CSチャンネル・AXNで海外ドラマ・ マーベル レギオン 第8話 「第二次覚醒」が放送されたのでレビューしてみます。ついに迎えたシーズン1最終回。取り囲まれたデヴィッドとサマーランドの運命やいかに。。。
前回のレビューはコチラ。
マーベル レギオン 第8話 「第二次覚醒」あらすじ
原題は “Chapter 8”
お話は第1話で尋問官・クラークが大火傷を負ったところまでさかのぼる。
サマーランドがディヴィジョンを急襲しデヴィッドを解放した際、彼の尋問を担当していたクラークは全身に大火傷を負った。
なんとか一命をとりとめたクラークが目覚めると、彼のパートナーであるダニエルとふたりの間に迎えられた養子の少年は喜ぶ。
顔の半分が焼けただれた姿になったクラークはショックを受ける。
退院後、クラークはぬけがらのような生活を送っていたがダニエルがそれを支えていた。
ディヴィジョンでの仕事に復帰することになったクラークは、事務職としての復帰を言い渡される。
が、自分を醜い姿にしたデヴィッドへの復讐を誓い、事務職の傍ら彼を追い詰める任を担う。
その復讐心を胸に、クラークは再びサマーランドとデヴィッドを追い詰めるに至る。。。
「デヴィッド以外は全員殺せ」と指示を出すクラークだが、デヴィッドはサイキックを使い傭兵たちを弾き飛ばす。
傭兵たちは、磁石のように一箇所に吸い付けられるように拘束されてしまう。
銃を取り出すプトノミーを制止し、クラークとの会話の機会を設けるデヴィッド。
予想外の展開に焦るクラーク。
だが、彼の右目にはカメラが仕込まれており、ディヴィジョン本部の面々がサマーランドでの出来事をリアルタイムで監視していた。
幻覚から覚め、チカラを手にしたデヴィッドだったが、自分自身を「病気じゃない」と思い込むことは危険だと痛感していた。
サマーランドの面々に「君のチカラは病気じゃない」と諭されその口車に乗った挙句、レニーに体を支配されかけたからだ。
デヴィッドは自分自身を取り戻すことよりも、手に入れたチカラを他人のために使おうと考え始めていた。が、その話を聴いたシドは「自身に対して消極的」なデヴィッドを案じる。
サマーランドの一室に監禁されたクラーク。
デヴィッドは直接会話することを望み、彼らとの戦いを集結させるいとぐちをつかみたい様子。
しかし、プトノミーは「殺すべき」と訴え、メラニーは「テレパスで心を読め」と訴える。ケリー(おじさん)は「そんなことより頭の中の寄生虫を先になんとかすべきだ」と口々に自身の提案を投げかける。
ケリーの作った装置は急ごしらえ、そうそう長くレニーを隔離してはおけないらしい。
一刻も早くレニーこと「シャドウキング」を排除しないと、デヴィッドは再びレニーに乗っ取られてしまうらしいのだが。。。
ケリー(おじさん)はクラークに飲水をもってくる。
手渡ししようとすると、ケリー(女の子)はとっさに危険を察知し、テーブルの上に置いて渡すように指示する。
ケリー(おじさん)はケリー(女の子)と体を同化させ、エネルギーの補填をしようと促すが、未だ怒りが収まらないケリー(女の子)はそれを拒む。
ケリー(おじさん)はアストラル界で彼女を独りにしたことを謝罪すしようとするが、彼女は聞き入れることなく彼を突っぱねてしまう。
水を飲みながら、二人の痴話喧嘩にクチを挟むクラーク。
メラニーはオリバーが自分のことを覚えていないことに、未だにショックを受けていた。
彼の記憶を取り戻させようとオリバーを食事に誘うメラニー。
尋問室にやってきたメラニーは、クラークをこんな姿にしてしまったことに謝罪をする。
が、クラークはそれを受け入れるでもなく、いずれディヴィジョンがサマーランドを制圧すると強気の姿勢。
しかしメラニーは、ディヴィジョンが唯一危惧していた「デヴィッドの覚醒」が既に済んだことを明かす。
デヴィッドはサマーランドの庭で瞑想していた。
空中浮遊の能力まで体得したデヴィッドに驚くクラーク。デヴィッドは「戦争は終わりだ」とクラークに告げる。
ケリーはデヴィッドのなかからレニーを駆除しようと試みる。
クラークはその様子を眺めつつ「ディヴィジョンから迎えが来る」と語る。
するとデヴィッドはクラークに対し「怖がる必要はない」と何度も繰り返しささやく。その言葉をしつこく繰り返され怪訝なクラーク。
シドはサマーランドの能力者達を「放っておいて欲しい」と話すが、クラークひいてはディヴィジョンにその意思はない。
次の瞬間、シドは幻覚の白い部屋に飛ばされる。
隔離されていたはずのレニーが現れ、シドに語りかける。
自身の能力でデヴィッドと体が入れ替わったことのあるシドは、デヴィッドと精神的な繋がりをもっていた。そのためデヴィッドの精神に巣食うレニーもまたシドの精神に干渉することができるようになっていた。
装置のせいでレニーはデヴィッドとコンタクトがとれないが、シドとなら話せる、と現れたのだ。
レニーは「デヴィッドの中から出ていくから手伝え」とシドに要求するが、シドにその気はなく、レニーを完全に抹消してしまおうと考えていた。
しかしデヴィッドの精神と深く混じり合ったレニーを取り出すのは至難の業。デヴィッドを無傷でレニーと分離するには彼女の意思なしには不可能だと諭される。
デヴィッドを想うシドはレニーの提案を受け入れてしまう。
ディヴィジョンとの直接の対話を望むデヴィッドだが、クラークはそれを拒み続ける。
会話の最中、デヴィッドは急に意識を失う。
驚いたシドが辺りを見回すとガラスに写り込んだレニーがにやけて手を降っていた。
レニーの提案を実行すべきと考えたシドは口を開く。
メラニーはシャドウキングが寄生していることをクラークには黙っていたかったのだが、シドがそれを明かしてしまう。
クラークの目を通してディヴィジョン本部にもそれが伝わる。
シドはクラーク(もしくはディヴィジョン?)に「レニー分離」のための協力を打診するが、クラークはそれに答えず去り、メラニーはデヴィッドを医務室へと運ぶ。
ケリーとオリバーが調査をすすめるなか、デヴィッドは目を覚ます。
気を失っている間に、体を拘束されたことに憤慨するデヴィッド。レニーが外に出ようともがいていると訴える。
オリバーとケリーは開発した装置をつかって、デヴィッドの中にいるレニーだけを攻撃し取り除こうと考える。
装置が起動するとデヴィッドのあらゆる記憶がフィードバックし、記憶の中から「黄色い眼の悪魔」だけが姿を消し去られていく。
オリバーの読み通りデヴィッドのなかからシャドウキングの痕跡は消え始めるが、いっぽうでシドはレニーの言い残した「デヴィッドを殺さずに出ていくかはレニー次第だ」という言葉が気がかりでいた。
直後不安は的中する。シャドウキングが装置のチカラに対抗してきたのだ。。。
デヴィッドは記憶の中で再びレニーと対峙する。
デヴィッドはレニーが排除されると確信したのか「ずっと一緒にいたのに、お前がいなくなったらどんな感じだろうな」と笑ってみせる。しかし、レニーは「俺は出ていかない」と告げ最後の抵抗にでる。
デヴィッドが苦しみだし、装置が異常を検知する。
モニターにはシャドウキングの姿がハッキリと映し出され、クラークもそれを目撃する。
苦しむデヴィッドを見かねたシドはケリーの制止を振り切り、装置の中へ、デッヴィドにキスする。
能力でふたたび中身が入れ替わったシドとデヴィッド。シドの中にはレニーが入り込む。さらにシドの体を使ってレニーは駆けつけたケリー(女の子)の体と入れ替わる。
プトノミーの銃撃を華麗にかわし、部屋の外へ。
駆け寄るメラニーに銃のパントマイムを向けるとメラニーはその場に倒れてしまう。
ケリーを仕留めようとするクラークだが返り討ちにされてしまう。
デヴィッドの体に入ったシドはケリーと対峙、お互いのチカラを放出しながら衝突する。
オリバーは装置の出力をあげようと電力の制御をいじっていたが、そこで唐突にメラニーの名前を思い出す。
衝突の衝撃でケリーの体からはじき出されたシャドウキングだが、運悪くオリバーがそこに現れ、その勢いのままシャドウキングがオリバーの体にぶつかる。
扉の向こう側へ弾き飛ばされたオリバーだが、しばらくするとオリバーは何事もなかったのような素振りで、身なりを整え、サマーランドの外へ出る。歌を歌いながら車に乗り込み何処かへと消えてしまう。。。
しばらくして気がついたデヴィッド。
シドの能力が解除されたのか、体はもとに戻っていた。ケリーとクラークも無事。
デヴィッドはクラークに「俺達は協力すべきだ」と諭し、身をもって危険を体感したクラークも「上に相談してみる」と告げる。
シド、プトノミー、ケリー(おじさん)、メラニーもなんとか無事。
デヴィッドの中からはレニーは消え去っていた。しかしケリー(おじさん)は「シャドウキングは宿主がいなくては外に出られないはず…」と不思議がる。
そのころ、車を走らせるオリバーの助手席には…レニーの姿が。。。
能力で、オリバーが南に向かったことを感じ取るデヴィッド。
レニーが消えたことでどこか表情は晴れやかだが、そこに浮遊するナゾの球体が現れる。
「ケリーの発明品か?」と笑うデヴィッドだが、次の瞬間、デヴィッドの体はその球体に吸い込まれてしまう。隣りにいたシドもびっくり。
デヴィッドは助けを叫ぶのだが、彼を吸い込んだ球体はそのままどこかへと飛び去ってしまうのだった。。。