【海外ドラマ】タイムレス TIMELESS 第11話「殺人ホテルを抜け出せ!」レビュー

タイムレス TIMELESS 第11話

CSチャンネル・AXNで新作海外ドラマ タイムレス TIMELESS 第11話 「殺人ホテルを抜け出せ!」が放送されたのでさっそくレビューしてみたいとおもいます。フリンに連れ去られてしまったルーシー、彼らを追いかけるワイアットがやってきたのは…。

ちなみに前回のレビューはコチラ。

【海外ドラマ】タイムレス TIMELESS 第10話「独立戦争とリッテンハウス」レビュー

タイムレス TIMELESS 第11話 「殺人ホテルを抜け出せ!」あらすじ

原題は “The World’s Columbian Exposition”

1780年でフリンに連れ去られてしまったルーシー。
ワイアットとルーファスは現代に戻ってくると、すぐさまフリンの後を追いかけようとする。

ラスベガスで入手した「核」(第3話参照)をタイムマシンの燃料にしているフリンは何度も連続したタイムトラベルを可能にしていたが、メイソンインダストリーズの母船にはその技術がなかった。
ルーシーがどこかべつの時間に連れ去られてしまったことを感知しつつも、エネルギーが充填されるまで追いかけることすら出来ない。憤るワイアット。

コナーは、ルーファスが命令に逆らいまたも盗聴をしなかったことに困惑する。
もはやリッテンハウスに目をつけられてしまったと懸念したコナーはルーファスを海外に逃がそうと考えるが、ルーファスは「ルーシーを取り返すまで逃げない」と意志を固めていた。

そのころフリンはルーシーに計画を邪魔されたことに憤りを感じていた。
ルーシーが残した日記によればふたりは協力して大義を成し遂げるはずだったのに何故…別の時代に飛んで未来が変わったかを確認するフリンだが、歴史は一向に変化していなかった。リッテンハウス本人が死んでも結局誰かがその意志をついでしまったらしい。

フリンは取り逃がしたリッテンハウスの息子・ジョンや残りのリッテンハウスメンバーをことごとく皆殺しにする計画にシフトする。

フリンはルーシーを連れて1893年のシカゴにやってきて、シカゴ万国博覧会に参加しているリッテンハウスメンバー「ヘンリー・フォード」を始末しようと企む。

タイムレス TIMELESS 第11話

フリンたちの移動から4時間後、ワイアットとルーファスは遅れて1893年のシカゴへと飛ぶ。

現地でフリンの部下を発見したふたりは彼の後を追ってとあるホテルへと足を踏み入れる。しかし、これはフリンの部下がわざと彼らをホテルに誘い出すための罠だった。。。
H・H・ホームズという人物が支配人をつとめるそのホテルの別名は「殺人ホテル」。ホームズが200人以上の泊り客を猟奇的に惨殺したことで知られる歴史的な大量殺人の現場だったのだ。

フリンはルーシーが計画に協力しないことをみこし、ワイアットとルーファスを罠にはめ人質にしようと考えたのだった。

タイムレス TIMELESS 第11話

ふたりを見殺しに出来ないルーシーは、フリンの要求をのみ彼をヘンリー・フォードの部屋に侵入させる手立てを考える。

ルーシーが考えついたのは当時まだ無名のマジシャンであったハリー・フーディーニ、のちの「脱出」として有名になる男を利用することだった。
彼のマジックショー観客としてやってきたルーシーはフーディーニに取り入り彼をフリンの元へ。
フリンはフーディー二の脱出芸を評価し、彼の「鍵開け」の技術でヘンリー・フォードの部屋に侵入を試みる。

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フーディーニはしぶしぶフリンに従うことになるが、銃を向けられても落ち着いた様子のフーディーニ。
ルーシーがそのことに触れるとフーディーニは「恐怖は実際に怒っていることではなく、ただの反応。」と話し冷静になってその状況を抜け出すことを考えることが重要、だと説く。

フリンとフーディーニはヘンリー・フォードの部屋に忍び込み爆弾を設置しようとするが、予定に反してヘンリー・フォード本人と密会相手のJPモルガン、エジソンの3人がやってきていしまう。
フリンは予定を変更してその場で3人を撃ち殺そうと銃に手を伸ばすが、フーディーニは自慢の早業で彼のポケットから銃を抜き取り、フリンの腕を手錠で繋いでしまう。
フーディーニは暗殺を阻止した上にフリンをのこしてその場を去ってしまう。

フーディーニはルーシーを助けたあとそのまま何事もなくさろうとするのだが、ルーシーは彼を呼び止めワイアット達を助けることにも協力させようとする。

フリンは警察に連行されそうになるが、しぶとくも銃を奪って抵抗しルーシーたちのあとを追う。

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そのころワイアットとルーファスは件のホテルの中を検めルーシーを探していた。
フリンは泊り客の女性に聞き込みをするいっぽう、ルーファスは別の部屋の暖炉から火に焼べられたらしい人骨を発見する。
すると両名の部屋の扉の鍵が締まり、通気口から怪しげなガスが噴射される。

ワイアットは逃げ出そうと必死に抵抗するが、その甲斐虚しくワイアットは気絶してしまう。

タイムレス TIMELESS 第11話

ワイアットが目を覚ますとルーファスやほかの泊り客ジョージとヘイデンを含めた4人が、分厚いレンガで密閉された部屋に監禁されていた。

建築技師の女性(史実上初の女性建築家 ソフィア・ヘイデン)はこんな部屋がホテルの中に作られていることに疑念を抱き、ワイアットがそれに答えを出す。
「何者かが人を捕らえるためにこの部屋や仕掛けを用意し、捉えた人をなぶって楽しんでいるのだろう」と。「快楽殺人」や「殺人鬼」という概念がまだなかったこの時代、ふたりの泊り客は「そんな人いるの?」と驚く。ワイアットはようやくフリンにはめられたことを悟る。

ワイアットはなんとか扉をこじ開けようとするがうまく行かず、部屋の酸素は減る一方。一同は次第に死を覚悟し絶望し始める。

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ルーシーとフーディーニはホテルにやってくる。
大量殺人の話を聞かされたフーディーニは警戒を怠らないが、ホームズもまたおかしな客が迷い込んできたことに気づいていた。

ヘイデンは部屋のレンガが劣化していることに気づき、ワイアットはそれを壊して外に声を届けようと叫ぶ。
ルーシーは通気口の奥から聞こえるワイアットの声に気づく。助けに行きたくとも閉所恐怖症のルーシーは通気口に見を投じることを躊躇するが、フーディーニが優しく手を差延べふたりでその奥へ。

フーディーニはいとも簡単に部屋の鍵をひらきみんなを解放することに成功する。

タイムレス TIMELESS 第11話

ワイアットは殺人鬼のホームズを放ってはおけないと息巻き、ホテルの従業員にホームズの部屋まで案内させる。
ルーシーはふとホテルの壁に目をやるとオーナーであるホームズの写真が飾られていることに気づく、その写真には…一緒に監禁されていたジョージの顔が映し出されていた。

直後、ルーシーの背後にジョージが現れまたしてもルーシーは連れ去られてしまう。

タイムレス TIMELESS 第11話 タイムレス TIMELESS 第11話

暗くて狭い部屋に監禁されたルーシーはパニックを起こしかける。
ジョージ(ホームズ)もまた、自身の殺人がバレることを危惧して動揺していた。

ルーシーはフーディーニの「恐怖は存在しない」という言葉を思い出し、平静を取り戻す。
史実に長けたルーシーは、記録に残されたホームズのパーソナリティを逆手にとって彼の本性をペラペラと語りだし更なる動揺を誘う。彼が心霊現象を信じていることを知っていたルーシーは、自ら霊能者だと名乗り時間をかせぐ。

その甲斐あってワイアットとルーファスは監禁場所を見つけ出しルーシーを助け出す。
ワイアットはホームズに銃を向けると、彼は「自分の殺人のすべてを自白し遺族に遺体の場所を教える」と交渉を持ちかける。ワイアットはそれを信じかけるが、ルーシーの知る史実ではホームズはウソの証言を新聞社に売り込み金を得るらしかった。

それをしったワイアットはその場でホームズを撃ち殺してしまう。

 

3人は無事に未来に帰還する。

ルーファスは盗聴器に自らメッセージを残し、命令にしたがわないことを宣戦布告する。
コナーは彼の選んだ選択を危惧するが、ルーファスはコナー自身もリッテンハウスに従うことを辞めるべきだ、と諭す。

帰り支度をしていたワイアットの元にはフリンから電話がかかってくる。
フリンは、ベネディクト・アーノルドを殺すことに手を貸したら(第10話参照)ワイアットの妻を殺した犯人を教える、と言った約束を守る、と語り犯人の名前をワイアットに告げる。

自分が存在している時間にはタイムトラベルできないため、犯人を殺しに過去に行くことはできないが犯人の両親を消してしまえば、妻が亡くなる原因を消すことができる、と語りだす。

ルーシーの協力を得られなかったフリンは、どうやら今度はワイアットに協力させようという魂胆らしいのだが。。。

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