」ことに気づく。ウォレスを心配させまいと黙っていたハーマンだが、問い詰められミルズ達の件を白状する。
分署員たちは現場に集まり手がかりを探す。ドーソンは救命のつかう道具が落ちているのを発見し、ハルステッドがミルズ達の潜伏場所を見つけることに成功する。
絶体絶命のところにハルステッドたちが突入しふたりは無事に救出される。まっさきにシルヴィーに駆け寄りハグするクルース。それをみて意味深な表情を浮かべるオーチス。
ヴィックステッドは二人の犯人がルロの指示で動いていたのだろうと考える任意の尋問を行うが、ルロは無関係を訴え打つ手がない。ミルズは肩を落とす。
いっぽうでシルヴィーは警察では役に立たないと考え、第8話で助けた謎の男・ガスに助けを求めようと考える。クルースは彼女が深入りすることを心配するのだが。。。シルヴィーは件の男に経緯をはなし男は「なんとかしてみる」とだけ応える。
ガスの尽力の甲斐あってか、犯人のひとり=負傷した男・ヴィックはミルズとの面会を承諾する。彼はあくまでルロとは関係ない、と訴えるがミルズはそれを信じることはできなかった。
しかしガスの影響力は総統なものだったのか、その後ヴィックは黒幕がルロだと自白し、ルロは逮捕される。
いっぽうでシルヴィーは自分の命がかかっていたとはいえ、人を殺すように指示したことを今更ながら恥じる。
ドーソンは仲間の窮地に私的な感情に振り回される自分に嫌気がさし、ケーシーと距離を置く決意をし家を出ていってしまう。
その後、上司と部下の関係に戻ったふたりはどこかぎこちなく。。。
ウォレスの息子・テレンスは容態を回復、奇跡的に後遺症が残る心配もなかった。ずっと心配をかかえていたドナとウォレスは笑顔を浮かべ、そこにウォレスの父親が見舞う。
51分署はとある貸倉庫での火事の消火へと招集されるが、そこには燃えやすいもの発火しやすいものが並べられまるで「放火魔の導き」のようだった。
さらに現場にはシェイが殉職したことを伝える新聞の切り抜きが残されていた。それを見て怪訝な顔を浮かべるセブライドだが。。。
第12話 「命の重み」(原題:Ambush Predator)
あらすじ&ネタバレ
貸倉庫の火事に残された多量の燃焼促進剤とシェイ殉職の新聞記事。セブライドはシカゴ署のアトウォーターを呼びつけ、放火犯の関与を疑う。
51分署メンバーも憤りを覚えるが、事件調査はシカゴ署に任せることになる。
ミルズとシルヴィーは第11話での立てこもり事件を受けてカウンセリングを勧められる。
いっぽうで救護の通報を受けたふたりはある家にやってくるが、家から出てきた鼻血を流す主婦は「大丈夫だから」と言いながら彼らを家に入れない。ふたりは家庭内暴力被害を疑い、強行的に家に押し入る。夫の様子のおかしさに気づいたミルズは間に割って入るが怯えた妻は何も語ろうとはせずふたりは帰るほかなかった。
ハシゴ隊は衝突事故の現場に招集されるが、片方の車の被害者は意識不明となったオルロフスキー牧師だった。
ケーシーは私情を挟まないよう指示をだし双方の被害者を順番に救出する。病院に搬送されるも牧師の容態は思わしくない。自分の判断が招いた結果だと責任を感じるケーシーだが、ドーソンやハーマンはそれを慰める。
オルロフスキーが重体なことからケーシーは彼の身寄りを探そうと、彼の自宅の管理人に頼んで部屋に入れてもらう。
そこで知ったのは牧師にはまったく身寄りが無く誰も気遣ってくれていない、という悲しい事実だった。
いっぽうセブライドは例の貸倉庫の件からシェイが死んだ爆発事件が「放火によるものだった」ことを疑い始める。
事故現場の再調査を始めるセブライドとドーソン。ドーソンは事故当時のことを思い出し涙ぐむ。放火の証拠らしきものは見つからなかったが、出火の痕跡が不審なことからセブライドは正式に放火の疑いを調査してもらうよう火災調査室に要請する。
火災調査室は既に調査を終え通常の火災として処理し終えていたが、責任者のリネット・カニンガムはセブライドとドーソンの強い要望に心動かされ再調査に尽力することを約束する。
カニンガムはこっそりと調査資料を写真にとってドーソンに渡す「仲間を失う悲しみはわかる、思う存分(調査を)やりなさい」と告げる。
ウォレスとドナの息子・テレンスは容態を回復し退院、ウォレスの父・ボーデンと共に分署に顔を出す。ボーデンはテレンスの育児にクチを出したがるがドナはそれを疎ましく思っている様子。ウォレスはドナにせっつかれ育児に口出ししないよう伝えようとするが、それに先んじてボーデンは自身が余命4ヶ月の末期がんであることを告げる。
ケーシーの家を出たドーソンはシルヴィーの家で暮らし始める。
クルースがシルヴィーにご執心な様をみたドーソンは苦笑い。オルロフスキーやケーシーのことで元気がないドーソンをシルヴィーは暖かく迎え入れる。
ミルズとシルヴィーは救護任務で病院を訪れるが、そこに例のDVを受けていた女性が運び込まれてくる。ミルズは予期していた最悪の事態に遭遇し憤る。
例の家にやってきたミルズは独りで家の中へ押し入る。問答無用で夫に殴りかかり「今度同じことをしたらお前を殺す」と脅すミルズ。
シルヴィーはミルズの無謀な行動を咎め、カウンセリングを受けるべきだと叱責するがミルズには彼女の言葉は響いていない様子で。。。
オルロフスキーは難を脱し意識を回復する。ハーマンは自分の息子が参加するホッケーチームの監督に牧師を迎え景気付けすることに。さらにチームの子供達を引き連れて、一人寂しく暮らしていた牧師の家の改装を行うことを思いつく。
シカゴ署のアトウォーターは火事の件で怪しい人物の存在を明かすが、事件と断定されていない以上シカゴ書は正式に手を出せない。
セブライドとドーソンはアトウォーターからの情報を元に調査をすすめ他の地区でも似たような不審火事件が起きていることを突き止める。火事の現場を入念に調べた結果セブライドは、細工されたマッチの燃えカスを発見。シェイの死んだ事件が放火であったという確信を得る。